感想一覧

[一言]
ロードス騎士団はもともと聖地を訪れる巡礼を支援するために設立されて、病院を併設して巡礼者に無償で医療や食事を提供していたと塩野七生さんが書いてますね。いっぽう聖地では、巡礼者が削り取って持って行くので痛みが激しい「最後の晩餐で使われたテーブル」を、また新調する必要がある・・・と手記で修道士が愚痴を書いていたらしいです。今も昔も巡礼って観光事業なんですね。

[一言]
　第３部開始、おめでとうございます。しかし……。

「医学と宗教の共存を描く」とのことですが、私としては正直「神聖ロバンス教皇国」の滅亡と、「イルラ教」の屈服を見たいですね。

　現実の社会において、『独善』ほど巨大な悪は無く、『自分は正しいと信じて疑わない』ことほど、大きな過ちも、愚かな振る舞いも無いのですから。
　そういう連中には、その事実を徹底的に思い知らせてやりたいと、常日頃思っています。

　もちろん現実には、宗教というものは、軍事力では屈服させることはともかく、滅ぼすことは実質不可能であり、それゆえ共存を目指さざるを得ないわけですが。

[一言]
ついに第３部ですか。クー、続きが楽しみです。