エピソード489の感想一覧

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[良い点]
火の雄牛の角を手に入れたのと諸々の対価として支払える千年茸を手に入れたのでランテルナ島編はそろそろ終わりかな。

魔獣になったばかりの火の雄牛に出会えたのは幸運。まあ、割と死に掛けていたけれど。でも前回の魔哮砲に出会った巨大な火の雄牛と同等の大きさを相手にするのかと思っていたのでやはり幸運なのかな。
フィアールカが居合わせてくれたので助かったというのもあるけれど、代わりにアウェッラーナが千年茸を見つけていたのはプラエテルミッサの面々にとっての一番の収穫なのではないか。やっぱりアウェッラーナが一番欠かせない存在な気がする。
フィアールカも商売人なのでちゃんと千年茸の対価の分は良くしてくれそうなので安心。

ランテルナ島では呪医セプテントリオーや葬儀屋のアゴーニと再会したりゲリラとあったり、戦い方を教えてアクイロー基地を襲撃したりと色々ありましたね。少し視野を広げれば魔装兵ルベルがついに魔哮砲を見つけたり、ラクエウス議員や姉のクフシーンカが自治区のために動いていたりとネモラリスの国内外でも色々と動きがあって今後のプラエテルミッサの面々にどんな影響が出るのか気になるところ。

つい半年ほど前までただの高校生だったロークがゲリラに加わり戦闘に参加したのも今後の彼の心境にどんな影響があるのか気になる。

そういえばアクイロー基地襲撃戦でのオリョールの問いかけにモーフがプラエテルミッサの面々を仲間だと言い切ったシーンがかなり印象に残ってます。
お互いになんとなくその気持ちは共有しているような感じではあるが、その関係性を仲間だとはっきり言ったのはもしかしたら初かな。境遇の差も立場の違いも関係なく、過ごした時間が仲間だと言い切れるものになっているのが良かったです。難しく考えるのが苦手なモーフだからこそ、直感的に仲間だと信じられているのが良い。

そしてランテルナ島で一番活躍していたのは、もしかしたらファーキルなのではないだろうか。チェルノクニージニクの店に伝手があったり、ネットで得た情報をゲリラに提供したり、セプテントリオーと情報を整理したりと地味ながらも手広い活躍。物々交換のやりとりだけじゃなく、動画で得たウェブマネーで支払いができるのも科学文明に生きてきたファーキルならではの強みかな。

個性の塊であるクロエーニィエともこれでお別れかと思うと少し寂しいような。いや寂しくないか。
  • 投稿者: 芹口
  • 男性
  • 2020年 01月03日 12時04分
 芹口さん、新年初のご感想、ありがとうございます。
 お年玉をいただいた並に嬉しいです。

 素材兼対価は手に入りましたが、すぐに島を脱出できるかと言うと、そうは問屋が卸さなかったりします。

 魔獣の強さは、その種類の元々の強さとこの世への定着度にもよるので、実体化してすぐでまだ弱いのに当たったのは幸運でした。
 森に入ったのがアウェッラーナ一人だったら、【跳躍】が間に合わず、養分になった可能性が無きにしもあらず。
 彼女なしでは一体、何度命を落としたことか……RPGでもパーティの回復役、重要ですよね。

 フィアールカは、ちゃっかりしっかり仕事します。彼女とはこの先、関りが増えてきます。

 色々あり過ぎてプラエテルミッサの面々にはかなり厳しい島でした。まだ脱出できてませんが。
 魔装兵ルベルは、都会で働きたいなどと軽い気持ちで軍隊に入ったばっかりに……哨戒兵として「見る」のが仕事なので、この先も色々と過酷な現場を見ることになります。
 仕立屋クフシーンカとラクエウス議員の老姉弟も、まだまだ若いもんには負けずに活躍する予定です。
 目指すところが同じなら、いつか縁の繋がる日が来ます。

 ロークは、武器を執ることを選びました。
 訓練期間が短くて当てられないので銃ではなく、爆弾メインでの参戦でした。
 誰の何で何人を殺傷したか、確認できない方法での参戦。彼の心にどんな影響を及ぼしたか、これからどう変わってゆくのか、見届けていただけましたら幸いです。

 訳の分からない寄せ集めの集団で、外野に自分たちを説明するのも難しい移動販売店プラエテルミッサ。
 おっしゃる通り、モーフは、オリョールに聞かれるまで深く考えたこともなく、この質問で初めて、自分たちが何者なのか、自分が彼らをどう思っているのか、見詰めました。
 聞かれて、答える為に考えて、初めて自覚できた仲間意識。
 このシーンは力を入れて描いたので、このご感想をいただけて嬉しいです。

 直接の戦闘には参加しませんでしたが、補給に作戦立案に情報収集に無双状態の活躍でした。
 ファーキルは中学生ですが、実家に居た頃から社会に疑問を持って独自に情報収集して、色々考えていたのが役に立ったエピソードでもあります。
 趣味でもなんでも、ここぞという時に役に立てられる「智慧」が彼の強みです。

 クロエーニィエは、またいずれ……
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