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[良い点]
鏡を張り巡らせた館ならではのトリック、ボリューム伴に納得の満足です。特に第三の事件の緊迫と、トリックが解ければ消去法で犯人が判る仕組みが楽しめました。

犠牲者の数が多いのも魅力で飽きることなく、動機と犯人像も好みで、最初の被害者が雉音だったことは大満足でした! あのメッタ刺し殺され方はスカッとします! 現にヤツはセクハラ野郎で立派な犯罪なのに、逆ギレしていたのが憤懣でしたから。ただ真のターゲット黒峰と、最低な雉音はともかく、残りの四人は残念でした。特に執事さんは善人で誠実な御方だっただけに。

鏡館の対称的に、結と晶の存在感が活きていてミステリアス。双子の使い方、ここぞとばかりに決まっています。

ダイイングメッセージは騙されました。箪笥の引き出しが下段に二個入っていたのは、《轟》の文字を現していると思ってしまいましたので。

変わらず末田&英介君のやり取りが楽しく、雉音以外のキャラクターも好感度高めで良いですね。舞台設定、何種ものトリックと事件をバランス良く収められ、終始安定して読めました。変わらず面白かったので、今後も読ませていただきます。
  • 投稿者: 乾レナ
  • 2021年 03月14日 06時00分
契鬼に引き続き感想ありがとうございます!

今回の館のトリックは自分でも気に入っているトリックですね。

>最初の被害者が雉音だったことは大満足でした! あのメッタ刺し殺され方はスカッとします!
そこまで嫌われていましたか。しかしまあ、ああいったあからさまに嫌な奴はミステリでは大方死ぬ運命にありますからね(笑)。

ダイイングメッセージに関しては、実を言いますと他の方からも轟のことを表しているのでは、というご意見をいただいております。自分ではまったく引っ掛ける意図はなかったのですが、これに関しては嬉しい誤算と言うところでしょうか。

今回の事件は大仕掛けとなる館のトリック以外にもいくつか小粒なトリックを頑張って揃えてみましたが、こうした長編になるとトリックのアイディアを思いつくのがなかなか大変なので、新しい話を考えるのにも時間がかかってしまいますね。今まさに新しい話を考えているところなのですが、こちらで公開するのはまだかなり先の話になりそうです…。

何はともあれ、楽しんで読んでいただけたようで何よりです。ありがとうございます。
[良い点]
古き良き本格ミステリの雰囲気がよく出ていると思います。
ミステリ好きで創作をしている者としては、正統派の本格が書きたいのになかなか書けないというのが目下の悩みでして、本格ものを書ける方が羨ましいです。
館のトリックも、『鏡館』の設定をうまく活かしていて面白かったと思います。
私は綾辻行人の館シリーズ、とりわけ『暗黒館の殺人』が好きで、ペンネームもそこからとっているぐらいなのですが(笑)本作では暗黒館と同じくピアノを弾く双子の美少女が登場した点も高ポイントでした。
[気になる点]
アルファポリスの短評と同じ感想になってしまいますが、やはり登場人物の判別が難しかったです。若干登場人物が多すぎたのかもしれません。
文体については、やや過剰描写気味であまり読みやすくはなかったです。ガッツリ描写を入れるシーンとサクサク進めるシーンとでメリハリをつけたり、雰囲気を壊さない程度のユーモアをアクセントとして織り交ぜたりするともう少し読みやすくなるかもしれません。
[一言]
伏線という木の葉を隠すために森を描かなければならないのがミステリの宿命だとは思うのですが、本作はもう少しシャープにできる余地があるような印象を受けます。
ただ、アルファポのミステリー大賞参加作品でランキング上位のものをいくつか読んでみたのですが、その中で本作が出色の出来であることは確かです。
次の作品をお待ちしております。
感想ありがとうございます!

本格ものはトリックが肝になってくるので、そこが思いつかないとなかなか書けないですよね。僕も今は完全にトリックのネタが尽きてしまい、このシリーズは中断してしまっています。

そういえば、暗黒館は浦登家でしたね。綾辻行人氏の館シリーズは僕も好きなんですが、暗黒館だけはボリュームが多すぎてまだ読んでないんですよね。なのでピアノの双子は完全に偶然ですね(笑)。

登場人物は確かにこれを書いていた時から自分でも多いなと思いました。その分、なるべく特徴的なキャラを出そうとしていたつもりなんですが…。
描写に関しては、わかりにくいとトリック云々の推理ができないと思って大分力を入れたんですが、それが逆にくどくどしい印象を与えてしまったのかもしれません。
ユーモアはなかなかセンスがないと難しいですね。僕はその辺(特にテンポの良い会話とか)が苦手なので、今後の課題です。

ダメ出しは参考になるので助かります。
ありがとうございました。
[良い点]
友人の槻英介からの願いによって推理作家主催のパーティに同行することとなった末田光輝。招待状の謎を解くことによって光輝の非凡な推理能力を読者に披露した上で、推理作家・黒峰鏡一の人となりも描写されていました。これから起こるであろう展開を予感させるよい物語の始まり方になっています。
 ネタバレになるので細かくは避けますが、トリックもよく練られていた印象があります。招かれた人物たちも個性的です。黒峰鏡一と同業の推理作家等、怪しい人物の配置にも気が配られていて予断を許さない、飽きさせない構成になっていました。

 今後の執筆活動を応援しております。
感想ありがとうございます、お疲れ様です。

トリック、構成などは特に重視して作った話ですので、そこを評価していただけて嬉しいです。
[良い点]
初めまして、とうあいと申します。
館を用いた凝ったトリックに、何気ない言動が最後でつながるところ、おもしろかったです。双子の使い方(結果を考えると、表現が不謹慎ですみません)も、なるほどと思いました。
実は、○○殺人事件シリーズ、密かに読ませていただいておりました。しばらく休止なのは寂しいですが、末田くんのこれからが楽しみな終わり方で良かったです!
読ませていただきまして、ありがとうございました。
感想ありがとうございます!

館を使ったトリックだけはこの作品の中でも結構自信のあったところなので、そう言っていただけてありがたいです。

ミステリーはトリックが命ですから。万策尽きてしまった今の状態では、とても続きを書くのは難しくて…。それに、流石に二十万字は辛すぎました。ちょっと充電しないと厳しいです。せっかく読んでくださっていたのに、個人的な都合で本当に申し訳ありません…。

もし再開することがあれば、是非また読みにいらしてください。
[一言]
~ネタバレありなので未読の方はご注意を~



完結お疲れ様でした!
前半部から解決に至るための伏線がたくさん張られていたんですね。ほとんど気にせずになんとなく読んでいた私は、推理小説好きとしてはまだまだ二流ですな。館に隠された謎が解けると自然に犯人が明らかになるというのも、すごく華麗でとても良くできていたと思います。
しかし犯人が彼女だったとは。印象としては挟丘さんが犯人なのではないかと疑っていたのですが……違ったのかぁ。となると、結さん(晶さん)が殺された際にエレベーターに挟丘さんが乗っていたのは本当にただの偶然だったのですね。運のいい(?)男だ、挟丘拓真よ……。

ちょっとした注文を言わせてもらえるなら、もう少し英介君の出番が多い方がよかったなと思いました。末田君にとって唯一信頼できる相手であるのだし、もっと相談とか話を聞きに行くとかしていたほうがパートナー感がでるのに、と。それに英介君、いくらなんでも末田君に頼りすぎでしょう(笑)。もうちょっと自分で考えて末田君の手助けができればいいのに。
後、『奇人島殺人事件』や『契鬼伝説殺人事件』に比べると少し雰囲気が弱く感じました。幽霊騒動のようなものはありましたが、奇人や鬼のような化け物がいるというわけではなかったので、皆の動揺が弱かったかなと。まあ新時さんだけはずっと怯えまくっていましたが……。

このシリーズはしばらく封印為されるのですね。館ものの推理小説を書くのが非常に大変なのはわかりますから、たっぷりと英気を養っていつか再び復活してくれるのを心待ちにしています! 次の作品では末田君が作家デビューしてたりするのかな?

約半年間、執筆お疲れ様でした!


  • 投稿者: 天草一樹
  • 18歳~22歳 男性
  • 2017年 02月26日 15時22分
感想ありがとうございます!

挟丘さんはずっと、こいつが犯人じゃないかな〜と思ってもらえるように書いてきたので、そう思ってもらえてちょっと嬉しくなりました。

ご指摘の点は仰るとおりで…としか言えません。
やっぱり主人公を探偵役の一人称にしてしまったのがすべての間違いというか、自分でいろいろ思考するので、わざわざ助手役と相談する必要がないというか…。今度のシリーズは助手役視点で書こうと思います。

そうですね、今回はあんまりそういうところに重きを置いたわけではないので…(と言い訳させてください)。でもせっかく閉ざされた館が舞台なんだし、もうちょっと恐怖演出を入れたほうが良かったですかね…。

そうですね、末田くんが長い長い執筆作業に入ってしまったので、暫くは書けそうにないですが、他に考え中の話はあるので、そっちに集中したいと思います。

こちらこそこのシリーズを読んでいただいて、本当にありがとうございました!
[一言]
事件篇全て読み終わりました。が、さっぱり分かりませんでした!最後のダイイングメッセージの意味も分からず、犯人は不透明なまま……。
でも折角なのでトンデモ推理を一つ。

まず、黒峰鏡一が鏡に映っていたにも関わらずなぜ消えたのか?それと、結さんを殺した犯人がどこに消えたのか?
→物理的にあの状況から消えることは不可能だと考えられる。だが、この二つ事件は、どちらもその場面を鏡を通してみているという共通点がある。つまり、この館の鏡はどれも『鏡』であると同時に『過去の映像を映せるスクリーン』でもあったのではないか!
これならば、鏡に映ったものは過去の映像であり、彼らが消えた理由になる。

次に、夜熊さんをどうやって毒殺したのか?
→これはコーヒーやそのカップではなく、彼が朝食を食べるのに使った箸に毒が塗ってあったのではないか。正直、よく末田君が毒の正体をテトロドトキシンだと見抜けたなと思うが、それと同時に次のように考えられるのではないかと思う。つまり、素人でも特定しやすい毒を使ったということ。
犯人の意図を要約すると、まず鏡館殺人事件の原稿に沿って殺すことで、原稿の内容と同じ殺し方をしていると思わせた。それによりコーヒー及びそのカップに毒が塗ってあると錯覚させる。だが実際には彼の箸に毒を塗っておいた。また、敢えて毒を特定させることで、本当にその毒か証明させるーーカップを金魚鉢に入れて金魚が死ぬか確かめさせるーーように誘導した。なぜ金魚が死んだかと言えば、人には無害だけど魚には有毒なものがコーヒーに含まれていたから。
つまり、犯人は夜熊さんに箸を渡した人物である!

とか云う推理を考えました。
まあ、全く証拠ないですし、本気で当てにいっているとはいえないトンでも推理ですが、少しはカスってるといいな(*´∀`)

ではでは、解決篇楽しみにしておりますよ~
  • 投稿者: 天草一樹
  • 18歳~22歳 男性
  • 2017年 02月21日 22時14分
推理ありがとうございます!

まあ最初から公言しているように、今回の事件はかなりトンデモトリックなので、あながち間違いではないかもしれませんね(笑)。

ダイイングメッセージに関しては、犯人の名前を直接示しているわけではなく、これはどちらかと言うと館の秘密に関することを表しています。そしてそこからある事件のトリックがわかり、同一人物単独犯と言う前提から、犯人が断定できるという寸法です。
ちょっとわかりづらいですかね…。まあ正直言うと、本当にトンデモというかバカミスというか、そんなレベルのトリックなので、解決篇は噴飯ものになってしまうかもしれません(笑)。

毒のトリックはもっとバカバカしい感じなんです(お恥ずかしい)。箸等の朝食に使った食器類は自分で取っている感じです。食後のコーヒーに使用した食器のみ、手元に直接配られている状態なんですけど、言葉足らずでちゃんと説明できてないですね。後で修正しておきます。
ヒントとしてはテトロドトキシンの特性を利用している感じですかね。

解決篇十章はもうすぐ完成ですから、もしかすると三月前には投稿するかもしれません。正直第一の殺人と第二の殺人は手掛かりが少なすぎてわからないと思うので、先に投稿しておいて、それを踏まえた上で第三の殺人と犯人の名前を推理してもらった方がいいかもしれないですから。

とまあこんなガバガバな読者への挑戦を受けていただいてありがとうございました。
[一言]
もしかしたら、とは思ったのですがやはりこの展開となってしまいましたね。
次はいったいどうなってしまうのか…楽しみです。

執筆お疲れさまでした。
連日の感想ありがとうございます。

そうですね、まあ殺人事件なので…。
ここまでは比較的ゆっくりな展開だったので、この先は怒涛で波乱の展開にしたいと思ってます。ただ、まだ書けてないので時間がかかりそうですが…。
[一言]
張り詰めた緊張感へと一気に変化しましたね。
夜熊さんは果たして助かるのか…次回の展開が気になります。
六章はほとんど書き終わっているので、次話も明日には投稿できると思います。夜熊さんがどうなるのか、恐らく明日辺りには明らかになると思います。
[一言]
新作!
続きが気になりますね。楽しみに待っています。
感想ありがとうございます!

まだまだ終わりまで遠いですが、なるべくお待たせしないように出来るだけ早い更新を心掛けます!
[良い点]
当たりの風景などの表現がよく、ミステリーの雰囲気がきれいに出ていたと思います。
  • 投稿者: 夜野舞斗
  • 15歳~17歳 男性
  • 2016年 11月20日 12時26分
感想ありがとうございます!

風景描写は出来るだけ細かくやろうと頑張っているので、そう言っていただけると嬉しいです。
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