感想一覧

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[一言]
友衛と清太郎って名前がすべてを物語ってる気がしました。
どこまでもいちずに剣の道を進もうとする清さと潔さ。
でも、剣の技術や勝負の緊迫感の先にあるものは見ようとしなかったのでしょうか?
友衛の思いがいつか腑に落ちることもあるのでしょうか?

大きな仕事を成し遂げる人たちがいる一方で、有能であるからこそ自分の思いにとらわれてそれに翻弄されていく人たちもいる。
様々な姿があることを思い起こさせていただきました<(_ _)>




 ご感想をありがとうございます(^^)

 その名前に着目して頂けるとはさすがですね。
 友衛は意識してつけましたが、清太郎もそういわれてみると!

 周りが見えないからああなったということなのですね。先生はそんな彼の幼さに釘を刺していたのですが、なかなか気づけない彼でした。
 土壇場くらいになってようやく気づくかも知れませんが、ちょっと遅いですね。
 人の器というのは、思想の違う他者をも認めることができて大器なのだと思うのですが、清太郎に友衛ほどの器はなく、なんにも入りませんでした(え?)
 そのひたむきさがうまく働けばよいのですが、これが悪い例です。

 では、お付き合い頂き、ありがとうございました!
[一言]
「手段」を「手段」としている人と、「手段」が「目的」になっちゃってる人のお話? と、勝手に解釈しました、はい。

どっちでもいいっちゃあいいけど(他人事)、思いつめるとろくなことはありませんのう。
だからって、考え方を簡単に変えられないのが、感情の困ったトコロですけど。

しかし主人公、壁がいなくなってしまいましたか〜。
それでも考え方は変わらないだろうから、人斬りが生まれて、お縄になって切腹の人生が……。
HAHAHA。はぁ。

↓誤字報告です
前半部分、「稲生、前へ」の後の文章。

「稲田」は力はあれど技に欠ける。
 →稲生
  • 投稿者: 夕立
  • 2016年 11月14日 23時56分
 ご感想をありがとうございます(^^)

 こういう大きく時勢が動く時、生き方を変えられない人がいっぱいいたかと思うのですね。特に士分の人が。その流れに乗れないと、古きよき時代にしがみついて変化を受け入れられず、こうして歪んでゆくこともしばしばかと。

 壁はすぐまた立ち塞がるでしょう。世の中壁だらけですので。
 人斬りになったら切腹より首切り役人さんの出番ですね。
 辞世の句のひとつくらいは考えてあることでしょう。

 誤字報告、助かります!
 では、ありがとうございました!
 
 
[一言]
*ネタバレ注意


偃武修文。その言葉の表面だけを取ると大変すばらしくきこえる気がします。民衆は戦いの終わりにホッとすることでしょう。
泰平の世は何にも代えがたいものだから。
学問もまた、人を導き、世を向上させるのに役に立ちます。

しかし、ひたすら武だけを求めた者の心は置き去りになってしまうのかもしれないですね。
ひたすらに、不器用に、そのためだけに生きてきたのだから。

強さだけを求むる心は時に危ういもの。何のために強くありたいかが定まってないなら猶更。
仁谷さんは「泰平の世を長く存続させるために」「国のため」と考えた上の修練だったようなのでより良き方法があるならと、容易く方向転換できましたが。

皮が擦りむけるほどの修練は、友を切り殺すための力を得たいがためではなかったはず。
乱世であればきっと英雄にもなれた彼。守るために刀を振るえた彼。でも泰平の世は、彼の力を必要としない、彼にとっては腐った世。
悲しくも一途な姿に考えさせられました。




  • 投稿者: 結城 
  • 2016年 11月14日 20時48分
 ご感想をありがとうございます(^^)

 『元和偃武』。
 (応仁の乱以来150年近くにわたって断続的に続いた大規模な軍事衝突が終了したことを指す)
 その四字から着想した話です。元和関係なくなってしまいましたが(笑)

 自分が追い続けたもの、大好きなものを否定されるのは嫌なものです。受け入れたくない気持ちが凶行に走るわけですが、本人はただ悲しかっただけですね。そうした内面の幼さに、自分が気づけなかった彼と、遥か先を見すえる目を持つ友。相容れない二人でした。
 そう、なんのために、をちゃんと見つけられていたら違った末路があったはずなのですが……。

 連載の合間にちょっとしたチャレンジで書いた本作ですが、お付き合い頂きありがとうございました!!
[一言]
一人称で書く、時代小説……!
確かに堪能させていただきました!

《勝虫と書く 友の鋩の 鋭さよ》 字余りっ<(_ _)>

  • 投稿者: sanpo
  • 2016年 11月14日 02時15分
 ご感想をありがとうございます(^^)

 型にはまっては面白くない!(私が)
 というわけでの本作です。

 勝虫!
 さすが目の付け所が違いますね。
 勝虫は武士に好まれたってことなので、織り込んでみました。

 お付き合い頂き、ありがとうございます。
 そちらのお江戸のナゾトキも楽しみにしてますからね!
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