感想一覧

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[一言]
 読みました。面白かったです。
 かなりSF寄りの童話、という印象でした。
 人間、幸福であればあるほど変化を恐れるのかもしれませんね。
 四角錐の中の世界は、成熟し、老いた世界。そんな印象です。
 また、最後に出てくる親子の子供のほうは、新しい、若い考え方を持っており、これから世界が発展、変化していくのだろうと見えました。それが良いか悪いかはさておき。
 人工太陽の老朽化に気がつかなかったり、外の人は外の人で寒さから逃れたい一心で肝心の建物を破壊してしまったり、そういうところがすごく人間らしいと感じました。
 なんだかよくわからない感想になってしまいました。とにかく世界観が面白くて、一気に読んでしまいました。ありがとうございました。
拙作を読んで下さり、ありがとうございます。
今SFに少しばかり傾倒しているので、何を書いてもSFになってしまいます(笑)

>人間、幸福であればあるほど変化を恐れるのかもしれませんね

幸福を失いたくないと思うのか、その幸福すら当たり前だと思い、失うことを考えていないのか……、とにかく建物の中の人々が、変化に弱いのは確かです。

世界観が面白いと言っていただけて光栄です。わたし自身、何が正しいのか、何が悪いのか、答えが出ないストーリーにしたために、読んで下さる方々にどのように受け止められるか心配でした。
なんだかよく分からない、でも正解です(笑)

今回はどうもありがとうございました。

[良い点]
お邪魔します。

色々と考えさせられる、SF童話でした。
遠い過去? それとも近い未来? はたまた、別宇宙の現在?
そんなことから発想が膨らんでいって、理想郷という存在の意味まで、思いを馳せました。

理想郷に住むのも、普通の世界に住むのも、結局、同じくらい辛いものなのかもしれませんね。
  • 投稿者: 鈴木りん
  • 男性
  • 2016年 01月18日 21時34分
感想ありがとうございます。

たしかに、辛いことが一切ない世界なんて、ないのかもしれません。幸せすぎて辛いとか言いますし(ちょっと違う?)

わたしは遠い未来かはたまたパラレルワールドか、どちらかを想像して書きましたが、遠い過去と言うのも、ありですね。その点は、あえてはっきりさせませんでした。

読んで下さった方が感じて下さったことが本当です、というスタンスの童話にしてみましたが、難しいですね。これからも頑張ります。
[良い点]
楽しく読ませて頂きました。
充分ハードSFで行けます。

[気になる点]
突っ込むところでも無いのでしょうけど。
人工太陽が熱く無い のは。。。
簡単に人手で壊されるのはGOODかと。(そんなバカなコトは誰もしないと創り手は考える。)
例えば「あの熱い明るいモノを採ろうとして石を投げた。石の当たった人工太陽は消えてしまった。」とすると、、、救いが無いかな。
[一言]
上手く書けなくて悩んでギリギリ提出になった自分のお隣さんも大変だったのかなぁとちょっとお邪魔しました。
  • 投稿者: todo
  • 男性
  • 2016年 01月15日 21時20分
ご感想ありがとうございます、todo 様。SF好きなんですけど、難しいです。

太陽のことは、実はあまり深く考えていませんでした(笑)未来の超技術で外側は熱くないんだ! となんでも未来技術頼み(爆)
なるほど、壊すつもりじゃなかったけど、壊してしまった(消してしまった)というのはいい展開かもしれないですね!

本当ですね、お互いかなりギリギリでしたね。もう少しギリギリの方が多くいらっしゃると思っていたのですが。
ギリギリ同士お互いの作品を読みあえたのも何かの縁でしょうか、またご縁があれば、そのときはどうぞよろしくお願いいたします。

今回はありがとうございました。
[良い点]
SF風味の寓話はしっぽさんの真骨頂!
[一言]
ご無沙汰しております。
冬童話企画に参加表明なさっているのを存じ上げず、新着で上がってきたのを見た時には嬉しい驚きでした。

終わらない冬、外界から隔絶された理想郷、あっけなく訪れる滅亡……すべてが何やら暗喩的で、読み口は柔らかいのに考えさせられる作品でした。こういった特殊な世界観を力まずさらーっと描けてしまうところがさすがですね。

自分の頭で考えることの大切さを痛感しました。
理想郷の居心地がよすぎて想像力を失ってしまったのが、内側の人たちの命取りだったのではないかと思います。外の世界の様子や、彼らを守る建造物の耐久性に考えを巡らせることができなかったのでしょうね。フィクションと分かって読んでいれば彼らの愚かしさを笑えますが、振り返ると現実社会を生きる我々も似たようなものかもしれません。漫然と生きているだけでは危機は回避できないよ……というメッセージを受け取りましたが、いかがでしょうか。
最後に出てきた春の世界の親子、特に父親の方は大局的な視点を欠いているという意味では先の彼らと同じだと感じました。でも、少なくとも目先の課題を精いっぱい考えているところが実に人間らしいです。悩みや苦労を感じることこそが、健康に生きている証拠なのかなあ。

非常に含みが多くて面白いお話でした。

  • 投稿者: 橘 塔子
  • 女性
  • 2016年 01月14日 21時28分
お久しぶりです。さっそく拙作を読んで下さって、ありがとうございます。橘さんのお言葉はいつもわたしの励みになります。

夏ホラーに引き続きギリギリの投稿になってしまい、推敲もかなり甘く、そのような作品をお目にかけて情けないやらなにやら(笑)
でも冬童話に参加したくて、滑り込んでしまいました。

今絶賛SFにはまっている最中なので、何を書いてもSFになります(笑)ペッパーが欲しいくらいです。

この作品は、オルダス・ハクスリーの「すばらしい新世界」に影響を受けまして、書きました。「理想郷」や「管理社会」がいいのか悪いのか……。正直、知らなければ、自分が幸せだと感じていれば、それもいいんじゃないか、と思ってしまって、いや、それ以前に今わたしだって、世界のすべてを知っているわけではないし、管理されていないとはいいきれない。そんな思いで書ききったのですが、ちょっと急ぎ足だったのでまとまってないです。
漠然と生きているだけでは危機は回避できない、というメッセージを込めたと同時に、自分たちはそうでないと言えるだろうか、自分が知っている「世界」が心理だろうか、とそんな思いで書きました。
最後に出てきた親子の父親は、生活に追われ、疲れ果てているので、たとえちっぽけな建物に閉じ込められた世界でも、理想郷に住みてぇなぁ、と「理想郷」のいい悪いについて問うような存在として、登場させました。
ただ、橘さんが仰る通り、悩みや苦労があってこその「生きてる」ということ。それが一切ないというのは、よくよく考えてみるとちょっと怖いですね。

久々に投稿できて、うれしかったです。3000字が結構辛かった……。去年今年と活動が鈍っていますが、今年もどうぞよろしくお願いいたします。

今回は本当にありがとうございました。
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