感想一覧

[一言]
「職業介護、但し無給」シリーズ、ここまですべて読ませていただきました。作者の夢茶ぶりが描かれた第３介と第５介が愉しめました（ちなみに私はポイント評価を入れておりません）。第５介の47の４行目、「ゴール地点が一消えて」の「一」は誤植でしょうか。意味が通りませんでした。
天派さんの御作の良いところは、漫画と小説の合体本であるにもかかわらず、スイスイ読めてしまうところ。文体が絵とマッチしているからでしょうか。普通こうはいきません。Ｄ[d:]の『キぐるみ』が悪例です。作者は時間をかけて作っているのに、読者というのはワガママなもので、スイスイ読めるのが何よりなのです。縦書きであるのも成功していると思います。
ところがこの第６介はあまりスイスイといきません。
話の内容が暗いからでしょうか。
家族関係等を読み解くのが煩わしいからでしょうか。
それとも文字比率が多いからでしょうか。
逆に云えば、この３つの要素が反転すれば、御作は活きいきするように思えます。