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[気になる点]
いつも楽しく世界観に入り込んでいます。

質問なのですが
薬師さんの魔力は力ある人の平均ぐらいなのでしょうか?

薬師さんの魔力を1としたら
運び屋さんを20
医者さんを30
鎧を装備できる軍人を100
将軍を200
太陽の魔法が使える王族を1000
こんな感じで想像しながら楽しんで読んでいます
だいたいでいいのでそれぞれのキャラクターの魔力の目安とかも教えていただけると読者は大喜びします。
かぼちゃさんさん、ご感想ありがとうございます。

>いつも楽しく世界観に入り込んでいます。
世界観萌えなので、そう言っていただけて嬉しいです。

★前提 あちこちのページで小出しにした設定をまとめると、こんな感じです。
 魔法の力は、魔力×作用力。
 術の系統によって発動のさせ方が違うので、数値だけで単純比較はできない。
 魔力は生まれつきのもので、頑張っても鍛えられない。
 魔力0の人は作用力も0。
 作用力は、ある程度までは鍛えられる。
 たまに魔力はあっても作用力0の人が産まれる。例:ロークの友人ヴィユノーク。
 ※ 作用力は【魔力の水晶】などの魔道具で0→5とか補える。魔力は自前のを使えるので力なき民より有利。
 魔法使いの王族は、どこの王家も「私の戦闘力は53万です」みたいな桁違いの強さ。

具体的なMPの数値は特に決めていなくて、なんとなくのイメージですが……

工員クルィーロ:魔力が低く、修業をサボったので作用力も弱い。
 初登場時=魔力10、作用力5。
 ドーシチ市で大量の魔法薬作りの補助→レベルUPで作用力8みたいな。
 修行し直してRPGみのある成長。呪文もどんどん覚える。伸びしろしかない。
 でも、作用力が100でカンストして、頑張っても強くなれないタイプ。

~越えられない壁~ 一般人の平均=魔力50、作用力50くらい。

薬師アウェッラーナ:精密操作のプロなので作用力はそこそこ強い。
 序盤=魔力70、作用力750前後。
 魔法薬を大量に作るミッションが何度も発生するので、レベル上がりまくり。
 終盤=魔力70、作用力3500くらい。

運び屋フィアールカ:一般人としてはかなり強い。どっちも700前後。

~越えられない壁~ 【鎧】を装備できる魔法戦士
魔装兵ルベル 偵察が主任務。
 魔力1500前後。作用力は防御や偵察系なら2000前後。
 攻撃魔法では作用力100以下。【光の矢】とか明後日の方向に飛びがち。

警備員オリョール 魔力1200前後。作用力2000前後。

~越えられない壁~王族。継承権なし。
呪医セプテントリオー:下っ端の分家でギリギリ王族。攻撃魔法は使ったことがない。

~越えられない壁~王位継承権あり。本気で攻撃魔法を使ったら地形が変わる。
アル・ジャディ将軍:本家に近い分家なので洒落にならない強さ。
ウヌク・エルハイア将軍:本家に近い分家なので洒落にならない強さ。
太陽の欠片を使ったラクリマリスの王族:洒落にならない強さ。
シェラタン当主:バフ系が洒落にならない強さ。アーテル軍には手加減してあの威力。
[一言]
本当に好きで、何年も読み続けています。
戦争という読んでいてつらくなる描写もあるのですが
人間の生々しさや優しさやそれでも生きていく情景を
完結まで追い続けたい。
ずっと終わらずにいてほしいくらい。
それぞれの国で生き抜いている人たちが
どんな未来にたどりつくのか楽しみにしています。
  • 投稿者: やま
  • 30歳~39歳 女性
  • 2023年 08月20日 16時50分
 やまさん、ご感想ありがとうございます。
 嬉し過ぎてスクショ撮りました。

「すべて ひとしい ひとつの花」は元が、「民族紛争で分裂した大国は再統合できるんだろうか?」と言う問いから始まった思考実験みたいな話です。
 再統合できるのか。できたとしたら、再建される社会はどんな姿になるのか。一人で脳内シミュレーション。
 当初の予定よりかなり長くなって、連載七年。自分でもこんなに長くなるとは思いませんでした。
 読者の方のおかげで、ここまで続けられました。
 長らくお付き合い下さってありがとうございます。

 できれば、年内には完結したいなぁと思っていますが、キャラが勝手に動いてまた長くなるかもしれません。
 最後までお付き合いいただけましたら幸いです。
[一言]
毎日の楽しみを超えて癒しになっています
ありがとうございます。
感謝。
お読みいただき、有難うございます。
癒し系とは程遠い陰惨な内容ではありますが、更新は毎日していますので、これからもお付き合いいただけましたら幸いです。
[良い点]
面白い
[気になる点]
宗教は自然に結びついた物は強いなぁ
豊かさは相対的やなって
人間それぞれやりたいことがある十人十色なのに纏まらないと全く何もできないという
紛争とかの解決方法って長い時間と資金をかけるか、民族浄化しかないのでは
[一言]
最近一気に読み初めました。
最近暇で仕方ないので有難い
  • 投稿者: wasd
  • 2020年 04月21日 07時31分
wasdさん、初めまして。
一気読み&「面白い」と言っていただけて嬉しいです。

おっしゃる通り、何を一番大切に思うか、人それぞれです。
みんなの願いをすべて叶えようとすると、競合する願いが打消し合って、誰の願いも叶えられなくなります。
宗教は、その願いの方向性にある程度のまとまりを与えます。
民主主義の政治は本来、なるべく不利益を蒙る人数を少なく、また、不利益を蒙る人々の「損」をなるべく小さくするように、意見と利害を調整する為にあります。
現実には、宗教自体が「他の宗教の願いの方向性」を否定して、国家間戦争や民族紛争の原因になったり、政治が上手く機能しなくて、特定の属性の人たちだけが不利益を蒙って、生存を脅かされる国もあります。

ネタバレになるかもしれませんが……

キャラ視点だとこの辺になります。
リストヴァー自治区に対するネモラリス中央政府の政策「0018.警察署の状態」「0019.壁越しの対話」「0026.三十年の不満」「0044.自治区の生活」「0053.初めてのこと」
ネモラリス島の村人「1051.買い出し部隊」

>民族浄化
現実の世界では、民族浄化の成功例がありません。
この話の世界でも、数十万のネモラリス人が、戦争難民として周辺国へ流出しました。
外国まで行って民族浄化を実行するとなると、フラクシヌス教の聖地があるラクリマリス王国を守る為、ラキュス湖地方が全面戦争になります。
アーテル人も、アルトン・ガザ大陸のバルバツム連邦などに仕事や留学で滞在する人たちが居るので、同様に根絶やしは難しいです。そっちまで手を出すと、世界大戦……

キャラ視点だとこの辺になります。
仕立屋の店長クフシーンカ「890.かつての共存」
リストヴァー自治区の尼僧「900.謳えこの歌を」

>紛争とかの解決方法って長い時間と資金をかける

現実の世界では、旧ユーゴスラビア連邦分裂後のコソボやボスニアなど、国家を信仰と民族で細かく分割しても、まだ紛争の火種が燻る所があります。
コソボは独立を宣言しましたが、諸般の事情により、世界の約半数の国が国家承認せず、セルビアの一部と看做します。そのセルビアも承認しない国が多いです。

旧ユーゴスラビア紛争でも、えげつない民族浄化の嵐が吹き荒れましたが、地域内の少数派民族は絶滅しませんでした。
国連やNATO軍等の武力介入と支援で、国を分割して、取敢えず和平を成立させました。
その後も、長い時間と資金をかけて、かつてのように異なる民族・信仰の人々が共存する方向性で、貧困対策・復興支援などが進められています。

この話では、「国を分ける和平」は失敗しました。
キャラ視点だとこの辺になります。
ラクエウス議員「214.老いた姉と弟」
工員クルィーロ「0985.第二位の与党」

そんなワケで、これは現実路線で「長い時間と資金をかける」話です。
名もなきモブの一人一人にも人生があります。強制終了されても、周囲の人たちには人生がまだ残っていて、その続きをどう生きるのか。
モブや名前のあるチョイ役が、割と重要な役割を果たす話でもあります。

しかも、思い付いたエピソードを全部載せすると最終的に何文字になるか実験中なので、無闇に長いです。
何年掛かるか不明ですが、プロットはあるので必ず完結させます。
最後までお付き合いいただけましたら幸いです。
[良い点]
火の雄牛の角を手に入れたのと諸々の対価として支払える千年茸を手に入れたのでランテルナ島編はそろそろ終わりかな。

魔獣になったばかりの火の雄牛に出会えたのは幸運。まあ、割と死に掛けていたけれど。でも前回の魔哮砲に出会った巨大な火の雄牛と同等の大きさを相手にするのかと思っていたのでやはり幸運なのかな。
フィアールカが居合わせてくれたので助かったというのもあるけれど、代わりにアウェッラーナが千年茸を見つけていたのはプラエテルミッサの面々にとっての一番の収穫なのではないか。やっぱりアウェッラーナが一番欠かせない存在な気がする。
フィアールカも商売人なのでちゃんと千年茸の対価の分は良くしてくれそうなので安心。

ランテルナ島では呪医セプテントリオーや葬儀屋のアゴーニと再会したりゲリラとあったり、戦い方を教えてアクイロー基地を襲撃したりと色々ありましたね。少し視野を広げれば魔装兵ルベルがついに魔哮砲を見つけたり、ラクエウス議員や姉のクフシーンカが自治区のために動いていたりとネモラリスの国内外でも色々と動きがあって今後のプラエテルミッサの面々にどんな影響が出るのか気になるところ。

つい半年ほど前までただの高校生だったロークがゲリラに加わり戦闘に参加したのも今後の彼の心境にどんな影響があるのか気になる。

そういえばアクイロー基地襲撃戦でのオリョールの問いかけにモーフがプラエテルミッサの面々を仲間だと言い切ったシーンがかなり印象に残ってます。
お互いになんとなくその気持ちは共有しているような感じではあるが、その関係性を仲間だとはっきり言ったのはもしかしたら初かな。境遇の差も立場の違いも関係なく、過ごした時間が仲間だと言い切れるものになっているのが良かったです。難しく考えるのが苦手なモーフだからこそ、直感的に仲間だと信じられているのが良い。

そしてランテルナ島で一番活躍していたのは、もしかしたらファーキルなのではないだろうか。チェルノクニージニクの店に伝手があったり、ネットで得た情報をゲリラに提供したり、セプテントリオーと情報を整理したりと地味ながらも手広い活躍。物々交換のやりとりだけじゃなく、動画で得たウェブマネーで支払いができるのも科学文明に生きてきたファーキルならではの強みかな。

個性の塊であるクロエーニィエともこれでお別れかと思うと少し寂しいような。いや寂しくないか。
  • 投稿者: 芹口
  • 男性
  • 2020年 01月03日 12時04分
 芹口さん、新年初のご感想、ありがとうございます。
 お年玉をいただいた並に嬉しいです。

 素材兼対価は手に入りましたが、すぐに島を脱出できるかと言うと、そうは問屋が卸さなかったりします。

 魔獣の強さは、その種類の元々の強さとこの世への定着度にもよるので、実体化してすぐでまだ弱いのに当たったのは幸運でした。
 森に入ったのがアウェッラーナ一人だったら、【跳躍】が間に合わず、養分になった可能性が無きにしもあらず。
 彼女なしでは一体、何度命を落としたことか……RPGでもパーティの回復役、重要ですよね。

 フィアールカは、ちゃっかりしっかり仕事します。彼女とはこの先、関りが増えてきます。

 色々あり過ぎてプラエテルミッサの面々にはかなり厳しい島でした。まだ脱出できてませんが。
 魔装兵ルベルは、都会で働きたいなどと軽い気持ちで軍隊に入ったばっかりに……哨戒兵として「見る」のが仕事なので、この先も色々と過酷な現場を見ることになります。
 仕立屋クフシーンカとラクエウス議員の老姉弟も、まだまだ若いもんには負けずに活躍する予定です。
 目指すところが同じなら、いつか縁の繋がる日が来ます。

 ロークは、武器を執ることを選びました。
 訓練期間が短くて当てられないので銃ではなく、爆弾メインでの参戦でした。
 誰の何で何人を殺傷したか、確認できない方法での参戦。彼の心にどんな影響を及ぼしたか、これからどう変わってゆくのか、見届けていただけましたら幸いです。

 訳の分からない寄せ集めの集団で、外野に自分たちを説明するのも難しい移動販売店プラエテルミッサ。
 おっしゃる通り、モーフは、オリョールに聞かれるまで深く考えたこともなく、この質問で初めて、自分たちが何者なのか、自分が彼らをどう思っているのか、見詰めました。
 聞かれて、答える為に考えて、初めて自覚できた仲間意識。
 このシーンは力を入れて描いたので、このご感想をいただけて嬉しいです。

 直接の戦闘には参加しませんでしたが、補給に作戦立案に情報収集に無双状態の活躍でした。
 ファーキルは中学生ですが、実家に居た頃から社会に疑問を持って独自に情報収集して、色々考えていたのが役に立ったエピソードでもあります。
 趣味でもなんでも、ここぞという時に役に立てられる「智慧」が彼の強みです。

 クロエーニィエは、またいずれ……
[良い点]
ドーシチ市へ来た当初は薬を欲している市民やら薬を作る契約やらで居心地が悪い感じになりそうだなと思ったけど、過ごしていくうちにラトゥーニやアウセラートル、それにスヴェチーニク家の使用人達とも仲良くなれた感じ。ほとんど屋敷の敷地内にいて市民とはどうなるのか分からないけど、それなりに良い生活になってる気がする。
でも、豪華な食事やふかふかのベッドに慣れてしまうとこの先の移動が辛くなってしまいそう。

移動と言えば、レノが料理長に「レノ君、いっそここに住み込まないか?」と嬉しい誘いをされましたが、力なき民は帰化できないのでどうしようもない。親族がいるであろう目的地がある面々は一先ずの行動指針があるけど、椿屋の三人は当てがあるわけではないので有り難くも辛い誘いでしたね。


アミエーラとファーキルを除くプラエテルミッサのメンバーはかれこれ三カ月ほど一緒にいるので、テロの被害者と加害者だけど仲間意識というか頼りにするされる関係がもう当たり前になってそう。
ソルニャーク隊長がいるとなんとかなりそうな気がするし、アウェッラーナがいると安心する。
そしてロークはテロを知っていて結局何もできなかった葛藤とかアウェッラーナが暴漢に襲われた時に助けられなかった後悔とかもあって、変わろうとしてソルニャーク隊長に格闘術を習ったりしている。
妹たちもメドヴェージのことは普通にいいおじさんだと思ってそう。


そういえば今まで登場した人物で一番ロークが好きなのです。迷って悩んで後悔して、出来ることが少なくて歯痒いけど皆の役に立とうと頑張る姿が気に入ってます。
  • 投稿者: 芹口
  • 男性
  • 2019年 12月03日 00時18分
 芹口さん
 ご感想を有難うございます。

 屋敷の外に出ると、薬が欲しい人に拉致されそうなので、アウセラートルが直々にご案内。安全&薬を作らせる為、ほぼ軟禁状態です。
 一日十二時間労働(三食+おやつ休憩あり)休日なし、ノルマあり、小学生でも容赦なくこき使うし、手の皮が剥けたらアウェッラーナが魔法で治療するので休ませてもらえません。
 ……ブラックなんだか高待遇なんだか、よくわからない労働環境です。
 ほとんど外出させてもらえないので確実に太りますが、これまでは栄養失調、この先、ここを出たらいつ満足に食べられるかわからないので、誰一人としてダイエットを気にしません。

 お誘いが嬉しくても、乗れない立場のもどかしさ。
 こんなところでも、魔力の有無で格差が……というエピソードでした。

 ロークを気に入ってくださって有難うございます。
 この話の登場人物は、良くも悪くも普通の人ばかりなので、どのキャラもいい面ばかりではなく、よろしくない側面も出てきます。
 100%いい人が居ない代わりに100%悪い人も登場しません。
 ある状況下では善良に振舞えても、別の状況では非人道的な行いに手を染めてしまうキャラも出てきます。

 ロークも含めて、誰が何にどう悩んで、どんな選択をして、どう変わってゆくのか、この先も見守っていただけましたら幸いです。
[良い点]
魔法と科学が地域によって発達していたりいなかったり、タブレットが何をする道具なのか分からないっていうのも魔法文明ならではですね。貧富の差だけではなく、この世界では地域によって文明の進む方向が違うのも面白い。

ファーキルが情報提供する理由はもしかしたら彼の生活環境にもあったのかな。
いじめを受けていて、しかも周りの大人に相談してもちゃんと話を聞いてくれないか実のない受け答えだったから。

タブレットを取り出したのも略奪の心配がないと分かったからだろうし。だから真実を知りたいというよりも、親切に焼き魚をくれたりちゃんと話を聞いてくれるのが嬉しかったから何か役に立ちたいと思ったようにも見える。

アウェッラーナ達の前に出会った呪符屋の店長や運び屋の女性もそうだが、ファーキルが人の優しさに触れたのが日常を捨ててからというのがなんとも切ないというか遣る瀬無いというか。キルクルス教の教えである魔力を持つ者が悪しき存在という認識を自分で否定できた瞬間ですよね。

テロの被害者でも加害者でもない第三の立場であるファーキルがこれから世界をどう感じていくのかが楽しみです。彼自身魔力がなくて、そしてインターネットも普及しているアーテルからの魔法使いがいるネモラリスへの旅立ちは、言ってれば現代っ子がファンタジー世界に足を踏み入れるようなもの。アウェッラーナ達とはまた違った視点で世界を見ていくのが楽しみです。
  • 投稿者: 芹口
  • 男性
  • 2019年 11月30日 15時04分
 芹口さん
 たくさんのご感想を有難うございます。

>この世界では地域によって文明の進む方向が違うのも面白い
 その辺の違いを楽しんでいただけて嬉しいです。

 ファーキルは居心地の悪い場所から逃げたかったのもありますが、それが彼の両親や担任、地区の司祭個人の資質だけの問題ではなく、アーテルの社会全体の問題だと捉えたからでもあります。社会を変えたくて、明確な目的を持って命懸けの旅に出ました。
 呪符屋と運び屋、トラックで避難中のネモラリス人たちが、初対面のファーキルの身を案じたことは、ファーキルが今まで受けたことのない無償の親切と「死なないで欲しい=生きていてもいい」と言う“存在の承認”だったので、おっしゃる通り、これも行動の大きな動機付けになりました。
 同時にアーテル社会の常識が、誤りであると確認できた瞬間でもあります。

 力なき民の少年の力で何ができるのか、魔法使いが住む社会の常識をどう捉えて、世界にどんな変化を起こすのか……ファーキル視点もお楽しみいただけましたら嬉しいです。
[良い点]
たまにアミエーラ視点もあったのでどこかで合流できるのかなと思っていたら、ようやくアウェッラーナ達に出会うことができて良かったです。
アミエーラの視点だけすごく心細い感じだったので、なんというか安心感。

アウェッラーナ達は少数とはいえそれなりに生きていけるメンバーと、あと魔法使いがいて大変であってもどうにか生き残ってましたが、アミエーラは魔法は使えないし一人だしでどうなってしまうのだろうと思ってました。

山道から命からがら逃げてからの芋虫おじいさん。最悪、アウェッラーナ達は彼女と【魔道士の涙】という形で出会ってしまうかもと思ってました。
なんとか合流出来てよかった。
  • 投稿者: 芹口
  • 男性
  • 2019年 11月25日 22時00分
 芹口さん
 ご感想、有難うございます。
 合流はできたものの、まだまだ不審者扱いです。
 取敢えず助かったけど、お互い完全には信用しきれない半端な状態。知り合いのモーフがいなかったら、どうなっていたことですやら……

 アミエーラの最大の武器は、逃げるべき状況を見極める的確な判断力。そして、土壇場での逃げ足の速さです。
 これが自治区育ちの強みのひとつだったりします。悲鳴を上げたところで、周囲の人たちにも助ける力がないので、自分で身を守る暮らし。
 戦う力はないので、魔物や魔獣が出たら逃げるしかありません。遭遇しても、腰を抜かしたり身が竦んで動けなくなったりしない度胸が鍛えられました。……というか、それを元々持っているから、この年齢まで生き延びられたと申しましょうか。
 今回も何とか逃げ切れました。命を繋いだ彼女の今後を見守っていただけましたら幸いです。
[良い点]
時間のある時にちょこちょこ読んでいます。
複雑な世界観や多岐にわたる設定、楽しませていただいてます。

どこかで感想を書けたらなと思っていたところでの、この話。第六章の『0124.まともなメシ』。壊れた放送局内での食事です。

火事や空襲、これから先の見えない状況の中でのようやく食べれたまともな食事、パスタ。温かい食事は焼き魚でもありましたが、紙皿とフォークを使っての食事らしい食事はアウェッラーナ達はここが初かな。座ってゆっくりと食事ができるだけでもなんだかほっとしました。

宗教や魔力の有無などの境遇、そしてテロの被害者と加害者という立場の違いがありながらのこの楽しそうな食事風景に思わず笑みがこぼれました。

魔法使いならではの水を宙に浮かばせての調理方法も面白いなと思いました。

モーフがおかわりが欲しそうにちらっとフライパンを見たのに気づき、メドヴェージがパスタを追加してあげるとこなんて食事以上の温かさを感じました。
  • 投稿者: 芹口
  • 男性
  • 2019年 11月24日 15時57分
 芹口さん
 設定や空気感を丁寧に読み込んだご感想、有難うございます。

 このシーン以前にも、レーションや、魚を獲って焼いただけの食事はありましたが、取敢えず空腹を紛らわせる為だけのものでした。

 食事は生命維持だけでなく、「あたたかくて、美味しいものを食べてホッとする」心のケアとしての側面もあります。
 被災地で、効率のいい「栄養剤の配布」ではなく、わざわざ手間暇かかって非効率な「自衛隊の野外炊具1号出動」なのはその為です。石原軍団などのボランティアや、被災者自身の炊き出しも同様。
 この先どうなるかわからない不安をひとまず置いて、あたたかい食事で一息ついた雰囲気を読み取っていただけて嬉しいです。

 調理シーンとモーフを見守るメドヴェージの視点に注目していただけたのも嬉しいです。
 鍋がなくても調理できる。その一事でも魔法使いが有利な状況。
 【操水】の術を調理(=みんなを生かす為)に使った部分は、序盤の病院での戦闘シーンと地味に対比してありました。同じ術でも使い方次第。

 何故、この十人は恩讐を超えて手を取りあえるのか、最期まで見届けていただけましたら幸いです。
 そして多分、誤字報告も有難うございました。助かります。
[気になる点]
最新話
669 預かった手紙
呪医セプテントリオーと針子のアミエーラはノージ市を発ち、ネーニア島東岸に沿って【跳躍】で南下していた
→針子のサロートカ、ではないでしょうか。
 Yogoreta-Meganeさん、ご指摘ありがとうございます。
 予約配信なので毎日更新していますが、最近、あまりログインできていないので対応が遅くなりました。
 004.登場人物紹介は、ほぼ自分の為の覚書なんですが、それでも間違う残念さ……orz

 ついでに、各章末の「あらすじと人物紹介」もセプテントリオーの出身地に脱字があったので訂正しました。
 「フナリス群島」の「群」が抜けているのに気付かず、第十章から延々、コピペを繰り返していました。地図ではちゃんと「群島」って書いてたのにこのザマです。

 細かい所まで読み込んで下さってありがとうございます。助かりました。
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