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[一言]
面白かったです。聖書は基本的に三人称の視点で語られますが、これを登場人物の視点に置き換えてみたとき、新しい物語として生まれ変わる可能性があるということが分かりました。単純にストーリーだけ追うとけっこう下世話な話ですがww、ヒッタイト人ウリヤやダビデ王の行動の裏側にどんな思いが隠されていたのか、とか思いをめぐらせるのもけっこう面白いです。エリアムの娘とのあいだに生まれるのが、のちのソロモン王でしたっけ(汗)ヒラリィの筆致は、詩的でスケールが大きいので、なんか映画のワンシーンを見ているように感じます。物見櫓から見上げるラバの城壁とそのさきに広がる星空を想像していると、ついマーラーの交響曲「大地の歌」なんかが頭に思い浮かんできたりします。
今度はぜひ新約聖書の福音書にある「ヨハネの死」を書いてください。一番好きな話なんで^^
でわでわ
りっきさん。早速お読みくださいまして、ありがとうございます。

聖書は起きた事を記述している場面が多い反面心象はあっさり目なので、人物の解釈がいかようにできるところが、昔から小説の題材にし易かったのかなと思います。
今回取り上げたヨアブは、自分の判断に従いながらも、神への信仰と王への信頼は彼なりゆるぎなくあるという人物でした。現代の神なき合理主義と違う、信仰を持ちながらの現実主義者(その判断の是非はともかく)とは?と思いながら書いた次第です。
参加した夏祭りの文字制限でヨアブと王の心理以外は単純にしましたが、いろいろ設定しがいのあるエピソードですね。
新約の「ヨハネの死」というと、もうワイルドのアレが有名すぎて、どう突っ込んだものか見当がつきません。、難しい。
聖書ネタのお話は、これからも書こうと思っていますので、その節はまた、よろしくお願いします。

いつも本当に、ありがとうございます。
  • 平 啓
  • 2015年 12月15日 14時14分
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