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[良い点]
ずるずる読みやすい文章でした。
[一言]
楽しいニオイがするんだけども悲惨続き(次は何がくるかと期待してしまう始末)でそのひとつひとつに×をつけてくのだからしょっぱいです。がいい時がないわけじゃあない、それを失ったことが最大の悲惨なんではないか、どうすればいいとかじゃなくてどんだけダメになっちゃってるか、地獄の苦しみというべきものの痛さ苦しさがどんなものか、ならたいへん興味深いし、しょっぱいほどいいお話です。ひどい仕打ちより抵抗してないのがひどい。誰のせいって主人公の、高い代償を払って移住という失敗をしたこの人がダメだ、こういう息子らになってしまったのも失敗で、結果子供らまで失敗して死んだ。なにもかもダメ男でも多分、自分一人のためだったらしなかったんじゃないかと考えます(今はされてませんね)。好きな人がいたから決断したし苦労も続けた。もしいなくならなかったら。
貧しくても全然違っていたのだろう。片方を失っても目指し続けた未来は悲惨で、比翼の翼を一時でも得た幸福は……壮絶です、苦しみは輝く光や焔で、人の手にするには許されないほど大きいのかも。いる?ってきかれたら。何も考えず手を出して愚かということはないと思います。
  • 投稿者: misen
  • 2016年 10月23日 15時11分
misenさま。
お読みいただきありがとうございます。

救いがこれっぽっちもないお話で、なろうでは需要がないかなあ、と思ったお話です。主人公はよい暮らし、平和な暮らし、白い崖で血反吐を吐いたり、散弾銃でハラワタを吹き飛ばされたりしない暮らしを求め、その結果がこれ。
どんなときも生きていれば希望があるという考え方ができなくなるまで打ちのめされた人間の先に何があるのか。
まだ書ききれていないテーマでもあります。
  • 実茂 譲
  • 2016年 10月23日 15時39分
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