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[良い点]
 先に「ワールドエンド・レメゲトン 2」を拝読していたので、遡ってコチラの作品を……いや~、最初から最後までノンストップで面白いって凄いです。息を詰めるような思いでページを捲ってしまいました。

 なるほど、フルーエティにはこんな過去が……。

 ダークファンタジーであるにもかかわらず、不思議な涼やかさがあって、読後感が凄く良かったです。素晴らしい作品をありがとうございました!
[一言]
 読みながら、フルーエティが悪魔というのがどうにも引っ掛かって……。むしろ、唯一神によって「悪魔」のカテゴリーに入れられてしまった旧世界の神々なんじゃないのかな~とか思っていました。
 なので最後に明かされた、その正体にとても納得してしまいました。
こちらにまでご感想をありがとうございます(^^)

ダークファンタジーということでああいう結末になりましたが、少しでも楽しんで頂けたのなら幸いです。
フルーエティは悪魔にしてはちょっとズレていますので、その引っかかりは正しいです(笑)
配下の悪魔たちもちょっと感化されつつあるような……

そんなわけで、2で登場した頃のフルーエティは結構傷心です(笑)
人間嫌いになってしまいましたが、嫌いと言いながら結局同じことしてるんですけどね|д゜)

ではでは、1にまでお付き合いありがとうございました!!
(ここで書くのもあれですが、魔女さんと黒猫ちゃんがすごく可愛いです(^^♪)
[一言]
完結おめでとうございます!

天と悪魔と堕天と人と。
とても読みごたえがありました!

ヴァルビュートとフルーエティのスタンスは似ているなと……
試し、力を振い、無力感を知る。
プトレマイアの予想と違う反応をしたヴァルビュートはとフルーエティの気持ちがよくわかっている感じがしました。
リュディガーとルイーズの母親にもルイーズのことにも素っ気ない彼は、しかし、プトレマイアほど単純でもない。
ヴァルビュートは悪魔のことはもちろん、天のことも知り尽くしての悪魔なんだろうな。
最後にヴァルビュートの許可を得てフルーエティの取った行動には納得がいってしまいました。こんな世界はいらない……創造主のような立ち位置。そこで唯一価値があったのは人を恨まないリュディガーのみ……天のようです。

天、人、悪魔、それぞれが鮮やかに連なったお話、楽しかったです。
ありがとうございました。
新作もまた楽しみにしていますね!


 ありがとうございます(^^)

 人も悪魔も、みんな力があっても思うような未来が手に入るとは限りませんね。心は厄介なものです。

 ヴァルビュートは永い時を生きるので、人間の命なんて流れ星程度の瞬間という感覚ですので、いちいち固執しないという……。
 フルーエティも大事なものを失ってあの行動ですから、天もまた人に対して愛情深いからこそ、少しの傷が赦せなくもなるのかも知れませんね。
 愛憎って怖いですねぇ(うん?)

 こちらも最後までお付き合い頂いてありがとうございました!
 新作もがんばります!!
[一言]
完結、おめでとうございます!

格調高く荘厳な文章の物語、堪能させていただきました!
構成も、お見事、と思います。
《悪魔》に関して未知の私ですが、凄く興味深く読むことができました。反対にーー
《悪魔》に造詣の深い御方も、初心者とはまた違った意味で読み耽ったと思います。
それこそ、この作品に注力した五十鈴様のオリジナリティの凄さだと思います。

私は特に《堕天》という存在について深く考えさせられました。そして、その謎(回答?)を鮮明に終幕で得られた思いです。
最初、悪魔とは人間臭いモノだと思ったのですが、これも《堕天》というキィワード(←勝手につけるな?)で溶けた!
フルーエティの胸にあるのは希望。むしろリュディガーのほうがハナから諦観し虚無を抱いている。
きっと、と私は思います。フルーエティはこれからも幾度も絶望するのだろうな、と。絶望を繰り返すのだろうな、と。
何故なら、希望を抱いているから!
何故なら堕天使だから……!
(※例によって個人の感想です。)(^_^)v

素晴らしい物語をありがとうございました!


  • 投稿者: sanpo
  • 2016年 10月01日 10時57分
 ご感想をありがとうございます(^^)

 ダークファンタジーは新たなチャレンジと思って書き始めてみたのですが、案外楽しかったです(え?)
 構成、大丈夫でした?
 オチがバレバレかなと思いながらドキドキしてました(笑)
 悪魔に造詣の深い方には色々とスイマセンですが(汗)

 そう、リュディガーはほっとくと呆気なく死んでしまうくらい破棄のない子だったので、これはいけないと(え?)
 エティ以外の悪魔は淡白になっております。プーさん(嫌な略だな)辺りが標準です。

 では、最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!
 そちらも新作がんばって下さいね!
[良い点]
ここからどうやってタイトルにつながる展開になるのかと思ったら……!!

*ネタバレ注意







苦悩しながらも人の世を救った彼と、苦悩の果てに滅ぼすことに決めた彼との対比が悲しくも美しくて印象的でした。
滅ぼした人間の中には亡き人が大切にしていた人々がたくさんいて……だけど、亡き人の大切な人々を尊重できるのもまたその人が在ったがゆえ。

「大事な人が殺されて、それでも怒らないと思ったか? 私は聖人じゃない」

彼もまた亡き人同様に聖人ではなく、だけど人よりももっと情深かったのかもしれません。亡き人を殺したのは、直接手を下したわけではなく、その意図すらなかったとしても、まぎれもなく彼らですものね。

けれど一つの大陸が滅んだあと、人間たちは「悪魔には血も涙もない」と言い続けるのでしょう。

ダークファンタジーらしい、切ない美しさを楽しませていただきました。
完結おめでとうございます!!

  • 投稿者: 結城 
  • 2016年 09月29日 22時44分
 ご感想をありがとうございます(^^)

 結果だけ見ると目も当てられないオチですが、そう仰って頂けて嬉しいです。
 そう、リュディガーがすごく大切にしていた人や場所なのですが、当人のせいではないといえ、彼を忘れて幸せそうに日常を過ごしている姿にフルーエティは我慢できなかったんですね。
 リュディガーがどんな思いであの決断をしたのかを誰も知らないんですから。

 
>「大事な人が殺されて、それでも怒らないと思ったか? 私は聖人じゃない」
>「悪魔には血も涙もない」
 情がないから殺戮を好むのではなく、誰かを想う「情」が人を殺し、世界を滅ぼすという流れなんですね。情や執着がリュディガーを救った部分もありますが、悪い側面もあり、厄介です。
 と、そんな事情は他にはわかりませんから、「悪魔=悪しき者」ですね。
 フルーエティは悪魔らしい悪魔になったと言えるのかも。

 では、最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!
[一言]
完結お疲れ様でした。
いやー、この読み終わった後のモヤっと感。毎度のことながら、ダーク物って最後がもやもやする!w
あ、悪いのではありません。
プラスにしろマイナスにしろ、感情を動かせて貰えれば、個人的には満足であります。

しかしリュディガー、堕ちきれなかったか。チッ(←ぁ)
それに比べて、最後に悪魔の所業を見せてくれた彼に惚れ惚れ。心中を荒らしながら、その発露があの行動っていうのが素晴らしい。

それにしても、この殉死者数(強制的だけど)にデカ過ぎる墓。
エジプトのファラオや中国の皇帝も霞みますな!
  • 投稿者: 夕立
  • 2016年 09月29日 22時03分
 ご感想をありがとうございます(^^)

 こういうオチ、長編で一度やってみたかったんですよね(笑)
 毒にも薬にもならないのが一番駄目だと最近学んだところなので、そう仰って頂けて嬉しいです!

 一時くらいなら自暴自棄になれますが、人間の本質は三つ子の魂なんとやらかな、と。
 そんなわけで堕ちきれなかったのですが、それが結果としてもっと悪い方に転ぶという皮肉(え?)
 世界を滅ぼすのは誰か。結果として執行する者が変わったというだけですね。
 本当に、墓を建てられた当人は見ていたら卒倒します(おい)

 では、最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!
[良い点]
完結おめでとうございます!

素晴らしい世界でしたーToT
美しく暗い世界が超好みで、ドキドキしながらリュディガーを追いかけました。
とはいえ、私はエティさんが大好きです♡

最終話のエティさんがもー!うもー!
ちょっと思い出しただけでその心の美しさに鼻血が出そうです。
そうか、彼はそうだったんですね。だからあんなに美しいのですね!

話の途中で、人間は裏切るのに、悪魔は裏切らないというような
フレーズを読んで、すごい!と感心しました。
悪魔たちの忠誠心は、人間よりずっと確かなもので、信じられるのですから、
人間ってどんだけクズなんだと(泣)!
この辺りの話の進み方は絶品でした。

そして私的にはハッピーエンドです。
だって、こんなにリュディガーとエティさんが相思相愛(?)なんですから。
ああ、美しいです~。

感想を書くのが下手で言いたいことが伝わらなくて申し訳ないですが、素晴らしかったです!
ありがとうございました。
  • 投稿者: marron
  • 2016年 09月29日 20時45分
 ご感想をありがとうございます(^^)

 少しでも楽しんで頂けたのなら幸いです!
 エティの考え方は終章までリュディガー視線を通したものでしかなく、ぼかしぼかし最後に持って行きました。
 心が美しいと仰って頂いて、いいんだろうかと物陰に隠れそうです(笑)

 この悪魔の感覚はちょっと動物的だなと(え?)
 よい主だと感じたら、何があっても尽くしてくれるという。
 リュディガーが思う以上にフルーエティの忠誠が強かったが故の結末ですが、ハッピーエンドと仰って頂けて嬉しいです。

 下手だなんてとんでもないです(> <)
 とても励みになります。
 こちらこそお付き合い頂いてありがとうございました!!
  
[一言]
40まで読ませていただきました。
             ※ネタバレ注意です!!

悪魔と契約を結んで大きな力を得たとはいえ、それはリュディガーが望んだことではない……けど悪魔と契約するとはどういうことなのか、いつもそう思いながら読ませていただいています。

父親を助けられたというのはリュディガーにとって望みをかなえたということなのでしょうが、自分を助けたものが悪魔と契約した息子であったということは清廉で情に厚い父親にとってはつらいことだったんですね。
彼の愛情の示し方が印象的でした。
それを息子として受け入れるリュリガーに納得しながらも……確かに人は一つの軸だけで動いているわけではなかった!
リュリガーにはティルデというもう一つの軸がありました。
愛する人に愛されながらそれをあっけなく失うリュリガーが哀れであり、その後のリュリガーらしからぬ怒りに焦ります(だって33では既に復讐する相手のことを獲物と呼んでいるんですから)
このままどこまでも悪魔になってしまうのか……
だけど、悪魔のようにとは言ってみても、実際の悪魔たちの主、悪魔の中の悪魔フルーエティが命を奪う時のあっけなさ……人の方がよほど悪魔のようだと思ったところでハーフのお姉さま登場ですね。
善悪の価値観が吹っ飛び、心を読みながら、それをもてあそぶとは、こちらの方がよほど一般的なイメージの悪魔らしいです。

リュリガーの不幸の原因であり、強敵の出現、というところで、この先の展開が気になります!
お母様の存在感も大きいし。

また伺いますね。
更新頑張ってください!

 いつもご感想をありがとうございます(^^)

 神を信仰する人にとっては結構な負い目ではありますが、いざって時に救いがそれしかなければなかなかはね除けられないですよね。

 この父、何も知らないという立ち位置なもので……。
 しかし、情が厚いというのがポイントですね。
 大事だから、罪を肩代わりするつもりであったり、大事な人を奪われたから犯人を恨んだり。人と人との執着が誰かを殺す、そんなことにもなり得るわけで厄介ですよね。
 怒りを人に向けるのは苦手だった彼ですが、今後どう変わっていくのか、それともさほど変わらないのか(笑)


 姉、母、肉親に翻弄される彼ですが、ちゃんと自分で選んだ結末に向けてひた走ります。
 後少し、見守って頂けると幸いです。
 では、お付き合い頂きありがとうございました!
[一言]
*31まで

なんやかんやで甘い子が壊れた! と、ワクワクしてしまった私です(ヒトとしてはいけないんだろうけど)

普段大人しい人物ほど切れた時が恐ろしい。
はたしてリュディガーはこのまま感情に流されるのか、理性が踏ん張るのか。気になります。

しかも、この流れに乗って、タイトルの終末の魔道書?も出てくるのか。
ああ、暗い方向に妄想が広がってヤバい。

宗主国の思惑とか、気になる謎も満載中なので、続きを楽しみに待たせていただきます!
  • 投稿者: 夕立
  • 2016年 08月18日 22時22分
 いつもご感想をありがとうございます(^^)

 >(ヒトとしてはいけないんだろうけど)
 私も書いていて楽しいので同罪です(え?)
 彼が辿り着く場所を見届けて頂けると嬉しいです。

 ダークファンタジーのつもりなので、暗い方に妄想して頂けた方がいいのかもです(笑)
 残り、10話くらいなので引き続きがんばります(> <)

 では、ありがとうございました! 
[一言]
*30まで

*超ネタバレ注意



ティルデさん、可哀想でしたね。
何か起こるとは思ってましたが、まさかこういう形だとは。
もちろん、恐ろしい思いをし、苦しんだとも思うけど、最後の時に思ったのが、それだけであったのかどうかが気になります。

リュディガー君も少々壊れた感がありますが、無理もありませんよね。
父とのこと、母のことは乗り越えられるとしても、こちらはもう取り返しがつきません。
今後、悪魔に引けを取らぬほど残忍なことが出来るようになっていくのか、それともどこかで持ち直すのか。
フルーエティさんの望む先も気になります。
ドキドキしつつ、リュディガー君を見守っていこうと思います。

  • 投稿者: 結城 
  • 2016年 07月29日 21時03分
 いつもご感想をありがとうございます(^^)

 ヒロインですが、はいスミマセンな結果に……(汗)
 最後にはやっぱり愛に来てくれなかったリュディガーの気持ちを疑ったでしょうね。
 すれ違いのままになった二人です。

 ちょっとここから彼の考え方が少し変わります。
 リュディガーが最終的に何を望むのか、ですね。
 そしてその時、フルーエティはどうするのか。
 お付き合い頂けたら幸いです(ドキドキ)

 では、ありがとうございました!
[一言]
区切りが良さそうなので*20までで感想書かせていただきますね♪

ダークファンタジーではありますが、厳しい世界であるからこその優しさが光ってもいました。
その優しさも様々で、甘さからくる優しさ、厳しい優しさ、主にだけ向ける無邪気な優しさ、強がりからくる優しさ、偽物の優しさ、本当に多様で読んでいてうなります。

リュディガー君の最初の願いは叶いそうですが、まだ何かが起こりそうでドキドキです。
そもそも、宗主国の機嫌を損ねた原因は何なのか。もしかしたらと思うことも書かれてあって気になります。(深読みし過ぎかもですが)

ティルデさんは本当にお似合いです。幸せになって欲しいけれど、こちらもまだまだ油断できない気がしてドキドキです。

では、続きも楽しみにお待ちしていますね!!
  • 投稿者: 結城 
  • 2016年 05月21日 06時35分
こちらにまでご感想をありがとうございます(^^)

 私たちにしてもそうなのですが、例えば「鬼」といえば悪いイメージですよね。でも、何故悪いかまでは知らない。
 ここでいう悪魔もそういう風に何故、どう悪いのかを知らないままに幼いリュディガーは悪いものだという認識でいます。
 人の中にも悪はあり、悪と称されるものは本当に悪なのか。その中にある真実に彼が行き当たることはできるのかということで。

 めでたしめでたし、という流れなのに何か不安が残る。それを感じて頂けるように意識していますので、そう仰って頂けて嬉しいです。
 さあ、今後何が出るのでしょうか(え?)
 ティルデと父、大切なものをリュディガーは護れるのでしょうか。

 では、お付き合いいただきありがとうございました!
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