感想一覧

[良い点]
夏の匂いがしそうな情景描写に、田舎ならではの大人の無茶振り。
政蔵さんのなんと素敵なことか。
駆くんにとって、つまらない田舎から故郷へと変貌を遂げた夏。トンボの乗る風は、優しくて少し切ない。

トンボや蝶は魂を乗せてやってくるとも言いますよね。素敵なお話をありがとうございました！

[良い点]
泣いた！
いいですね( ；∀；)。
こういう作品、本当に好きです。
私は東京生まれですが田舎育ちで毎日山で遊んでました。色々と思い出したなあ……。川とかでよく泳いでいたなあ……。じぃちゃんちが茄子(牛の形)に割りばしつけたり、きゅうり(馬だったよね？？馬だよね)に割りばしつけたりしていたのでお盆はずっと不思議だった思い出が。行きは早くこちらに来れるように馬、帰りはゆっくり帰れるように牛だったかな？逆かもしれません。どっちだったか……(^_^;)。
またちゃんと調べてきます。
戦争……。日本軍(ほぼ民間人)が戦争にいかなければならなかったあの時代は心苦しい。反対にアメリカ人もかなり日本人に殺されているという事実。戦争は人が死ぬだけでなにも産まない。それに気づくのに人間(まだその思想の国はあるが)は1000年近くかかっている。アメリカ軍人がしてはいけなかったことは住民がいる場所に爆弾を落としたこと。通常の戦争ならば軍事基地だけを狙うのが普通。まあ、最初の原因はほぼ日本軍なので、誰かを責めることは難しい。
なにも知らなくても、今の子供が平和に生きてればいい。
この作品の大人たちも皆そう思って生きているように見えました。若い人は立ち上がってもう一度、戦争について考えてみるべきだと思います。
描写が美しい夏休み、だけれどもどこか切ない。
なぜかぼくの夏休みというゲームを思い出しました。
あの作品もこんな感じで盆が過ぎていくんですよね。
きれいな作品でした。
ありがとうございました( ；∀；)

[良い点]
爽やかな情景が生き生きと浮かんでくる描写がお見事！豊かな風情の中にやがてミステリアスな雰囲気が漂ってきます。先が気になり一気に読み進めました。
[一言]
拝読させて頂きました。退屈そうだった駆がどんな夏を過ごすのかと見守る気持ちで読んでおりました。

もしや…と途中から思いましたが、こういうことだったのですね。

政蔵という青年が何者なのかは察していきましたが、迎えに来た人まではそのシーンが訪れるまで予想できませんでした。

度肝を抜くという程でもなく、かと言って見え見えでもない。優しい物語に沿った伏線の匂わせ方が絶妙だと感じました。ミステリー要素を含む物語を好む私にとって是非見習いたいところです。

じんわりと胸にくる切なさ。だけど温かさもしっかり感じられる作品でした。駆少年が得たものも大きかったことでしょう。

素敵な作品をありがとうございました！

[良い点]
丁寧な情景描写と幻想的なストーリーで惹き込まれました。

日本の夏、特にお盆は蒸し暑くジメジメとした季節ではありますが、同時に儚さも持つ季節なのだ……と、この作品を読んで思いました。
もちろん私も戦争を知らない世代なのですが、言葉を介して後世に伝わっていくものは必ずあると思います。
この先もずっと日本の夏、お盆というものはただ暑い季節というだけではなく、特別な意味を持ち続けていくのでしょうね。

とても良いお話でした。有難うございました。