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[一言]
チコが自分の正体に気づいたシーンから先、ずっと涙が止まりませんでした。自殺という最も不幸な形で大切な人を失った時、魂は本当に核を失ってからっぽになってしまうのだと思います。

温かい優しい場所で決められた仕事を繰り返すよりも、傷ついても怖くても、番の魂と一緒にもう一度人間として生きることを選んだチコが、とても勇ましく誠実に思えました。

神様はみんなに優しく、チコだけが特別ではなかったと言いますが、本当はチコも含めて、一人一人がみんな特別だったのかなと、別れのシーンで思いました。

久しぶりにmaruisuさんの作品が読めて嬉しかったです。
  • 投稿者: れみ
  • 2015年 12月25日 08時51分
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