感想一覧

[良い点]
　全てが大きく見えていた幼い頃。子供心に感じたまま描かれているので、風景をイメージしやすく、一緒に不思議な体験をしているようでした。
　『ないしょ』を追って不思議な空間に入り込んだ時も、子供ながらの好奇心が勝っていたのでしょうね。未知の存在である『ないしょ』とコミュニケーションを試みている様子は、無邪気さもあり可愛らしいです。
　遅まきながら沸き起こる恐怖心。たった一人で知らない場所で、追いかけられる恐怖が伝わってきます。
　砂地に何を根付かせようとしていたのか、彼らのその後も気になりますね。
　不思議な物語をありがとうございました。今後の創作活動を応援しております。

[一言]
感想失礼します！

夢中で読みました。
どこか暗示的でーーけど、もしかしたら、それは無為の類似なのかもしれなくて。

はじめはカワイイかも？と思った「ないしょ」が、次にはちょっと怖く思えて…、けど結局は、なんだかかわいく見えて。

朗読で聴けたら素敵だなぁと思って、口に出して読んでみましたが（笑!?）、案の定、言葉のテンポ、リズムもとっても素敵でした～(*>ω<*)

まさに冬に読みたい童話で、読み終えた今の気分は…「ないしょ」ですw

[良い点]
ないしょ、何やら可愛さと奇妙さが共存する物体。
過去の記憶と現在の景色との繋がりが、ただの思い出話ではなく時間の広がりも感じさせてくれました。
語り部が大人になった主人公なので、無邪気な幼さと大人びた淡白さがやっぱり不思議な感覚で面白かったです！

あとがきも含めてひとつの作品ですね。
[一言]
ないしょが植林するシーンは、
・木の枝の根本にしみこむ→根元に
・木の枝で気が育つ→木が育つ
ですかね。