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[一言]
異形の力を持ち、隠れ住む血族の処女。
何故、己の価値を承知していながら、あえて囚われの身に甘んじ我を通そうとしなかったか。権力の側の座を求める事も出来たであろう物を。
両親の戒めが浸透していたが故とは思いますが、なれば何故、己が命を絶たず、求められるままに力を使ったか。

……うがった視点かも知れませんが、力を持ちながら、自ら道を切り開く発想に至らなかった娘に哀れみを感じました。

トファナ水(旧名 詰めた鋳物)さん

お読みくださりありがとうございます。

澄は、基本的に受け身に生きるタイプの少女であったのだと思います。
求められるままに力を行使したのは、初恋の君を想うゆえだったかもしれません。

トファナ水が仰るように、自分の手で道を切り開こうとしなかった澄は、恐らく恋に囚われてしまっていたのです。

哀れと言っていただき、嬉しく思うのは九藤の親心です。

ご感想に感謝します。
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