感想一覧

[良い点]
最後の最後でタイトルの意味がわかる演出は素晴らしいですね。
描写と説明のバランスもとてもよかったと思います。

表面的に見ると、悪い大人たちに利用された可愛そうな女の子が2(3)人、と言った形ですが、みんなそれぞれ善意と建前で行動していたその想いと現実とのチグハグ具合が、良い具合に小説を読み進めるスパイスになっているようでした。

なによりハッピーエンドは素晴らしいですね！
複雑に感情が変化するお話でしたが、幸せな気分で読むことができました！

[良い点]
とても感動しました。あの、私は言葉があまりうまくないので、これしか言えないのですが、ほんとに良い話だと思います。
起きたら別人の気持ちだった、という始まりから、「これはなんか移植系の…そういうやつ…？それで百合…？どうなるんだ…！？」とわくわくして読み進めることができました。つかみがバッチリすぎて最高でした。
移植された後の自分が別人で、奈津子との間がうまくいかなくなるところは胸が締め付けられるようでしたが、互いを受け入れる覚悟を決めた二人はとても素敵だと思いました。
個人的に、奈津子が別人の真冬に向き合って愛せたのが、以前の真冬の自分を置いて走って行ってしまいそうなところがなくなり、奈津子を頼ってくれる真冬になっていたからという理由なのが、すごく人間らしい矛盾とすこしのエゴを含んだ感じで、いいなあ、と思いました。矛盾を飲み込んで生きる奈津子はかっこいいです。
医者の鳴海も良いキャラクターで、かなりかっこいいので、いつ真冬が鳴海になびいてしまうのかとハラハラしましたが、百合でよかったです。(？)
とても面白く、やさしく、あたたかい百合をありがとうございました！百合はめーっちゃ好きなのですが、あらたに！百合のいいところを発見できた気持ちです！

[良い点]
・最初の状況説明分かりやすい。スッと話に入れる。
・描写が細かくて状況が分かりやすい。
[気になる点]
・いらない描写も多々あり、話が進まず飽きて来てしまう。
・情景描写は多くて分かりやすいが心情描写にリアリティーがなく、主人公のこの先を見たいという気持ちが起きない。
[一言]
主人公の記憶はあるのに、感覚は初めて、という設定は新鮮でワクワクしました！
ただ一人称小説でありながら、その主人公の地の文にリアリティーがなく、ずっと状況を説明しているような感覚ですぐに飽きが来てしまう印象です。

キャラ小説ではないのだと思っていますが、最初の描写に登場人物が出て来る割には印象が薄く、残念なことに話の内容が薄く見えてしまいました。

最初の登場人物を絞ったり、読者が先を読みたくなるような謎を1話目に持ってこれるとより良くなるように思いました！

[良い点]
自然と入ってくるとても読みやすい文章でかかれていながら、豊かな心情描写で書かれていてこちらとしてもとても勉強になりました。途中の切ない別れのシーンを乗り越えて再び結ばれ、その後は主人公の謎を回収しながら綺麗に話を畳まれていて非常に感心しました。筆者様の別の作品も読ませていただきたくなる熱意のこもった作品でした。
あと、個人的に百合というかGLは好きだったのでその辺は楽しく読むことができました。

[一言]
本音で向き合わなければいけない作品だから、まとまっていなかろうが失礼であろうが、それでも言います。
どうして百合にしたのでしょうか。愛情を、精神を安定させるものとしておいた限り、それが百合である必要が本当にあったのかと思ったのでした。ただ、双方に女性的な感覚がなければ、この物語は成立しえなかったのかもしれない、そんな気もします。
私にとってこの作品は、これは決して悪い意味ではないつもりですが、人間らしいとはいったい何なのかわからなくなった作品でした。

[一言]
意識の源、魂の存在の有無、記憶と自己同一性といった、未だに解がなく、ともすれば質の悪いオカルトになりがちなテーマを、これほどまで真正面から向き合って描き切った作品が読めるとは、連載当初は思ってもみませんでした。すばらしい連載でした。

完結お疲れさまでした！

[良い点]
世界観に惹かれ読ませていただきました。
心情接写や話の構成が丁寧で読みやすく、とても面白かったです。
続きを楽しみにしてます。

[良い点]
更新おつかれさまです。再開うれしいです。
仕方ないとはいえ、すれ違いは苦しいものですね。
奈津子と真冬（と私？）がこれからどうなっていくのか気長に見守りたいと思います。

[良い点]
恋愛がすごく自然に描かれてて安心して読める…！
真冬が、後から自分の気持ちに気づく描写すごく好きです。

事故の前は幸せそうな真冬ですが、いったい何が起こったのか気になります。
続き楽しみにしています