感想一覧

[一言]
心の準備がなくても安心して読める作品でした。

[良い点]
　一度目についたら続きを読みたいと思わせる訴求力のようなものがあると思います！
[一言]
　今回初めて感想書きます。
　自分は「小説家になろう」で小説を投稿し始めて八ヶ月です。
　このサイトの小説を読んでいると正直途中で読むのをやめたくなるような小説にもいっぱい出くわしますが、この小説には最後まで読みたいと思わせる力が文章に備わっていたように思います。
　そして結末にもほろっときました。
　面白かったです！
　

[良い点]
・丹念なストーリーライン
・テーマが『魂の救済』である点
[一言]
赤井さんは、短編も非常に上手なのであります。
そして、幻想文学風の人情話も「エメラルド～」などにいくつか書かれていて、どれにツボにはまった記憶があります。
今回も、うるっときました。
外見がコンプレックスになって、他者を寄せ付けない小池。
自分を愛せない者は他者も愛せないのが道理で、それが共感覚の欠如を生み、犯罪へと走らせてしまったのでしょう。
気軽にタタキ（よく専門用語をご存知で）とか考えていますが、これは暴力を受けた者がどうなるのか？　という視点が全くなく、小池の魂が荒んでしまっていることを示していますね。
その荒んだ魂が純粋な魂と触れることで、どう変わっていくのかが、この物語のキモで、ラストの小池の慟哭が読み手である私の心さえも揺さぶるほど説得力がありました。

汚れちまった魂は哀しいものです。
それを糊塗するために、更に人は汚れるのでしょう。
でも、救われたくないと思う事はないのかも知れません。
この物語は、その一つの回答です。
後味の良い作品でした。
赤井さん。さすがです。

[良い点]
三本足で闇に去っていくミケコがちょっとにじんで目に浮かびます。人ひとりの心を変える奇跡の理由が「お盆だから」と言うのも小池さんとミケコの因果と併せて味があると思いました。

[一言]
アレクの再登場にニヤニヤしてしまいました。
この町ならきっと小池さん、大丈夫ですよね。

[一言]
幸せの連鎖。
例えそのスタートが小さな小さな善意であっても、それが行き来をするウチに大きなモノとなり……。

こういう縁って、嫌いじゃないです♪♪

[良い点]
短い話の中に、二人（一人と一匹）の人生が描かれていたように思います。動物にも感情はあるでしょうから、それが人と交わった時、きっと嬉しいんだろうなと思います。それが伝わってきました。小池さんもミケコに出会えたことで変われたのですね。人は変わろうと思えば変われると思わせてくれる素敵な作品でした。

[一言]
にゃぁぁぁぁ～～（号泣

猫話は卑怯……。
思わず泣けました。

――自己満足でも、ミケコにとっては本当に良い人だったんですよね。
やらない善よりやる偽善。