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[一言]
 今回はマグロさんの新着から、だけではなくもうだめさんとのお話の中で二人がコラボしてるんだなーと思うと、ぜひ読んでみたい!となって読み始めた次第です。

 まず最初に、
 二人とも人間が好きだな! というビシバシ溢れる愛が伝わってきました。もはや人しか書いてない! ってぐらいに。
 お二人の仲の良さ、いちゃいちゃ具合を見せられるような短編でした。全然雰囲気が違うのに、それがパチンとはまっていて、マグロさんがいたから後半のインパクトが強くなり、もうだめさんだからこそあの締めをできたのだ、と。共に人間を書く、というテーマで逆に向かって走るその様がとても楽しそうでした。

 とにかく対比がすごかったです。表と裏、二人は同じ情景を楽しかった思い出として思い返しているのに、そこに全然違う感情が生まれていて。とても楽しそうに語る前半、語れば語るほど今の現実との対比に苦しむ後半、と。前半は過去から今への積み重ねとして宝物のようでした。後半は届かないものなのだなあとか。
 

  • 投稿者: えくぼ
  • 2016年 03月04日 00時26分
この度も素敵なコメントを有難うございました(^^*)

>まず最初に、二人とも人間が好きだな! というビシバシ溢れる愛が伝わってきました。もはや人しか書いてない! ってぐらいに。

あぁ、そこに着目して頂けて嬉しく思います。二人とも物語は好きなのですが、それ以上に人を描くことが好きなタイプの人種でもありました。その点を感じて頂けただけでも、このコラボをした甲斐があったように感じます。

>お二人の仲の良さ、いちゃいちゃ具合を見せられるような短編でした。

ふふふ、これは網田めいさんの感想返しに譲りますw

>マグロさんがいたから後半のインパクトが強くなり、もうだめさんだからこそあの締めをできたのだ、と。共に人間を書く、というテーマで逆に向かって走るその様がとても楽しそうでした。

今回は正に対比を主題としていたのですが、どちらかだけでは片手落ちになる作品が、組み合わさることで妙となって面白みを発揮出来ていたのなら、とても嬉しいです。

>とても楽しそうに語る前半、語れば語るほど今の現実との対比に苦しむ後半、と。前半は過去から今への積み重ねとして宝物のようでした。後半は届かないものなのだなあとか。
 
そうですね。それが男性と女性の差でもあり、長所と短所でもあるのかなぁという思いもあります。いや、本当、今回も素敵な感想を有難うございました。ここで網田めいさんにバトンタッチ。笑

マグロアッパー

――――――

えくぼさん

熱意に満ちた感想をありがとうございます。
頂けたことが嬉しいです。

>二人とも人間が好きだな! というビシバシ溢れる愛が伝わってきました。もはや人しか書いてない!

はい、大好きですw

>いちゃいちゃ具合を見せられるような短編

原稿で公開性行為みたいな。とても不快な思いをする方も、いらっしゃるかもしれませんね。
空想すればするほど出てくるように描かせていただきました。楽しめたようで、嬉しいです。
私にとっても、頂いた感想の文字通り、宝物のような作品となりました。

網田めい
[一言]
 こんばんは、実はハムにはうるさい人、千場です。

 長さ的に読み応えのある、というよりは見応えのある作品でしたね。
 ライトな現代風文学の前編と、文学でありながらサイコホラーの要素を含んだ後編。狙い通りに光と闇の対比にインパクトのある合作でした。

 マグロさんの方はいつもながらに、というよりもいつもにも増してマグロさん特有の読みやすい文学作品でしたね。
 軽く軽くと書かれている文体に対し、読後にはしっかりと「何も起こっていない、でも何か感じるものがある」という文学の肝がどっしりと含まれた内容は、マグロさんならではだと思います。
 他人事であるのにノスタルジックに感じる。見事な筆力でした。

 網田めいさん、はじめまして。
 網田めいさんの方は、なんというかさすがと言う他ないですね。
 感情の動きなどを陳腐な形容詞ではなく、動作で伝えようとして文章量の増加と表現のやり過ぎに失敗する例はよくあるのですが、本作のコンセプトにはこの動作を逐一記したような表現がベストマッチしていたと思います。
 誰に責められることも無いことに理由をつけて自らの怠慢を許してみたり、自分でもわからないような意味不明な行動をとり続けてしまう。精神的に参っている人間の行動がつぶさに記され、リアルを作り上げていました。

 今回は「良い所」「悪い所」は書けませんでした。
 二作の落差が印象を深めていて、二作の落差が別世界に住む人々を描いてしまったようで、良い所と悪い所が同じ場所にあるために判断が出来ずに終わりました。

 面白い取り組みを見せて戴いてありがとうございました。
 また是非に、いつか今回のような合作を読ませていただけると嬉しく思います(^^)/


P.S.
 私事ですが、この男女の対比、どこかで同じようなものを…… と、記憶を探ってみたのですが、昔よく見た映画「フォレスト・ガンプ」の主人公とヒロインでした。あの映画もヒロインの方が丁度こんな感じで…… 後半は見ていて辛かったですね。(知らないと面白くない話ですね。すいません)

 ではヾ(*╹◡╹)ノ゛
この度も素敵な感想を有難うございました(^^*)

>こんばんは、実はハムにはうるさい人、千場です。

そうだったのですね。千場さんのことを知れて、何だか嬉しくなります。
ちなみに僕はベーコン派です。笑

>ライトな現代風文学の前編と、文学でありながらサイコホラーの要素を含んだ後編。狙い通りに光と闇の対比にインパクトのある合作でした。

恐縮です。こういった対比はみかけたことがなかったので、なかったのならやってみようと、そう思いまして。そこで男性視点と女性視点に分け、いっそ作者も分け、試みてみました。

>軽く軽くと書かれている文体に対し、読後にはしっかりと「何も起こっていない、でも何か感じるものがある」という文学の肝がどっしりと含まれた内容は、マグロさんならではだと思います。

いえいえ、そんな過分な評価です。ただ作品に対し「何も起こっていない、でも何か感じるものがある」と評して頂けたのは、思わず頬が緩んでしまいました。矛盾を矛盾の儘にし、物語は進展しつつも、その実何も起きていないし解決もしていない。そんな作品作りが好きなもので。その中で、何か感じる物があったのなら、もうそれ以上の喜びは御座いません。

>他人事であるのにノスタルジックに感じる。見事な筆力でした。

千場さんの感想の方が見事です。これはお世辞ではなく、網田めいさんと二人、盛り上がってしまった程です。
お時間を割いて拙作を読んで頂いたこと。また、素敵すぎる感想を残して頂けたこと、本当に有難うございました。

マグロアッパー

――――――――――――

千場 葉さん

はじめまして、網田めいです。
「二葉亭四迷」訳の血笑記が大好きなので、あやかって「もうだめ」と言う名としました。

そしてハムは苦手……普通です。
オリーブオイルでパリパリにした薄いハムは、悪くないと思いました。

感想、ありがとうございます。失礼ながら、恐ろしくなりました。

心を落とす理由の知恵比べ、こちらからすると計算式をあらわにされてちょっぴり悲しい。
10枚の、小説の基礎のことしかしておりませんので、楽しめたようでしたら幸いです。

先人たちが血と汗で作り上げた結晶に基づき、機能しているかいないか。
道路標識と同じように作用する文章が、絵画の絵の具のように働いてくれた有難みが存在したので、この作品は、手ごたえとして良かったです。

感想を頂けて、嬉しい。ありがとうございました。

P.S.マグロアッパーさん
何かあれば崇高なやつを一緒にまた書こう。

網田めい
[一言]
はじめまして。白井滓太と申します。
網田めい様の繋がりに肖り、今回マグロアッパー様との共著であります、『ハムカツの日』を拝読させていただきました。
僭越ながら感想を書かせていただきたいと思います。よろしくお願いします。

『ハムカツの歌』
男性側の女々しさ。性格が上手く現されていて、良かったです。
個人的に、マグロアッパー様の、独特の言い回しが癖になる、読んでいて勉強になる短編でございました。

『とげのない、まんまるな嘘』
女性側のサバサバとした性格。あらゆることを「つまらない」と呟く、その裏で自分に向けているようにも取れる描写が巧みでした。
前に読ませていただいた、網田様の短編を思い出すような作品でした。癖のある描写が作風に噛みあっていて、良かったです。

読後に余韻の残る、そんな作品でした。執筆お疲れ様でした。

白井滓太 様

ご丁寧な挨拶を賜り、恐縮でございます。
初めまして白井様。私、マグロアッパーと申します。

拙作に時間を割いて頂くのみならず、感想まで有難う御座いました(^^*)

>男性側の女々しさ。性格が上手く現されていて、良かったです。個人的に、マグロアッパー様の、独特の言い回しが癖になる、読んでいて勉強になる短編でございました。

コンセプトとして男性と女性の対比を設定していたので、”男性側の女々しさ”を読んで頂けたのは、非常に嬉しく思います。

また、後半の網田めいさんの作品を際立たせる為、とにかく私の方では文体をライトにしました。しかし、そこの言い回しに何か面白みを感じて頂けたのなら、それ以上の喜びは御座いません。

素敵な感想、本当に有難う御座いました。

――――――――

白井 滓太さん

ご丁寧に感想ありがとうございます。
ふと思うと、白井さんの新作も、共作でしたね。
とても儚いお話で、挿絵とかっちり。白井さんはやっぱりずるい。笑

>その裏で自分に向けているようにも取れる描写が巧みでした。

たまには、私を魅せなきゃなあと思う節があったので、
文章を非常に練る人間としてやっちゃいました。笑

白井さんの次作、のんびりと待っていますね。

網田めい
[良い点]
男性側、女性側と読むことでハムカツのごとき厚みがあること。
[一言]
前半、うわあ、切ないなあ~でした。
後半、うわあああ、切なあああいいいい(白目 でした。
ありがとうございます。
足軽 様

この度は拙作に目を通すのみならず、感想まで残して頂き、誠に有難う御座います。
初めまして、マグロアッパーと申します。

>男性側、女性側と読むことでハムカツのごとき厚みがあること。

なんともウィットに富んだ感想。思わず上手いなぁと唸ってしまいました。

>前半、うわあ、切ないなあ~でした。
>後半、うわあああ、切なあああいいいい(白目 でした。

あはは、構造的に色んなものを対比させてみた作品なので、読後感にも対比を感じて頂ければ幸いです。
素敵な感想、本当に有難う御座いました。

マグロアッパー

――――――

足軽さん

感想ありがとうございます!
私事ですが、図書ドラの帯を見直して思わず笑いました。笑

網田めい
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