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冬の闇に昭和の夢は弾ける

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[良い点]
実際に70年代に存在したかのように仔細に描かれる特撮モノの内容と一方それを隠蓑にした犯罪が行われる現実の交錯に独自の魅力が詰まった作品だったと思います。
冒頭のメールの送主が沙希で彼女の性別が判明したときに恋愛フラグを感じることもできたのでしょうが、凪原の変わりように戸惑い状況がどうなっているか気になっていたので、最後になってそういうことかと納得しました。
沙希と雄偉がどうなるのかや真坂と凪原がどうなったのか気になりますね。
雄偉に感情移入していたので最初は凪原が彼に近付いた理由に驚きましたが彼女のその度胸強さにはかっこよさも感じます。
今後の活動を応援しております。
管理
ご感想ありがとうございました。ご覧いただけて光栄です。
70年代のアニメや特撮へのノスタルジーはもちろんのこと、モテない少年の甘い夢がパチンと弾けて消えるときの、あの切なさを冬の闇に託して書いた作品です。
高校生にはかなり厳しい自腹を切らされた真坂への、恋女房のような厳しさをと優しさに満ちた凪原あきらの許しは、私のにとって女性への理想のひとつです。読者が雄偉の立場から、真坂を羨んでくれたら幸いです。
沙希は……もう少し出番があってもよかったかもしれません。もう少し恐ろしい、しかしどこか無理をして突っ張った感じのボスにできなかったかと自分でも思います。
それにしても、女の子って、怖いですね。可愛くて、頭が切れる娘は特に。
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