感想一覧

[気になる点]
「７）例」最後の「フォントの著作権裁判否決例」ですが、平成12年9月7日最高裁の話は写研とモリサワの裁判ですね。視覚デザイン研究所とテレビ朝日・IMAGICAの話は平成26年9月26日大阪高裁の判決のようです。

あと、「視覚」が「資格」になっているほか、「直剣」という単語も気になります。

[一言]
フォントの著作権ですが、無料で使えるフリーフォントでも、自由に使えるけど著作権は放棄していないことを明記しているところもあります（みかちゃんフォントやあずきフォントなど）。この辺は著作者名の改竄禁止を周知させる意味があるのかなと思ってます。

2005年のKDDI携帯電話「PENCK」ではフォントの制作者名で問題になったことがありました。裁判にはなっていませんが、KDDIとデザイナーがフリーフォント作者に謝罪しています。

また、書体ではなくプログラムとしての著作権は有効という話や判例もあって（平成16年5月13日大阪地裁、モリサワとディー・ディー・テック）いろいろとややこしいです。

これ以上はトレースと模写に関する件からどんどん離れますし、私自身も理解不足のため止めますが、違法行為でフォントのことを書く場合、著作権だけでなくライセンスの確認についても併記した方がいいのではと思います。

私の場合、とある目的で印刷物を作ったとき、Windows付属のフォントのライセンスが目的に使っていいものかどうかわからず困ったことがありました。結局IPAフォント系のような、目的に沿った使い方ができるかすぐにわかるフォントを使うようになっています。

[一言]
えっと、フォントも著作権で保護されますよ？
ただ多くのフォントは、著作者が著作権を放棄していますが。

夏に問題になった『オリンピックのロゴ』は、「既存のフォントではなく、IOCが『著作権を有する』オリジナルのモノ」というのが条件でした。

多くのフォントは「使って良い」モノですが、
全てのフォントが「使って良い」モノとは限りません。

ちなみに、トレースと模写の問題は、著作権以前に
「自分の絵を描けよ」という話でもあるんですよね。
絵を描く為のトレーニングとして、模写は推奨されます。世界的な美術館でも、学生が模写することを積極的に許しているところは、意外に少なくありません。
けど、「模写」はあくまでトレーニング。
練習素材を公開し、剰えお金を取ろうなんて、烏滸がましいと思いませんか？

[一言]
著作権は大事ですし丸パクリは論外ですが、グレーでも多少は目をつぶらないとなにも書けませんわな

こう言ってはアレですが部分的なら言い逃れはできますしね

まぁ逆に完全オリジナルでも部分的になら偶然似ててもおかしくないのに言いがかりつけられるということもありうりかもしれませんが…

そこらへんの線引きが難しいからグレーになっちゃってますからね
まぁ余程露骨じゃなければオッケーかと

作者様のケースは問題ないとは思いますわ

[良い点]
いろいろ詳しいところ。
事件の例が具体的で多数あり、想像しやすかったです。
[一言]
私がYoutubeで見つけた動画で「pixivの絵とマンガ」が使われていたんです。
それをキッカケにエッセイ（？）を書きました。
予想外に、神戸さんに影響を与えてしまったようですね。

神戸さんは既にイラストを削除されたようですが、観たかったです。直して再アップされるそうなので、それをいつか観たいと思っています。

[一言]
　私は最近漫画を昔ほど読まなくなり、自分が描く事がないのでこういった権利関係のものは漠然と、はっきり書くとダメ、ボヤかしておけばいいんじゃない？程度にしか考えて無かったので実際の事件などを知れて感慨深いものでした。