感想一覧
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肉体から命が削れていく感覚がしました。
痛みという感覚が書いてあるのに遠く私ごとではなくなるくらい、透明でギリギリのところを歩いている感じ。
そういう時はこんな風に雨音や、玉砂利や皮膚のスライスされる切っ先の熱さやなんかが私の境目を超えてきそうな気がしました。
ドラマは弟の剣の稽古を〜の話の時におそらくそうなのだろうと思いました。
理由は浮かんだままででもそのような何かがあったのだろう空白も私は好きでした。
濃密でした。
ありがとうございました。
肉体から命が削れていく感覚がしました。
痛みという感覚が書いてあるのに遠く私ごとではなくなるくらい、透明でギリギリのところを歩いている感じ。
そういう時はこんな風に雨音や、玉砂利や皮膚のスライスされる切っ先の熱さやなんかが私の境目を超えてきそうな気がしました。
ドラマは弟の剣の稽古を〜の話の時におそらくそうなのだろうと思いました。
理由は浮かんだままででもそのような何かがあったのだろう空白も私は好きでした。
濃密でした。
ありがとうございました。
- 投稿者: 遠宮 にけ ❤️ nilce
- 2018年 05月25日 22時52分
にけ 様
素敵なご感想、誠に有り難うございました。
死病に蝕まれ、満身創痍で挑む生涯最高の好敵手。片脚をあの世に踏み入れた状態でようやく至る境地。どうやら、こういうシチュエーションが好みの様です。
もう2年程前の作品になります。いま読み返すと「んん?」となる箇所もあるのですが、かと言っていま同じ「キスシーン」というお題で同じ物が浮かぶかと言うと、そんなこともなくて。自らの過去作を読み返すというのは、不思議な感覚ですね。
お楽しみ頂けましたら、幸いです。
最後にもう一度、ご高覧に御礼申し上げます。
素敵なご感想、誠に有り難うございました。
死病に蝕まれ、満身創痍で挑む生涯最高の好敵手。片脚をあの世に踏み入れた状態でようやく至る境地。どうやら、こういうシチュエーションが好みの様です。
もう2年程前の作品になります。いま読み返すと「んん?」となる箇所もあるのですが、かと言っていま同じ「キスシーン」というお題で同じ物が浮かぶかと言うと、そんなこともなくて。自らの過去作を読み返すというのは、不思議な感覚ですね。
お楽しみ頂けましたら、幸いです。
最後にもう一度、ご高覧に御礼申し上げます。
- 有月 晃
- 2018年 05月28日 18時43分
[良い点]
文体について:私はこういうの、大好きです。難しい言い回しもありますが、前後の文脈や漢字から意味を拾って勝手に自己解決してしまう私は、すんなりと読むことができました。
まるで黒澤映画のよう……各シーンごとに緊迫感が伝わってきます。読んでるこちらの背筋がピンと伸びて、無意識のうちに力が入る、そんな作品でございます。
「上半身はフェイントの塊だから、相手の足さばきを常に目線に入れろ、足は嘘をつかない」
かつて、私は剣術と空手を習っておりましたもので師範のそんな言葉を思い出しました。有月さんも武道をされていたそうなので、立会のシーンは非常に上手に描かれていますよね。まあ、足ばっかり見てるとそれはそれでざっくりやられるんですけどね(笑)
小太刀をメイン武器にする流派、私には実在するのかわかりません。剣術と体術は昔は一体だった。女性が身を翻らせながら、小太刀を風のように操る様は、現実と虚構が見事に融合した形で、色々と想像を膨らませて楽しんでいました。勝手に盛り上がってすいません。
[一言]
以下ネタバレあり
未読の方は注意!
女性が仇の下手人であると、さらりと書かれてあって
何か特別な事情があったのかな(本当の父娘ではないとか、乱暴されてたとか)と勝手に妄想していたのですが、他の方への感想のお返事を読んで納得。有月さんの小説は「冬の戯れ」もそうですが、裏設定をかなり練ってらっしゃるので、キャラクターがぶれない。いい!
素晴らしい作品をありがとうございました。
文体について:私はこういうの、大好きです。難しい言い回しもありますが、前後の文脈や漢字から意味を拾って勝手に自己解決してしまう私は、すんなりと読むことができました。
まるで黒澤映画のよう……各シーンごとに緊迫感が伝わってきます。読んでるこちらの背筋がピンと伸びて、無意識のうちに力が入る、そんな作品でございます。
「上半身はフェイントの塊だから、相手の足さばきを常に目線に入れろ、足は嘘をつかない」
かつて、私は剣術と空手を習っておりましたもので師範のそんな言葉を思い出しました。有月さんも武道をされていたそうなので、立会のシーンは非常に上手に描かれていますよね。まあ、足ばっかり見てるとそれはそれでざっくりやられるんですけどね(笑)
小太刀をメイン武器にする流派、私には実在するのかわかりません。剣術と体術は昔は一体だった。女性が身を翻らせながら、小太刀を風のように操る様は、現実と虚構が見事に融合した形で、色々と想像を膨らませて楽しんでいました。勝手に盛り上がってすいません。
[一言]
以下ネタバレあり
未読の方は注意!
女性が仇の下手人であると、さらりと書かれてあって
何か特別な事情があったのかな(本当の父娘ではないとか、乱暴されてたとか)と勝手に妄想していたのですが、他の方への感想のお返事を読んで納得。有月さんの小説は「冬の戯れ」もそうですが、裏設定をかなり練ってらっしゃるので、キャラクターがぶれない。いい!
素晴らしい作品をありがとうございました。
- 投稿者: ファンタジスタ!うたの
- 2017年 03月11日 21時58分
詩野さん
こんにちは。この度もとてもご丁寧なお言葉、ありがとうございます。
えぇ、普段のライトラブコメ作家は仮の姿。コレが本来の私なのです(ちょっと盛ってみた
さて、黒澤映画……! 剣術を嗜んでおららる方にその様に言ってもらえると、頑張って書いた甲斐があるというもの。幸甚の極みです。
小太刀を主力とする流派は、完全に私の創作ですね。どこかにはあるのかも知れませんが……
あと、裏設定ですね。他の方々とのやり取りまで目を通して頂けた様で…… 普段はここまで考えないのですが、この作品は私の二作目(一作目は良くご存知の連載、冬の戯れです)なので。この頃は結構考えてたみたいです(笑
ではでは、今回もご高覧及びご感想、ありがとうございました! 取り急ぎ、御礼まで(* ̄▽ ̄)ノ
こんにちは。この度もとてもご丁寧なお言葉、ありがとうございます。
えぇ、普段のライトラブコメ作家は仮の姿。コレが本来の私なのです(ちょっと盛ってみた
さて、黒澤映画……! 剣術を嗜んでおららる方にその様に言ってもらえると、頑張って書いた甲斐があるというもの。幸甚の極みです。
小太刀を主力とする流派は、完全に私の創作ですね。どこかにはあるのかも知れませんが……
あと、裏設定ですね。他の方々とのやり取りまで目を通して頂けた様で…… 普段はここまで考えないのですが、この作品は私の二作目(一作目は良くご存知の連載、冬の戯れです)なので。この頃は結構考えてたみたいです(笑
ではでは、今回もご高覧及びご感想、ありがとうございました! 取り急ぎ、御礼まで(* ̄▽ ̄)ノ
- 有月 晃
- 2017年 03月12日 15時10分
[良い点]
色々なご意見あるかと思いますが、他の方もおっしゃってることと少し被りますが、
主人公の徐々に命が散っていく時間の流れの中、時折スローモーションのように見える(感じる)景色とかすごく良かったです。
殺陣のシーンは男性ならではの描き方かなと思います。多分女性には描けないかな、こういうのは。
[一言]
時代小説は基本読みません(笑)。
なので、実は読解に時間を要しました(笑)、恥ずかしい。
私、バガボンドが好きなので、実はあのマンガをイメージしながら読ませていただきました。
はい、主人公がカッコイイです。
あ、イメージにそぐわなかったらごめんなさい‼
色々なご意見あるかと思いますが、他の方もおっしゃってることと少し被りますが、
主人公の徐々に命が散っていく時間の流れの中、時折スローモーションのように見える(感じる)景色とかすごく良かったです。
殺陣のシーンは男性ならではの描き方かなと思います。多分女性には描けないかな、こういうのは。
[一言]
時代小説は基本読みません(笑)。
なので、実は読解に時間を要しました(笑)、恥ずかしい。
私、バガボンドが好きなので、実はあのマンガをイメージしながら読ませていただきました。
はい、主人公がカッコイイです。
あ、イメージにそぐわなかったらごめんなさい‼
二条さん
こんにちは。有月です。
またまたご感想頂きまして、有り難うございます。
読みなれない分野にもトライして頂き、感謝です。
> 時折スローモーションのように見える(感じる)景色
おぉ。そう言ってもらえると、めちゃ嬉しい。あの書き方に挑戦してみて良かったです。
> 殺陣のシーンは男性ならではの描き方かな
そうなのでしょうか。私、文体オンチでよくわからんのです。
女性が書いたバージョンも読んでみたいなぁ(チラッ
> 時代小説は基本読みません(笑)。
意外。御作「神にそむいて」とか、現代と時代小説のハイブリッドだと思うのですが。書くのと読むのは、また違う感覚なのでしょうか。
> 私、バガボンドが好きなので、
バガボンド! カッコ良すぎませんか。
江戸時代あたりで、居合使いとして有名な剣士っているのかな? パッと浮かばない。
しかし、作者の手を離れた作品を、どう楽しむかは読者さんのご自由です。どんどん妄想して、楽しんじゃってください。あ、主人公を有月で想像して斬り刻むとかもありかも。自分で言ってて、怖くなってきました……
さて、以上でご感想への回答とさせて頂きます。
二条さんらしいコメント、有り難うございました。
励みとさせて頂きます。
取り急ぎ、御礼まで。
こんにちは。有月です。
またまたご感想頂きまして、有り難うございます。
読みなれない分野にもトライして頂き、感謝です。
> 時折スローモーションのように見える(感じる)景色
おぉ。そう言ってもらえると、めちゃ嬉しい。あの書き方に挑戦してみて良かったです。
> 殺陣のシーンは男性ならではの描き方かな
そうなのでしょうか。私、文体オンチでよくわからんのです。
女性が書いたバージョンも読んでみたいなぁ(チラッ
> 時代小説は基本読みません(笑)。
意外。御作「神にそむいて」とか、現代と時代小説のハイブリッドだと思うのですが。書くのと読むのは、また違う感覚なのでしょうか。
> 私、バガボンドが好きなので、
バガボンド! カッコ良すぎませんか。
江戸時代あたりで、居合使いとして有名な剣士っているのかな? パッと浮かばない。
しかし、作者の手を離れた作品を、どう楽しむかは読者さんのご自由です。どんどん妄想して、楽しんじゃってください。あ、主人公を有月で想像して斬り刻むとかもありかも。自分で言ってて、怖くなってきました……
さて、以上でご感想への回答とさせて頂きます。
二条さんらしいコメント、有り難うございました。
励みとさせて頂きます。
取り急ぎ、御礼まで。
- 有月 晃
- 2016年 09月27日 12時45分
[良い点]
殺陣の描写に目が行きがちなのですが、自分は序盤から男の命が少しずつ少しずつ削られていく描写が一番胸に迫りました。
男は今際の際に、どこに向かうのだろう、と。
そうまでして為したい一体何があるのだろうと疑問に思いながら読み進めていくと、消えていく命であるからこそ想いの強さが浮き彫りになっていて、感銘を受けました。
[一言]
はじめまして、東と申します。
極限までそぎ落とされた文章に、登場人物たちの背景をあれやこれや想像するのが楽しかったです。時間忘れて入り込める、余韻のすごい世界観でした。
すごく感動したのに、自分の言葉がつたなくてうまく伝えられないのが申し訳ないです。
一言でいうなら「表現力パネェ」……雑ですみません。
師を仰ぎ見るような気持ちで、これからも応援させて頂きます。
殺陣の描写に目が行きがちなのですが、自分は序盤から男の命が少しずつ少しずつ削られていく描写が一番胸に迫りました。
男は今際の際に、どこに向かうのだろう、と。
そうまでして為したい一体何があるのだろうと疑問に思いながら読み進めていくと、消えていく命であるからこそ想いの強さが浮き彫りになっていて、感銘を受けました。
[一言]
はじめまして、東と申します。
極限までそぎ落とされた文章に、登場人物たちの背景をあれやこれや想像するのが楽しかったです。時間忘れて入り込める、余韻のすごい世界観でした。
すごく感動したのに、自分の言葉がつたなくてうまく伝えられないのが申し訳ないです。
一言でいうなら「表現力パネェ」……雑ですみません。
師を仰ぎ見るような気持ちで、これからも応援させて頂きます。
東 吉乃 さん
初めまして。
有月 晃(ウヅキ コウ)です。
この度は過分なお言葉を頂き、誠に有り難うございました。
さすがの慧眼と申しますか、渋い目線でお読み頂いて作者冥利に尽きます。
登場人物達の背景につきましては、この感想欄に言葉を寄せて頂いた「高津 央」様、「みつながめい」様へのご返信にて、明らかにしております。よろしければ、あわせてお楽しみ頂けたら幸いです。
僭越ながら、東さんのマイページも拝見しました。書き始めて数ヶ月の私からすれば、こちらこそ仰ぎ見る様な執筆歴をお持ちです。
御作「舌破り」のちょっと奇異なタイトルに興味を引かれ、あらすじを拝見しました。妖怪とか登場する恋愛小説?なのでしょうか。読むペースがとても遅いのですが、ゆるゆると秋の夜長にまた拝読させて頂きたく。
ではでは、今回は有り難うございました。
初めまして。
有月 晃(ウヅキ コウ)です。
この度は過分なお言葉を頂き、誠に有り難うございました。
さすがの慧眼と申しますか、渋い目線でお読み頂いて作者冥利に尽きます。
登場人物達の背景につきましては、この感想欄に言葉を寄せて頂いた「高津 央」様、「みつながめい」様へのご返信にて、明らかにしております。よろしければ、あわせてお楽しみ頂けたら幸いです。
僭越ながら、東さんのマイページも拝見しました。書き始めて数ヶ月の私からすれば、こちらこそ仰ぎ見る様な執筆歴をお持ちです。
御作「舌破り」のちょっと奇異なタイトルに興味を引かれ、あらすじを拝見しました。妖怪とか登場する恋愛小説?なのでしょうか。読むペースがとても遅いのですが、ゆるゆると秋の夜長にまた拝読させて頂きたく。
ではでは、今回は有り難うございました。
- 有月 晃
- 2016年 09月24日 09時38分
[一言]
時代がかった言い回しが開幕からバババーッと続いているのは良くない書き方だと思います。書き出し一行目はキメていくほうがかっこいいのですが、そのノリが場面転換がくるまで続いていると読みにくくはあります。雰囲気づくりと分かりやすさ読みやすさのバランスとりに課題を残す作品ではなかろうかと思いました。
時代がかった言い回しが開幕からバババーッと続いているのは良くない書き方だと思います。書き出し一行目はキメていくほうがかっこいいのですが、そのノリが場面転換がくるまで続いていると読みにくくはあります。雰囲気づくりと分かりやすさ読みやすさのバランスとりに課題を残す作品ではなかろうかと思いました。
- 投稿者: 退会済み
- 2016年 09月17日 12時52分
管理
時野 みのり さん
初めまして。
有月 晃(ウヅキ コウ)と申します。
お読み頂き、誠に有り難うございました。
序盤の文体については、やはり重たいですよね。その辺のさじ加減はまだよくわかっておらず。率直なご指摘、感謝致します。
今後の参考にさせて頂きます。
取り急ぎ、御礼まで。
初めまして。
有月 晃(ウヅキ コウ)と申します。
お読み頂き、誠に有り難うございました。
序盤の文体については、やはり重たいですよね。その辺のさじ加減はまだよくわかっておらず。率直なご指摘、感謝致します。
今後の参考にさせて頂きます。
取り急ぎ、御礼まで。
- 有月 晃
- 2016年 09月17日 17時36分
[良い点]
セカキス企画参加中のうみのまぐろです。お世話になっております。
時代物、まぐろの苦手ジャンルのひとつなのですが、楽しく読むことができました。
見所は何より殺陣のシーンですね。
くるくると剣先が舞う様、白刃やその残像が見えてくるようです。
独特の間が、動きに緩急や強弱をつけ、なるほど、こういう表現もあるのか……ととても驚きました。
一方で、心理描写も秀逸です。特に人物の動作で心理を理解させる手法がすごいです。
とても勉強になりました。
とても素敵な作品に出会えて感謝です!ありがとうございました。
セカキス企画参加中のうみのまぐろです。お世話になっております。
時代物、まぐろの苦手ジャンルのひとつなのですが、楽しく読むことができました。
見所は何より殺陣のシーンですね。
くるくると剣先が舞う様、白刃やその残像が見えてくるようです。
独特の間が、動きに緩急や強弱をつけ、なるほど、こういう表現もあるのか……ととても驚きました。
一方で、心理描写も秀逸です。特に人物の動作で心理を理解させる手法がすごいです。
とても勉強になりました。
とても素敵な作品に出会えて感謝です!ありがとうございました。
- 投稿者: 退会済み
- 2016年 09月15日 19時45分
管理
うみのまぐろ さん
こんばんは。有月です。
こたらこそ、ツイッターでは相手してもらって。
ご感想も頂いてしまい、恐縮しております。
さて、殺陣のシーンについては皆さん触れてくれてますが、今作が生まれるきっかけになった部分です。ただ、投稿してから日数も経ったのでさっき読み返してみると、全般的にまだまだだなと感じたりして。今後、時代小説を書くことがあれば磨きをかけたいところです。
次に「人物の動きで心理を」についてもやはり工夫した箇所です。同じ書き手さんにご評価頂けると、嬉しいものですね。
ではでは、簡潔ですがこの辺で。
ご感想、誠に有り難うございました。
こんばんは。有月です。
こたらこそ、ツイッターでは相手してもらって。
ご感想も頂いてしまい、恐縮しております。
さて、殺陣のシーンについては皆さん触れてくれてますが、今作が生まれるきっかけになった部分です。ただ、投稿してから日数も経ったのでさっき読み返してみると、全般的にまだまだだなと感じたりして。今後、時代小説を書くことがあれば磨きをかけたいところです。
次に「人物の動きで心理を」についてもやはり工夫した箇所です。同じ書き手さんにご評価頂けると、嬉しいものですね。
ではでは、簡潔ですがこの辺で。
ご感想、誠に有り難うございました。
- 有月 晃
- 2016年 09月16日 18時43分
[良い点]
侍がいた時代に合った、厳格な雰囲気が全文に渡って漂わせていたように感じました。冒頭から女性との斬り合いに至るまで緊張感があって、戦闘シーンに関しても十分に面白さを実感しました。
また、斬り合いの場面などで文間に空白を用いることで、臨場感がより高まって読めました。文を用いずに演出を施す技法もあるのですね。
[一言]
時代小説をあまり読まない僕が言うのも何ですが、とても面白い作品だと思いました。武士ならではの格好良さが伝わってきて、楽しんで読めました。日本ならではの敵討ちを取り扱っているのに、血生臭く無くむしろ温かい人情味が感じられるようでした。
ちなみに読んでて思ったのですが、5章の文章が前文よりも柔らかい印象を受けました。それは意図的な演出だったのかお尋ねしたいです。
素晴らしい作品を読ませていただいてありがとうございましたm(_ _)m
侍がいた時代に合った、厳格な雰囲気が全文に渡って漂わせていたように感じました。冒頭から女性との斬り合いに至るまで緊張感があって、戦闘シーンに関しても十分に面白さを実感しました。
また、斬り合いの場面などで文間に空白を用いることで、臨場感がより高まって読めました。文を用いずに演出を施す技法もあるのですね。
[一言]
時代小説をあまり読まない僕が言うのも何ですが、とても面白い作品だと思いました。武士ならではの格好良さが伝わってきて、楽しんで読めました。日本ならではの敵討ちを取り扱っているのに、血生臭く無くむしろ温かい人情味が感じられるようでした。
ちなみに読んでて思ったのですが、5章の文章が前文よりも柔らかい印象を受けました。それは意図的な演出だったのかお尋ねしたいです。
素晴らしい作品を読ませていただいてありがとうございましたm(_ _)m
杜 さん
拙作「センチメートル」に続き、こちらにもご感想頂き、誠に有り難うございます。
文体については、まさに私が狙ったところを、作者以上にご理解頂けてる様で大変嬉しく思います。楽しんで頂けましたら、幸いです。
作中では多くの血が流れ、最後に立っている者も誰一人としていないという、ある意味ヒドい話なので(笑)。痛々しい表現は極力避けました。西洋の宗教油彩画にある顔をしかめたくなる様な鮮烈な赤ではなく、やはり日本画的なくすんだ紅を目指したつもりです。
また、「5章の文章が前文より柔らかい印象を……」とのこと、まさにその通りです。
「1」の導入はわざと硬質に、重たくしておいて、「2」の立ち会いシーンでガラッと空気を変え、「3」でまた少し戻しておいて、物語の華である「4」を最大限に引き立てたかったのです。
で、その後の「5」については余韻を重視しつつ、山場の後の凪で、昔の話し方に戻った女の柔らかな台詞を基調に物語をゆっくり終息させる。大体こんなイメージで書いております。私は感覚的なので、テキトーですけど。
拙作「センチメートル」とともに、お気に召しましたら作者冥利に尽きます。今回はどうも有り難うございました。
拙作「センチメートル」に続き、こちらにもご感想頂き、誠に有り難うございます。
文体については、まさに私が狙ったところを、作者以上にご理解頂けてる様で大変嬉しく思います。楽しんで頂けましたら、幸いです。
作中では多くの血が流れ、最後に立っている者も誰一人としていないという、ある意味ヒドい話なので(笑)。痛々しい表現は極力避けました。西洋の宗教油彩画にある顔をしかめたくなる様な鮮烈な赤ではなく、やはり日本画的なくすんだ紅を目指したつもりです。
また、「5章の文章が前文より柔らかい印象を……」とのこと、まさにその通りです。
「1」の導入はわざと硬質に、重たくしておいて、「2」の立ち会いシーンでガラッと空気を変え、「3」でまた少し戻しておいて、物語の華である「4」を最大限に引き立てたかったのです。
で、その後の「5」については余韻を重視しつつ、山場の後の凪で、昔の話し方に戻った女の柔らかな台詞を基調に物語をゆっくり終息させる。大体こんなイメージで書いております。私は感覚的なので、テキトーですけど。
拙作「センチメートル」とともに、お気に召しましたら作者冥利に尽きます。今回はどうも有り難うございました。
- 有月 晃
- 2016年 09月16日 16時59分
[一言]
鳥肌モノでした。
時代小説ならではの渋くて硬い言葉遣いは、読み始めてすぐに慣れました。
けっこう背景を想像しながら読み進める必要があったため、久々に頭を使った気分です。(読後、他の方のご感想のお返事でいろいろと解説がございましたので、それにてかなりすっきりしました!)
私にとっての1番の見どころは、やはり、立ち合いでした。
場の空気がビシビシ伝わってくるため、息を呑んで拳をぎゅっと握りながら読みました。
私は戦闘の場面というものを全く書けませんので、羨ましい限りです。
かなり、紅いものがたくさん流れるお話ですが、それもまた彩りとなり、美しさをさらに際立てるお役目を担っているのですね。
これが初の時代小説とは思えない程の完成度の高さで、もう、尊敬です。
少し濃いめの緑茶でも淹れて、余韻に浸りたいと思います。
鳥肌モノでした。
時代小説ならではの渋くて硬い言葉遣いは、読み始めてすぐに慣れました。
けっこう背景を想像しながら読み進める必要があったため、久々に頭を使った気分です。(読後、他の方のご感想のお返事でいろいろと解説がございましたので、それにてかなりすっきりしました!)
私にとっての1番の見どころは、やはり、立ち合いでした。
場の空気がビシビシ伝わってくるため、息を呑んで拳をぎゅっと握りながら読みました。
私は戦闘の場面というものを全く書けませんので、羨ましい限りです。
かなり、紅いものがたくさん流れるお話ですが、それもまた彩りとなり、美しさをさらに際立てるお役目を担っているのですね。
これが初の時代小説とは思えない程の完成度の高さで、もう、尊敬です。
少し濃いめの緑茶でも淹れて、余韻に浸りたいと思います。
- 投稿者: 退会済み
- 女性
- 2016年 09月11日 17時06分
管理
谷崎みか さん
こちらでは、初めましてですね。
改めまして、有月 晃(ウヅキ コウ)と申します。
ふとした思い付きから「世界が満たされる時、最も美しいキスシーンを。」企画に参加した当作品、本当に沢山の方からご感想を頂きました。
そして、谷崎さんのご感想がちょうど10件目!になります。
御作「止まり木旅館の若女将」を以前から拝読してまして、作者様からのお言葉ということで大変嬉しい驚きでした。まずは、過分なお言葉に御礼申し上げます。
物語の筋について
冗長にならない様にと、物語の本筋以外をバサバサ斬り捨てたので、少し追い掛けにくい筋になっているかも知れません。私の力量不足です。
立ち会いシーンについて
コレがやりたい衝動に駆られて書き殴った作品なので「拳をぎゅっと握りながら読みました」とまで言って頂き、幸甚です。
紅いものについて
実は小さなこだわりがあって。作中で「血」という文字を使わずに、どこまでやれるかこっそり挑戦してみたりしてます。作者、痛いのが苦手でして。
さて、谷崎さんのセカキス企画作品も拝読しまして、ようやくご感想を書くことが出来ました。多彩な作品が集まった「セカキス」企画、参加期間も残すところ数日となりましたが、この企画を通して本当に沢山の方とご縁を頂き、感謝致しております。
谷崎さんとも、またツイッターや他作のご感想ページなどで、仲良くしてもらえたら幸いです。では、取り急ぎ御礼まで。
こちらでは、初めましてですね。
改めまして、有月 晃(ウヅキ コウ)と申します。
ふとした思い付きから「世界が満たされる時、最も美しいキスシーンを。」企画に参加した当作品、本当に沢山の方からご感想を頂きました。
そして、谷崎さんのご感想がちょうど10件目!になります。
御作「止まり木旅館の若女将」を以前から拝読してまして、作者様からのお言葉ということで大変嬉しい驚きでした。まずは、過分なお言葉に御礼申し上げます。
物語の筋について
冗長にならない様にと、物語の本筋以外をバサバサ斬り捨てたので、少し追い掛けにくい筋になっているかも知れません。私の力量不足です。
立ち会いシーンについて
コレがやりたい衝動に駆られて書き殴った作品なので「拳をぎゅっと握りながら読みました」とまで言って頂き、幸甚です。
紅いものについて
実は小さなこだわりがあって。作中で「血」という文字を使わずに、どこまでやれるかこっそり挑戦してみたりしてます。作者、痛いのが苦手でして。
さて、谷崎さんのセカキス企画作品も拝読しまして、ようやくご感想を書くことが出来ました。多彩な作品が集まった「セカキス」企画、参加期間も残すところ数日となりましたが、この企画を通して本当に沢山の方とご縁を頂き、感謝致しております。
谷崎さんとも、またツイッターや他作のご感想ページなどで、仲良くしてもらえたら幸いです。では、取り急ぎ御礼まで。
- 有月 晃
- 2016年 09月13日 07時57分
[一言]
おもしろーい!
きれい(≧∇≦)うつくしーい
おもしろーい!
きれい(≧∇≦)うつくしーい
Lily・十・Rose さん
初めまして。
有月 晃(ウヅキ コウ)です。
ご感想、有り難うございました。
シンプルなお言葉ながらも、書き手としてはやはり嬉しいものです。
御礼申し上げます。
初めまして。
有月 晃(ウヅキ コウ)です。
ご感想、有り難うございました。
シンプルなお言葉ながらも、書き手としてはやはり嬉しいものです。
御礼申し上げます。
- 有月 晃
- 2016年 09月10日 09時27分
[一言]
Twitterではちょろっとお話しさせていただきました。こんにちは、こんばんは、あまねです。
改めまして、『丹花乃口唇』読ませて頂きました。
肌で感じるような風情ある情景描写と、淡々としながら胸に迫るもののある心理描写。
和の心を体現したような硬質な地の文と、見せ場の詩的ながら躍動を感じる短い文面の対比も面白い作品でした。
(これで時代小説は初めてとのこと、御見逸れしました)
血腥い斬り合いの中に見せる、魂をぶつけ、削り合うような美しく物悲しい愛憎の物語。
短編ながら読みごたえのある作品をありがとうございました。
とてもじゃないけれど私なんぞには悪い点が見当たりませんので、感想のみでご容赦をば。
Twitterではちょろっとお話しさせていただきました。こんにちは、こんばんは、あまねです。
改めまして、『丹花乃口唇』読ませて頂きました。
肌で感じるような風情ある情景描写と、淡々としながら胸に迫るもののある心理描写。
和の心を体現したような硬質な地の文と、見せ場の詩的ながら躍動を感じる短い文面の対比も面白い作品でした。
(これで時代小説は初めてとのこと、御見逸れしました)
血腥い斬り合いの中に見せる、魂をぶつけ、削り合うような美しく物悲しい愛憎の物語。
短編ながら読みごたえのある作品をありがとうございました。
とてもじゃないけれど私なんぞには悪い点が見当たりませんので、感想のみでご容赦をば。
天音さん
こんばんは。
改めまして、有月 晃(ウヅキ コウ)です。
先日は楽しいやり取りを、有り難うございました。また、拙作に過分なお言葉を頂き、重ねて御礼申し上げます。
……えーっと。なんだか書いた私よりも、拙作を的確にご評価頂いてますね。ご感想読みながら「おぉ、それそれ! そういうのまさに書きたかった!」と相槌打ってしまいました。誰の作品だっけか、これ。
もうそこまで咀嚼して楽しんで貰えたら、書き手としては感無量です。御礼に小太刀を送り付け……いや、アレは夕凪もぐらさんに送っちゃったから手許にもうないか。では、夏祭りの屋台で見掛けた真っ赤な飴を……ってくらい感謝しております。
セカキス企画の参加期間も、残すところ一週間となりました。この企画でたくさんの書き手さんとのご縁を頂き、拙作にこんなにも沢山のご感想も頂戴して、どうやってお返ししようかと悩んでるところです。
天音さんの作品も再読して、また拙いご感想など書かせて頂きたく。取り急ぎ、御礼申し上げます。ではでは、有り難うございました。
こんばんは。
改めまして、有月 晃(ウヅキ コウ)です。
先日は楽しいやり取りを、有り難うございました。また、拙作に過分なお言葉を頂き、重ねて御礼申し上げます。
……えーっと。なんだか書いた私よりも、拙作を的確にご評価頂いてますね。ご感想読みながら「おぉ、それそれ! そういうのまさに書きたかった!」と相槌打ってしまいました。誰の作品だっけか、これ。
もうそこまで咀嚼して楽しんで貰えたら、書き手としては感無量です。御礼に小太刀を送り付け……いや、アレは夕凪もぐらさんに送っちゃったから手許にもうないか。では、夏祭りの屋台で見掛けた真っ赤な飴を……ってくらい感謝しております。
セカキス企画の参加期間も、残すところ一週間となりました。この企画でたくさんの書き手さんとのご縁を頂き、拙作にこんなにも沢山のご感想も頂戴して、どうやってお返ししようかと悩んでるところです。
天音さんの作品も再読して、また拙いご感想など書かせて頂きたく。取り急ぎ、御礼申し上げます。ではでは、有り難うございました。
- 有月 晃
- 2016年 09月08日 23時42分
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