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[良い点]
・終盤手前までの、ほんわかとする心温まるストーリー。
現場作業員という、あまりなろうでは見かけない職種の大人が、少女との対比ですごくいい味を出している。
・現場に一人はいる気さくな兄ちゃんみたいに感じられて誠司朗には好印象を抱いた。
自分自身、子供のころは現場の兄ちゃんというかおじさんに挨拶したら挨拶を返してもらったり、一言二言話したりしてたので、懐かしく思える。
[気になる点]
・正確には悪い点ではないのだが、ほんわかと進んでいただけに、美雨の母親からの仕打ちと、誠司朗からの「家族にならないか」が残酷に感じてしまった。
人魚姫と自分を重ね合わせ、それでも王子の傍を選んだ少女の心境を思うとなんとも心が痛い。
愛されなかった少女が少しずつ救われていく話の結末としては物悲しい。
[一言]
ども。更に読ませていただきました。一気読みです。
タイトルからどんな話なのかと思いましたが、誠司朗の存在にも、美雨の心情の変化や最後の決断にも面白みというか、「いいなこれは」という気分にさせられました。
たまには物語もいいもんですね。
  • 投稿者: 海蛇
  • 2016年 07月11日 23時54分
海蛇殿!!
読んでくださるだけでも嬉しいのに、なんと、なんとありがたいご感想なのでしょう!
海之本テンション指数跳ね上がりました。

子供の頃の海蛇さんに、そんな微笑ましいエピソードがあったんですね。声をかけてくれるリトル海蛇さんに、きっとおじさんたちは仕事の疲れを癒してたに違いない!
個人的にも誠司朗を気にいっているので、海蛇さんに好く思って頂けて嬉しいです。

以前、近所で実際にマンションが建てられたことがあり、その時ふと作業員と少女の関係が頭をよぎり、それ以来ずっと温めておりました。
ただ、その時は二人のほんわかとしたやり取りだけで満足していたんですが、先日、ひょっこり人魚姫を読む機会がありまして。
もともと人魚姫は、幼少期にかなりの衝撃と影響を受けた物語だったんですが、子供ではないこの年齢になって改めて読んでみると、アンデルセンの表現力の豊かさとストーリーの深さに昔とはまた違った衝撃を受けました。
そうしたらもう少女と人魚姫が頭の中で離せなくなってしまって。なので残酷で物悲しいと言って頂けて、正直自分の思い描いていたものを感じてもらえたという喜びが湧いてしまいました。

文フリを目標にしていたにもかかわらず、時間の配分も考えずぎりぎりになってしまい、色々もう反省ばかり。
ですが海蛇さんから感想を頂けて、そして「いい」と言って頂けて、今回、挑戦して本当によかったと思いました。
また物語、頑張って書くぞー!

誠の誠に、ありがとうございます!!
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