エピソード13の感想一覧

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[良い点]
昨日見つけて読み始めました。
なかなか見ないタイプの切り口で面白いです。
[一言]
あとがきで気にされていた作戦名ですが、
https://www.globalsecurity.org/military/library/report/1995/sieminsk.htm
で読める論文
『The Art of Naming Operations』(GREGORY C. SIEMINSKI著)
を見ると、アメリカの場合、旧陸軍省の戦争計画局が1942年に作戦名用に単語1万個をピックアップしたリストを作り(もともと英軍がそういうリストを作っていたのでそれに倣ったようです)、そこから適当に選んで使っていたようです。
単語の選択基準は、

・一般的な名詞もしくは形容詞
・作戦目標や目的地がバレないような物
・・固有名詞や地理的な用語、それに艦船名として使われている物は除外

とあります。ですので、微妙なところですが、フロンティアだと、地理的な用語、ではねられる気がします。
(こうして見るとMIだのFSだのといったそのまんまな略号を作戦名に使ってたどこかの海軍はわざわざバレるリスク上げてたダメダメ事例に思えますな)

当時はリストからどの単語を作戦名に使うかはほぼランダムだったようですが、チャーチルは要所では介入していたようです。
確かに、厳重に守られた最重要目標を爆撃に行く作戦は「石鹸の泡」と名付けるよりは「高潮」と名付けるべきだと思うし、総兵力数百万で初日だけで15万名を超える兵力の上陸が予定されている作戦名は「でっかいハンマー」よりは「大君主」の方がそれっぽいとは思います。


さて、米英だと言語が共通しているからいいいのですが、日米トゥーレはそれぞれことばが違うので、迷わないように何らかの統一手段が必要になると思います。
例えば今の台風の名前のように各国から単語を出してリストにして使うか、あるいは同じ意味になるような三カ国語のリストを作って運用しているのではないでしょうか。

例えば、
「啓」作戦だったらオペレーション「Enlightenment」とか、
「渾」作戦だったらオペレーション「Muddy」もしくは「Abundance」みたいな(トゥーレの魔法にはアクセスできないので、代わりにGoogle翻訳に放り込んでみました)。

感想ありがとうございます。

大変参考となる資料をありがとうございます。確かに事実を見ると作戦とは無関係な名前ばっかりですね。深く考えたこともなかったので参考となりました。ありがとうございます。
  • 大福
  • 2020年 05月29日 18時56分
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