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[良い点]
いや、これは実に良いものを読ませていただきました。
  • 投稿者: dora
  • 2019年 01月11日 19時22分
doraさま、いらっしゃいませw

楽しんでいただけたようでよかったです。

感想を送っていただいて、ありがとうございました!
[良い点]
原作と違った淡い恋愛描写と漢文風の濃厚な表現に圧倒されました。
読み応えもありそれでいて程よい長さなので一気に読みきっちゃいました。
[一言]
たしかになろうではあまりない毛色の作品なので是非とも流行ってほしいです。
 アズラウスさま、いらっしゃいませw

 楽しんでいただけてよかったです。
 史記の原作はほんの短い話なので、ヒロインを入れたりして話をふくらましました。

 感想を送っていただいて、ありがとうございました!
[良い点]
史書に材を取りつつ、人物の風貌を鮮やかに浮かび上がらせる書き方に惹きつけられました。
大巫女の彩の官能的な美しさの描写が出色です。
[気になる点]
どうも人物像が全般に類型的に感じました。
彩の風貌の美しさは描写から十分に理解できましたが、
彼女の言動にはあまり個性や魅力が感じられません。

全体としては当時の用語を忠実に用いた堅い文章であるにも関わらず、
「エゴ」「ポスト」といったカタカナが地の文に時折混ざるのも少し気になりました。
 吾妻さま、いらっしゃいませw

 彩の美しさを感じていただけたようで、作者冥利に尽きます。

 本作は、精霊信仰が衰退し始める時代、そして、人間中心主義(ヒューマニズム)が幕を開ける時代を描きました。時代の分水嶺です。精霊信仰の側にいるのが彩。人間中心主義の側に立っているのが西門豹です。彩は精霊信仰一筋に生きている人で、なによりも河伯が好きという女の子なので、そういった精霊信仰に興味のない方には理解しにくいキャラだと思います。人間中心主義全盛の現代の基準に照らせば、かなり変わった女の子ですから。

 娯楽性を強めた作品ですので、脇役は類型的に描いています。加えて、「近代的自我」抜きで描いているので、たしかに物足りなさはあるかもしれません。

 歴史を題材にした場合、カタカナ語に途惑いを覚える人がほとんどなのでしょうね。読み手が違和感を覚えるのでカタカナ語はやめる、というのも一つの手ですが、この問題については自分自身で整理がついていないので、このままにしておこうと思います。古代に生きる人を描いたのは現代に生きている僕です。読み手も現代に生きている人です。つまり、古代を描いているように見えて、実は現代の問題を扱っているのですね。また、そうでなければ、現代の読み手が理解できるものにはなりません。そのところの整理がまだついていないのです。

 感想を送っていただいて、ありがとうございました!

[一言]
 西門豹を一読させていただきました。
 破れ蝙蝠傘です。
 力作、お疲れさまでした。
 こんな作品が小説家になろうに埋もれていたのかといささか驚いています。
 登場人物も多彩で見事に描き分けられていました。
 西門豹の揺るぎない信念、揺れ動く心情、特に大巫女、彩が美しく魅力的でした。第四章2で社殿にへ上がってからの描写はファンタジックで背中から脳天に震えがきました。チキンラーメンの食べる手が途中で止まったほどです。(食べながら読んではいけませんね。失礼しました)
 
 最後に……。
 龍神を静める大巫女の名前が、彩とは見事な命名だと感じました。(龍雲から彩雲……勝手な想像です)

 これからも応援しますので頑張って下さい。


 
  • 投稿者: 古流
  • 男性
  • 2011年 05月05日 01時00分
 破れ蝙蝠傘さま、いらっしゃいませw

 過分なお言葉をいただき、ありがとうございます。がんばって書いた甲斐がありました。

 僕は信念を持った人が好きです。それで彼のような人物を描きたいと思いました。古い考え方かもしれませんが、やっぱり漢《おとこ》は信念があったほうがいいと思います。僕も西門豹の爪の垢を煎じて飲みたいです。

 第四章2を気に入っていただけて作者冥利につきます。
 あそこはキモになるシーンなので、頭に何度も映像を脳裡に浮かべ、何度も書き直しました。チキンラーメンはまた今度、ゆっくり食べてください^^ 
 
 彩は、こんな人が恋人だったらいいのになあ、などと考えながら描きました。龍雲から彩雲ですかあ。なるほど、それで彩だったのですねえ。彼女の名前は「彩」でなくてはいけないとかたくなに思いこみながら、どうして「彩」なのかよくわからなかったのです。

 今後ともよろしくお願いします。
 感想を送っていただいて、ありがとうございましたww

[一言]
黄河の周囲は昔は緑豊かだったけれど、古代の乱伐のせいで砂漠化して、そのために度々、黄河が氾濫するようになったという説を聞いたことがあります。人間中心主義は、極めればやはり破綻するものだとは思います。

個人的には、西門豹は河伯信仰を完全に否定はしないでうまく合理化したようにも感じますが。
  • 投稿者: しのぶ
  • 2011年 05月03日 12時08分
 しのぶさま、いらっしゃいませw

 書かれているとおり、西門豹はうまく合理化しました。利用したといってもいいかもしれません。ヒューマニズムが精霊信仰をすこしずつ侵食するというふうに考えればいいでしょうか。ただ、司馬遷の記述方法は精霊信仰の観点が抜け落ちている(あるいは、否定している)と思います。白川静さんの著作や少数民族の研究本を読んで『史記』の記述とつき合わせてみると面白いです。

 今では信じられないことですけど、緑豊かだったそうですね。古代文明の栄えたところはどこも豊かな森林だったそうですが。当時のエネルギーは薪だったので、森林を伐採して薪にして古代文明が栄え、その後、森が失われた時点でエネルギー源もなくなり、古代文明は終焉を迎えたという話をどこかで読んだことがあります。人間中心主義がいきつき、自然を食いつぶした時点で人間も破綻するということなのでしょうね。

 感想を送っていただいて、ありがとうございました!

[一言]
あとがきから

自然との対立。
今まさに原子力発電がそうですね。
アメリカもハリケーンが原発を止めたそうですね。

地震がないところにはハリケーンで対抗することで、自然(とか神様みたいなの)が「原子力反対」の意思表示をしているみたいです。
アメリカが諦めれば、日本もフランスも考えを改めるのではないかととっても小さな希望を持っています。

 鈴鹿さま、いらっしゃいませw

 ほんとうにそうですよね。
「ヒューマニズムと開発の流れの先に」は原発のことも念頭に入れて書きました。放射能は自然と完全に対立するものです。自然を蝕むだけで、育みはしませんから。

 アメリカ頼みというはなんだか情けないような気もしますけど、脱原発の動きが進んでくれることを祈るばかりです。

 感想を送っていただいて、ありがとうございました!
[良い点]
もうとてもとても面白かったです。
一気に読んでしまいました。
文章も巧みでいらして、過不足なくいろんなものが詰まっていて。
どのキャラも実在感があって物語りを息遣いのあるものにしていました。
大陸と黄河の大きさが目の前に広がるようでした。
じんじんと感動を噛み締めています。
[気になる点]
1.この時代はまだ鐙は発明されてなかったと思います。
2.たびたび出てくる「ぎょう」の地名の漢字説明括弧が、感情移入を妨げて、勢いを削いでしまってます。
3.魚偏に糸の漢字が読めませんでした。地名や人名には読めそうなものでも始めは振り仮名があるといいと思います。特に中華風のは。
[一言]
次の作品を心より楽しみにしています。
  • 投稿者: しのはら
  • 女性
  • 2009年 10月11日 15時13分
 読んでくれて、ありがとう。
 楽しんでもらえたようで、作者冥利につきます。書いたかいがありました。
 大陸のスケール感を出したいと思いながら書いたので、それを読み取っていただけて、うれしいです。

 ご指摘の点については以下の通りです。
 1、ご指摘の通りです。勢いで「鐙」を使ってしまいました。赤面です。
 2、そうなんですよねえ。あの漢字をどう扱おうかと迷いました(環境依存文字のため表示できません)。漢字説明は最初だけにしておいて、「●(ぎょう)」という簡単な表記でよかったのかなあ。漢字をそのまま表示できればよいのですが・・・。
 3、あの字は「こん」と読みます。今度修正を入れて、ルビを振っておきます。うっかりしていてルビを振るのを忘れていました。

 また別の作品を投稿するつもりですので、よろしければ読んでみてください。
 感想を送ってくれて、ほんとにありがとう! 書く勇気がわきました。

  野鶴善明
[一言]
素晴らしかったです。
このような作品は「小説家になろう」内では評価されにくいと思いますが、気にせずに執筆を続けて欲しい、と素直に思いました。
  • 投稿者: HIWA
  • 18歳~22歳 男性
  • 2009年 09月29日 23時22分
 読んでくれてありがとう。感想まで送ってくれて、感謝です。
 文学は小説世界をどれだけ自己完結させてその完成度を高めるかがポイントなので、評価については考えてもしょうがないと思っています(ビジネスとして小説を書いてお金を稼ごうと思ったり、傑作をものにして世の喝采をあびたいと思えば話はべつですが・・・)。
 投稿するのは今回が初めてでした。ひとりくらい最後まで読んでくれるだろうかと不安に思っていたので、感想をいただいてほっとしました。ほんとに、ありがとう。書く勇気がわきました。また、別の小説を投稿しようと思います。
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