感想一覧

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[一言]
「God bless killers.」から「それが人生さ、なんて言わせない。」まで順番によみました。最初、このお話からいきなり読んでしまったので「??」という状態でしたが、もう一度順番に読んだとき、一見ばらばらに書かれているように見えたお話がすべて緻密な計算のもとに書かれていたことがわかり、感動しました。すごいです……!! 殺伐とした世界の中に温かみもあり、でも因縁やエゴもあり、いろんな感情が、すごく綺麗にまとめられていると感じました。 このシリーズに出会えて、良かったです。
  • 投稿者: 柏木弓依
  • 女性
  • 2017年 10月15日 17時56分
読んでいただきましてありがとうございます。

φシリーズは企画物であり、毎回お題やイメージソングがあるため、緻密な計算のもとに構成をしているわけではなかったりするのですが、後付けで伏線にしてみたり、殺伐としつつも遊び心満載(?)なストーリーになってます。

1作目のジャンルが「サイコサスペンスファンタジーSF」と銘打っていたり、今作も「サイコサスペンス青春小説」と言い切ってみたり。
殺し屋物ではあるのですが、若人たちの空っぽで満たされた日々を掬い取るように、これからも描いていきたいと思います。

これからもよろしくお付き合いくださいませ!

  • 柚木
  • 2017年 11月11日 18時48分
[良い点]
柚木さんが書かれるこのシリーズを、自分は勝手に「φシリーズ」と呼んでいるのですが。
これまでのφシリーズ3作の中で、今回の話が個人的に一番好きです。何か今までの作品の中で一番すとんと腑に落ちたというか、身近に感じたというか……。
他人の中に自分を見て、共感したり、許せないと思ったりする。たぶん自覚はなくても誰もが一度は体験することだと思います。それを読み手に遠回しに気づかせてくれる、そんな作品でした。

>「それを言うたら、どんな友達かて死ぬまでだけの短い付き合いや」

彼のこの台詞がとても印象的でした。
[一言]
TKP、この度もお疲れ様でした。今回も時系列が度々入れ替わるという手法で書かれた作品でしたが、抽象的な表現が減ったからか、だいぶ読みやすかったし理解しやすかったです。
美也が入院するに至ったエピソードや、山崎の名前を見て現在「ん!?」となってますが、きっと次のTKPでまた色々つながるのだろうと、今は敢えて深く触れないことにします(笑)

『If Only』も選んでいただきありがとうございました。途中経過を見ていた限り、今回は『Stairway to Heaven』に一極集中かな?と思っていたので、驚きつつも嬉しかったです。

次回もよろしくお願い致します。
  • 投稿者: 長谷川
  • 2016年 02月03日 08時26分
「レプリカ。」は今までの2作に比べ、身近だったということですが、今回から「殺し屋が主人公」ではなく、「殺し屋をテーマに」という変更があったのが大きいのでは(笑)

時系列入れ替わりや視点変更は、匙加減が難しいですね……ただ混乱を生むだけのものにならないように、これからも気を付けて書いていきたい所存であります。

『If Only』は、割烹でも言っていましたがあまりのメッセージ性の強さに圧倒されっぱなしでした。
まだまだですなあ……。

これからもよろしくどうぞ!!
  • 柚木
  • 2017年 11月11日 18時37分
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