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[良い点]
最後の最後までこの世界の人々との考え方のズレが感じられて、表面的には「優しい世界」であるこの世界の歪みをいい感じに気持ち悪く表現されていて面白かったです。
[一言]
辛かったら逃げてもいい。
何もかも全部投げ捨ててもいい。
[良い点]
全体的に精神性、思ってることに対する掘り下げや、リューリュの前世とは決定的に違う世界なんだという展開が非常に素晴らしいなと思いました。姫さまの変化が彩り豊かに描かれていたり、その一方で主人公のリューリュはある意味変わらずに自分を貫いていたりといった対比もすごい上手いなと思いました。リューリュが最後の方でとんでもないことをした辺りからは、もう汗かきながら呼吸も荒くしてしまうほど熱中して読んでいました。
リューリュは多分現代っ子なんでしょうね自分をすごくしようと思わないタイプで穏やかに過ごせればいい、逆に自分の大切なものは絶対に失いたくないと考える人間。徹底的にその性質が変わらぬよう描写されていて、なんと言えば言えば良いのか分かりませんが、この作品を読んでいると得も言われぬ高揚感や焦燥感、喪失感と言ったさまざまな感情が溢れてきました。
本当に大好きな作品です。ありがとうございました。
[気になる点]
•他の人も言っていましたが、最後姉がミーナをリューリュと言い間違えてるのはわざとですか?
•あとリューリュの世界の人たちは正しいことや善い人間であることにちょっと今この世界にいる人間(日本に住んでる人たちとか)には理解できないほど積極的なんでしょうね。たぶん姫があの劇を理解できてしまった、熱中してしまったのはリューリュの世界の人間と接したことでその正しさや、善い人間であることがうつってしまったのではないかなと思います。悪いことではないはずなんですけどね、なんか悲しさというかリューリュとは住む世界が違ったということが現れてたと思います。
[一言]
リューリュが普通ではない方法でリューリュにとって善い世界ではない世界に反抗して、自堕落でいられる人生を歩もうとし、それが成功したことに何か爽快感を感じました。正直私はリューリュを理解できません。ですが私はリューリュが好きです。自らの気持ちに正直になり、勇気を持って世界という歯車に立ち向かった姿はカッコよさを感じてしまいました。私はこの作品が本当に大好きです。とても面白く読むことが出来ました。ありがとうございました。
  • 投稿者: Like
  • 2020年 04月28日 20時28分
[良い点]
一貫した主人公の性格
[一言]
よい小説に巡り会えました
あんこもちさんが今書書かれている長編も読んでみたいと思います
  • 投稿者: Naito
  • 2018年 02月10日 21時38分
[一言]
最後に主人公がミーナではなくリューリュと呼ばれてるのは故意なのかな?
  • 投稿者: Mio
  • 2016年 03月17日 12時12分
[一言]
非常に面白い小説でした。主人公の社会不適合ぶりが一貫していたこと、最後までそれを突き通したことが物悲しくも痛快で、複雑な気分です。
また、親友である姫が”成長”した傍らで主人公が社会に適合できないまま苦しんでいるという対比は最高の百合だと感じました。
こちらのサイトではめずらしく、何度も読み返したくなる小説です。これから他の短編を読ませていただきますが、また長編をかかれることがあればぜひ読ませていただきたいと思います。
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