感想一覧

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[良い点]
・これを最後まで書き通した作者の熱意。
・これをツイッターに晒す作者の度胸。
・なんか心に朧月が浮かんできた。
・チンコのことを「萬象から解き放たれた夜の獸」と表現したあたりで爆笑した。
[気になる点]
・タイトルと作者名がキラキラすぎてのっけから読む気が失せる。
・ケロロ軍曹みたいな語り口調が腹立つ。
・語り手がナルシストすぎてキモい。書き出しから「詩人としての才は、僕にはないのだろうか」とか「こんな私に、詩人を目指すなんてことを言う資格なんて無いこと、分かっている」とか、そんなこと知ったことじゃないっちゅうに。三島みたいに共感もできなければ笑えもしない。
・読んでいたらカップラーメンが伸びた。
・時代背景がまったくわからん。 「太平の世では私を震わす物などみつからぬ〜」。いや、いつだよ「太平の世」って。もしかすると異世界ファンタジーか何かなのか。
・「草木搖るがす貴方のように、人の心を動かさん」とか「外はもう靑くなっていて」みたいな文を書いてて疑問に思わなかったのか。
・「後光射す天使」とか「女神のような神性」とか大袈裟なわりに稚拙な表現が萎える。どうせやぼったいアジア人顔だろ。
・「神」とか「體」とか、なんかもう勘弁してくれ。そもそも「社會」って何よ。
・地の文からは妙な気合が伝わるのに、会話文が垂れ流しすぎ。エクスクラメーション・マーク連発とかやめて。
・「嘩尼拉のように甘く、檸檬のように涼やかな風味が私を滿たし、繫がり合った二人はお互いの官能を確かめ合いました」のあたりとか、太宰なら「ベーゼしました」で終わらせるところを長々書きすぎ。そのくせ「お嬢さんはそうめんを食べたばかりだった」ぐらいの情報しか伝わってこないし。
・「私がこんなに苦しんで読んでるというのに、貴方は……貴方はっ!!」という気持ちになってくる。
[一言]
つまらん。人に読んでもらおうという意識がまったく見えてこない。伍のあたりから眠くなって飛ばし読みをしてしまったが、結局これ、『ドラえもん のび太と夢幻三剣士』みたいなストーリーだったんだろうか(筆者はトリホーがトラウマ)。

作者は「顔面グロ画像」という輝かしい経歴を持っているのだから、一度、西村賢太や小谷野敦みたいな今流行りの私小説に挑んでみてはいかがか。根気と熱意はあるようなので、まあ、伸び代はあると思う。冒涜はわりと読めたし。
  • 投稿者: 沢田番三
  • 2016年 03月09日 10時48分
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