感想一覧
▽感想を書く[一言]
良い話……だとは思うんですけど、野暮な事を言うと仲の良い伴侶と死別しても再婚して幸せな人生送る人も多いですよね。
勿論、再婚相手は死別した相手の代わりではないので、その穴を必ずしも埋められるとは限らないのですが……
この話を成り立たせる場合、夫婦仲が余程良いのか強い依存関係でなければ違和感があり、彼らの場合はそこまでのものであったかどうか分からないのが少し気になります。
あくまで妻がこういう風に思う人であり、夫はそれに共感出来る人で、そういう意味で価値観を共有出来る良い夫婦だったのかな、と。
良い話……だとは思うんですけど、野暮な事を言うと仲の良い伴侶と死別しても再婚して幸せな人生送る人も多いですよね。
勿論、再婚相手は死別した相手の代わりではないので、その穴を必ずしも埋められるとは限らないのですが……
この話を成り立たせる場合、夫婦仲が余程良いのか強い依存関係でなければ違和感があり、彼らの場合はそこまでのものであったかどうか分からないのが少し気になります。
あくまで妻がこういう風に思う人であり、夫はそれに共感出来る人で、そういう意味で価値観を共有出来る良い夫婦だったのかな、と。
[良い点]
はじめまして。西原と申します。感想失礼いたします。
無駄のないすっきりとした文章でわかりやすく
最後にストンと胸に落ちるストーリーが素晴らしかったです。
私も、主人に寂しい思いをさせるのは辛いです。
愛情を感じました。
夫婦の在り方を見直そうと思います。
はじめまして。西原と申します。感想失礼いたします。
無駄のないすっきりとした文章でわかりやすく
最後にストンと胸に落ちるストーリーが素晴らしかったです。
私も、主人に寂しい思いをさせるのは辛いです。
愛情を感じました。
夫婦の在り方を見直そうと思います。
[良い点]
とてもいい話を読んだ、そう思いました。
乾いた雰囲気が、ゆっくりとしっとりした雰囲気へと変化する。なのにいやな湿り気はない。
好きな短編です。
とてもいい話を読んだ、そう思いました。
乾いた雰囲気が、ゆっくりとしっとりした雰囲気へと変化する。なのにいやな湿り気はない。
好きな短編です。
[良い点]
とても骨太のいい話でした。それでいて、「ほら泣けよ」的な押しつけがましさがなく、淡々としているのが逆に胸に来ました。
[気になる点]
若干書きすぎかなと思いました。
[一言]
年をとるほどにこの話のよさや感動が味わえるのだなと思います。ありがとうございました。
とても骨太のいい話でした。それでいて、「ほら泣けよ」的な押しつけがましさがなく、淡々としているのが逆に胸に来ました。
[気になる点]
若干書きすぎかなと思いました。
[一言]
年をとるほどにこの話のよさや感動が味わえるのだなと思います。ありがとうございました。
[一言]
拝読しましたっ
まずはすばらしいっ
完成された一本ですね。
夫婦のカタチのひとつの究極を、語り尽くしましたねぇ。
これほどの作品を分析するのは、野暮という気もするのですが、あえて読み解いていきますか。
まずは登場人物。
私と妻。基本的にはこのふたりだけ。
たったふたりで、語っちゃいます。
人生を。
年齢も性格も明記せず、ただ人物として。
「無色の彩色」の技ですね。またまた渋いところを使ってきますねぇ。
父の死を読ませることで、だいたい中年なのかな、と想像させる細工。
しびれますねぇ。
しかも読み手の想像力次第で、いくつだと読んでも違和感がない。
このあたりのじつに良い。
そして、冴えわたる短文回し。
ストーリーとしては、べつになんてことない話なんですよね。
妻の父が死にました。
妻が結婚に先だって変なことを言っていました。
父の死後、その言葉の真意が判りました。
これだけ。
たったこれだけのことを、魅せる。
すばらしい技術です。
語りきらないからこそ、深みを増す。
まさに洗練っ
そしてラストシーンの美しさ。
まるで映画のように、心に響きます。
ここでも語ってないんですよねぇ。
書かない魅せ方っ
すごい野暮なんですが、分析しちゃいますっ
この夫婦は、親である前に夫婦であることを選んでいます。
まあそのあたりは子供に頼らない的な台詞からも読みとれるわけですが、それ以上に、いつか子供が親離れしてゆくことを前提に話しているわけですね。
いずれくる夫婦二人の時間、というものを視野に入れている。
まずこの時点で、すでに子離れが済んでいるわけです。
もちろんどこにも書いていないですけどねっ
そして、長生き勝負。
こんな優しい戦い、そうそうないです。
で、これが究極なんですが、煙草を捨てるシーンっ
ようするに禁煙するよって事なんですよね。
だから吸いさしの煙草を長いままで捨てるし、箱も握りつぶしちゃう。
どっこにも禁煙するなんて書いてないですけどねっ
でも判る。
健康に気を遣って長生きしてやんよ、という意思が見える。
すげえよっ
そして煙草の煙と焼却炉の煙をオーバーラップさせることで、とてつもない余韻を醸し出す。
せいぜい長生きして女房孝行しろよっていう義父の声が聞こえそうな余韻っ
つまり、私より先に死んでって言ってる以上、夫が死なない限り妻も死ねない。
だから父親としては、夫の健康長寿を願うっていう、ちょっと捻くれた愛情が見えるんですよねぇ。
どこにも書いてませんけどねっ
これが書かない魅せ方。
ここまで洗練されたカタチで持ってこられるとは。やるなぁ。
ただ、一点だけ。
主人公のラスト台詞とラス前台詞が、どっちも「だな」で終わってるのが、ちょっと水を差したかもっ
今日からスタートだ で終わった方がより洗練するかとおもいます。
すいませんすいませんっ
偉そうなこといって申し訳なくっ
素晴らしい一作でした。
紛れもない秀作だと思います。
素敵な作品をありがとうございましたっ
拝読しましたっ
まずはすばらしいっ
完成された一本ですね。
夫婦のカタチのひとつの究極を、語り尽くしましたねぇ。
これほどの作品を分析するのは、野暮という気もするのですが、あえて読み解いていきますか。
まずは登場人物。
私と妻。基本的にはこのふたりだけ。
たったふたりで、語っちゃいます。
人生を。
年齢も性格も明記せず、ただ人物として。
「無色の彩色」の技ですね。またまた渋いところを使ってきますねぇ。
父の死を読ませることで、だいたい中年なのかな、と想像させる細工。
しびれますねぇ。
しかも読み手の想像力次第で、いくつだと読んでも違和感がない。
このあたりのじつに良い。
そして、冴えわたる短文回し。
ストーリーとしては、べつになんてことない話なんですよね。
妻の父が死にました。
妻が結婚に先だって変なことを言っていました。
父の死後、その言葉の真意が判りました。
これだけ。
たったこれだけのことを、魅せる。
すばらしい技術です。
語りきらないからこそ、深みを増す。
まさに洗練っ
そしてラストシーンの美しさ。
まるで映画のように、心に響きます。
ここでも語ってないんですよねぇ。
書かない魅せ方っ
すごい野暮なんですが、分析しちゃいますっ
この夫婦は、親である前に夫婦であることを選んでいます。
まあそのあたりは子供に頼らない的な台詞からも読みとれるわけですが、それ以上に、いつか子供が親離れしてゆくことを前提に話しているわけですね。
いずれくる夫婦二人の時間、というものを視野に入れている。
まずこの時点で、すでに子離れが済んでいるわけです。
もちろんどこにも書いていないですけどねっ
そして、長生き勝負。
こんな優しい戦い、そうそうないです。
で、これが究極なんですが、煙草を捨てるシーンっ
ようするに禁煙するよって事なんですよね。
だから吸いさしの煙草を長いままで捨てるし、箱も握りつぶしちゃう。
どっこにも禁煙するなんて書いてないですけどねっ
でも判る。
健康に気を遣って長生きしてやんよ、という意思が見える。
すげえよっ
そして煙草の煙と焼却炉の煙をオーバーラップさせることで、とてつもない余韻を醸し出す。
せいぜい長生きして女房孝行しろよっていう義父の声が聞こえそうな余韻っ
つまり、私より先に死んでって言ってる以上、夫が死なない限り妻も死ねない。
だから父親としては、夫の健康長寿を願うっていう、ちょっと捻くれた愛情が見えるんですよねぇ。
どこにも書いてませんけどねっ
これが書かない魅せ方。
ここまで洗練されたカタチで持ってこられるとは。やるなぁ。
ただ、一点だけ。
主人公のラスト台詞とラス前台詞が、どっちも「だな」で終わってるのが、ちょっと水を差したかもっ
今日からスタートだ で終わった方がより洗練するかとおもいます。
すいませんすいませんっ
偉そうなこといって申し訳なくっ
素晴らしい一作でした。
紛れもない秀作だと思います。
素敵な作品をありがとうございましたっ
[一言]
タイトルからして、サスペンスが始まるのかと思ったら違った。
素敵なラストで、いいなーって思いました。
夫婦ってたいていはどちらかが先にいってしまいますもんね。
当たり前のことですけど、遺されたらやはり寂しいものなのかな、とかいろいろ考えました。
タイトルからして、サスペンスが始まるのかと思ったら違った。
素敵なラストで、いいなーって思いました。
夫婦ってたいていはどちらかが先にいってしまいますもんね。
当たり前のことですけど、遺されたらやはり寂しいものなのかな、とかいろいろ考えました。
- 投稿者: あさじなぎ@小説&漫画発売
- 2016年 02月29日 15時20分
[一言]
心にグッとくる短編でした。
最後の言葉は、まさにそれって感じですね。
私は先には死ねないですねぇ……、看取った後は旅にでも出ようかなと思います。
心にグッとくる短編でした。
最後の言葉は、まさにそれって感じですね。
私は先には死ねないですねぇ……、看取った後は旅にでも出ようかなと思います。
- 投稿者: Swind/神凪唐州
- 2016年 02月28日 21時49分
[良い点]
締めにグッときました。
「勝負」と表現したところ、そのあとの「今日からスタートだな」という言葉。
後ろ向きだった世界が、それらの言葉でたちどころに前向きになったように感じました。
締めにグッときました。
「勝負」と表現したところ、そのあとの「今日からスタートだな」という言葉。
後ろ向きだった世界が、それらの言葉でたちどころに前向きになったように感じました。
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