感想一覧

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[良い点]
一文が長いので身構えてしまいましたが、いざ読みはじめると思った以上に引き込まれました。まとまりかあって、読後感もよいです。詳しくなかった史実を見比べるきっかけにもなりました。

制度、決まりにとらわれず、原理原則から考えられる登場人物が多いのが印象的でした。実際の勅令を少し見てみたら組織を作ってばかりだったので、個別具体的な事案を解決するための勅令が素敵です。

また、ヨーロッパの二か国がさくっと数行で消滅したのが可笑しかったです。
[気になる点]
小説詳しくないのですが、悪い点というよりもこういうのを読みたい!というのを重要と思う順にかいてみました。

まず、ヒーロー安藤がいなくなった後、鼓腹撃壌の世が続かなそうです。こういった良心ある独裁者が量産されるような仕組みなのか、後継者がいるのか、わかりませんが平安が続くことを保障することはできないものでしょうか。あるいは、アンチパターンとしてドイツのヒトラー暗殺の、「ワルキューレ作戦」も仮説を出して並べると面白いかもしれません。

次に、なあなあで十年間統治、という点です。自分の周囲を見渡しても十分あり得る展開なのですが、一方でうまく行きすぎ感が上回りました。もしかしたらピンチがあって、それを乗り越えるなど、アクセントが欲しいのかもしれません。

最後に、短編なのでしょうがないかもしれませんが、各登場人物について、なぜそう考えるに至ったか背景も知れて、誰かに感情移入してみたいなと思いました。

以降は、あまり重要ではないですが、ノンフィクション風で色気がないので、空間的な描写や、心情描写、風景描写など色づけしてみてもいいかもしれないです。特に書き出しとか!

また、これは読んで欲しい読者次第ですが、言葉遣いが難しいので読者を選ぶ小説になっていそうです。例えばここはライトノベルがたくさんあるサイトになので、ライトノベル風にかいてみると若者が読めると思います。

[一言]
このような小説を読めて嬉しいです。
続編や、他の小説を楽しみにしてます!
[良い点]
・難し気な文章かと思いきや、
 時折、クスッと笑える描写もはさんでいて、
 楽しく読みました。
・当時の知識は乏しいですが、違和感なく読みました。
[気になる点]
最後の詩?が難しくて、よく分からなかった。

[一言]
歴史がもしこうだったら、という仮説は面白い。
ただ、そもそも、226事件はどんなんだっけ?という読者もいるだろうから、
対比の意味で、冒頭に、226事件の概要を乗せてはどうか。



  • 投稿者: あら
  • 女性
  • 2016年 01月18日 23時36分
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