感想一覧

[一言]
そこでハニートラップですよ。
実際、王女様とかが召喚の責任者的立場に設定されている作品も少なくないですが、一国のお姫様（本物の王女である必要はありません。何なら下級貴族の娘とかを偽王女に仕立て上げても、国ぐるみで口裏を合わされたら異世界人には見抜くすべなどないでしょう）から直々に、魔王を倒してくださいと懇願され、体まで差し出された日には、よし、やってやろうじゃないかとなるのが男（と書いて「馬鹿な生き物」と読む）というものです。
さらには、パーティメンバーの女剣士や女魔道士、行く先々で出会う町娘村娘に至るまで、皆簡単に主人公に堕とされるのも、実は国ぐるみの仕込みだったり、とか。

[一言]
クラス転移はなんの理由もなく下に見てたクラスメイトを大っぴらに見下すための装置ですから仕方ないっすね

[一言]
勉強も運動もでき性格がよく顔もいいなんて奴は所詮現代日本でレールに乗ってるだけに過ぎづ本質的な賢さではない
普段はなにをやっても冴えなく平均、もしくは平均以下でともすればいじめを受けてたりする俺だが実は思慮深く頭がきれ適応力もある

な訳がない学校や会社に馴染めてない奴が適応力や周りの空気に敏感な訳がないし
この学歴社会で絶対条件もしくはやればそれだけ後に楽になる勉強すらやってないやつが先見の明があるわけもなく思慮深い訳がない
しかし、その設定の圧倒的な矛盾をぶちこんでしまい果ては持ち上げに使うとどうなるか
そう、リーダーとそれに連なる人々と王族がバカになるのである
ここでリーダーの描写で他の戦えないクラスメイトために勇者という人身御供になる葛藤と国へ交渉するだけでイメージがずいぶんとかわるのにと毎回思う

[一言]
自分も異世界転移勇者を書いていますが（クラス転移ではない個人転移です。すみません）「行き先不明！ミステリーツアー！」というよくある旅行企画に主人公が参加したところ、行き先が異世界で魔王を倒すまで帰りのバスを出してもらえないという物理的理由と、Ｌｖ1で何の能力もなく、周りも本人も「こいつ勇者じゃないのか？」という空気の中、見た目は幼女な聖女が「この人は勇者様です！」と命がけで主人公を守るという心理的理由の二つで、筆者様が疑問に思われていることを読者様に納得してもらえるようにしてみました。
また「勇者は家に帰りたい」「捜索願は出さないで」等、できるだけのリアルさも追求しています。

[一言]
　まぁ、作者の願望ですよね。
　自分は一種の中二病、あるいは高二病だと思ってます。
　要するに「オレは他の連中と違うんだぜ」と。
　だから、主人公以外のキャラクターは、愚かでないといけない。
　生死がかかっていても、頼まれればホイホイと受けなければならない。
　隷属させなくても、懐柔せずとも、お人好しを通り越した愚かなキャラクター同士でなければ、話が進まない。
　そんなこと意識して書いてる作者さんはいないでしょうが、主人公アゲ周囲サゲの物語は、そうしないと書けないのでしょう。自分はそんな物語、書けませんし、書きたいとも思いませんが。

[一言]
召喚魔法の機能として、操りやすい集団を召喚する機能が組み込まれているのではないでしょうか。
普通に考えると戦闘経験のない日本人一般学生クラスを転移させる理由はなく、軍隊基地のマッチョな人々を転移させた方が戦力的にはいい。
なのに何故と考えると、騙しやすい人生経験の乏しいお人好し集団を召喚する魔法を使ったらクラス転移した、という説が考えられます。

まぁなぜか主人公だけは主人公補正（という名の作者の操り人形）で例外ですが。

魅了/隷属は、勇者が成長後に自力/他力で破ることを想定すると、使うのは危険。
そして魅了/隷属を自力で破れないような勇者は魔王に勝てそうにない。魔王軍なら人間より強力な魅了/隷属魔法や解除魔法を使えて当然な印象が。人間より魔法が下手な魔王軍だったなら勇者召喚しなくても倒せそう。

[良い点]
クラス転移もののエッセイに着眼したこと。これはあまり見ない。
[一言]
まあ、これ使うほとんどの人は設定なんて考えない。そして彼らは、常にお願いされるという立場にいることで、一種の優越性を確立して、読者にストレスフリーな作品を提供しているんじゃないですかね。少なくとも、召喚されて奴隷からスタートの作品は見たことがない。