感想一覧

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[良い点]
やはり、本来なら殺し屋とは接点の無い少年に焦点を合わせた描写ですね。
これがあったからこそ、もう1つの警察サイドのストーリーとの間で絶妙な緩急が生まれて物語全体を面白くしていたように感じました。
しかも、少年との交流を描く際のアイテムにギターと音楽を使う演出が絶妙です。それのお陰で、自然とイメージソングが頭の中にも流れてきましたから。
最後の仕掛けも含め、こういった人間関係を絡めたストーリーの組み立ては本当にお上手なんだなと思いました。
[気になる点]
長谷川氏も仰っていますが、捕まる訳にはいかない理由ですね。せめて、それを連想させるヒントのようなものがあっても良かったと思います。
[一言]
本当に細かい指摘で恐縮なんですが、イギリスの通貨単位はポンドですよね?
途中、「2ドルもくれた」という表現があったのが気になったんです。
それと、ジョンが警察手帳を持っていたという表現です。
こちらで調べたけど分からなかったので事実は不明なんですが、基本的に警察手帳は身分証とは別物ですし、手帳があるかどうかすら確証はありません。
なので、“身分証と財布”みたいな表現にした方が無難かなと……。

重箱の隅をつつくような内容ですみませんでした。
  • 投稿者: Ghost SAF
  • 男性
  • 2016年 02月09日 22時35分
こんにちは!ファントムさん、貴重なご感想、ありがとうございます!
そして、いつも体調や多忙へのお心遣い、感謝です!
では少しずつですが、返信させていただきますね。

子供と殺し屋との交流……そうですね、これが最初に思い浮かんだので(汗)そうなると、イメージソングから自然と、殺し屋はギターを持ったストリートミュージシャンになりました。
あと、舞台もレッド・ツェッペリンということで英国に…なんですが、これを米国にしようか最初に迷いまして、それで「ドル」と書いてしまったんですね(笑)言われて初めて気が付きました。完全なる天然です。ご指摘、ありがとうございました!

最後の仕掛けと人間関係……それはこの作品では、割とうまく機能していると思うのですが、長谷川さんの所でも書いた通り、せっかく接点が曖昧な設定が作れているのに、それが活かしきれませんでした。もっと細かく長くするべきだったと、それが今回の反省点です。
捕まるわけにはいかない理由についてもそうなのですが、それはここでは今更書けませんよね。すいません……

それと、警察手帳に関してですが、僕もよくわかりませんでした。一応、手帳形式の身分証を入れられるものは携帯できるみたいなのですが、あの日本のような身分証に特化したものがあるかどうかは不明です。
こちらもより無難な表現があれば直した方がいいかなぁと思っております。ご指摘ありがとうございました!

そして、今回はお読みいただき、ありがとうございます。
企画もお疲れ様でした!

またコメント欄にも遊びに来てくださいね!
ではでは、ファントムさん、今日もよい一日を〜。

降瀬さとる
[良い点]
これまで色々な作品を拝見してきて、降瀬さんはわりと何でも器用に書けてしまうタイプだろうと思っていたのですが、その中でもやっぱり群像劇を書かせたら右に出る人はいないなぁと改めてそう思いました。
代表作である『砂漠の星』もそうですが、人物の設定と配置、そして情報の出し方が本当に巧みです。そしてそれによって登場人物1人1人の運命が絡み合う様というか、いわゆる「数奇な運命」と呼ばれるようなストーリーを生み出すのがことお上手だと感じます。

あと、今作ではサミー&ジェームズサイドとジョンサイドのお話が交互に描かれていますが、視点が度々切り替わるにもかかわらず読みにくさを感じさせない、流れるように読めてしまうというのも降瀬さんの文章の持ち味というか、強みだなぁと思います。
[気になる点]
ラスト、ミリーが「私はまだ捕まるわけにはいかないんだ」と言っていますが、どうして「まだ捕まるわけにはいかなかった」のか、その点について一文だけでも何かヒントがあればなお良かった(グッと説得力が増した)のかなと個人的には思いました。
しかしもしかして、そこはこれも続編があるよというフラグですか……!?
[一言]
今回もTKPにご参加いただきまして誠にありがとうございました!
コメントなど拝見するに皆さん浅峰シリーズの続きを待望されていたみたいですが(かく言う私もちょっと期待してました笑)、まったく違う作風で攻めてきた今回の作品もなかなかに良かったです。

例のあの人(ネタバレ防止)の正体には、実は結構早い段階で気づいてしまったのですが、むしろ私にとってはジェームズとジョンの関係の方が衝撃的で「そう来たか!!!」でした(笑)

次回もどうぞよろしくお願い致します!お疲れ様でした!
  • 投稿者: 長谷川
  • 2016年 02月03日 08時03分
こんにちは!長谷川さん、貴重なご感想ありがとうございました!
そして、第一ターン、お疲れ様でした。
少しずつですが、お応えできればと思います。

まずはお褒めいただき、ありがとうございます。ですが、僕個人的には、僕は極めて不器用な方だと思っております(笑)まぁ、これはものを書こうとしたことがある方なら、誰しもが思うことなのでしょうが、突き詰めると結局はいつも同じようなパターン、主張、文章に収まってしまうのです…(汗)なんか、難しいですよね。
だから、そういった情報の矛盾とか、小出しとか、仕掛けとか、そういう考えられる部分はちゃんと考えないとなぁとは思っております。

文章は味といいますか、中毒性をいかに出せるかだということを聞いたことがあります。それを頭の片隅に入れて、少しでも読みやすく、且つ面白みのあるものにしようと毎回試行錯誤です。で、この作品は僕の中では『ドラゴンの冬ごもり』のような文章の簡易さ、少なさで殺し屋ができるかと考えて、書いたものなのですが、あまり上手くはいかなかったなと反省しております。

あ、続きはないです(爆)これで終わりでございます。
そうなんですよね(汗)というか、そこの部分だけでなく、もっと全体的に長く、詳しく書けたんですよね、本当は……この作品は設定を活かして、いくらでも長く出来たのですが、やっぱりもっと時間をかけるべきでしたね……

浅峰シリーズも待っていただき、ありがとうございます。
頭の中では完結しているのですが、なかなか形にはならず。それに偶には違う作風を書くことが修行になりますので、次に書くときもまた違うものを書くと思います。こちらこそ、お疲れ様でした!!

あ、そこはすぐに気づかれてもいいと思ってました(笑)
最後の仕掛けには驚いてもらえたようで良かったです!押忍!

こちらこそ次回もよろしくお願いします!

ではでは、長谷川さん、嬉しいご感想ありがとうございました!
今日もよい一日をお過ごしください。

降瀬さとる

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