感想一覧

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[良い点]
わたしの嘘~とともに読ませていただきました。
詩でありながら、童話でありながら、純文学を思わせる美しい言葉の波でした。

特に最後のボトルメールの詩はリズムも言葉も美しくて何度も読み返してしまいました。
葵生りんさん

ありがとうございます。
純文学がクローズアップされがちですが、もっとも純粋なエッセンスは詩だと思っています。
マイノリティであることは片隅であることですけれども。
しかし、わたしには感じるのです。キラキラネームに見るような空想性に。ネイルに見る独創性に。日本人は小説よりも短文に近しいことを。端的な表現の連続で日々の風景を切り取っていることを。詩は目の前にあります。それでも表に出ない理由は、誰もそれを贖わないからです。いえ、贖っていることに気が付かないからです。やがて、どのような形であれその時代がくるでしょう。言葉の本来的持つ謀反の時代が。
……失礼しました。つい熱くなってしまって。でも、時代の足音は確かに聞こえているのです。
[良い点]
思わずため息が出る美しいお話でした。詩もとても素敵で何度も読み返したくなります。
1枚の美しい絵画に出会ったような芸術的なお話でした。
私たちが身近に見ることができる金星と話がつながるところもロマンチックで感動しました!
鴨カモメさん

暖かな感想をありがとうございます。

もともと詩として書き始めたものです。童話の形になったのは、自然な流れなのですが、やはり散文のところ、相当に表現が甘いところがありました。
これも多作の訓練の一つと思って、このままにしておきます。
課題としては、詩と散文の表現の書き分けでしょうか。
皆様のやさしさに甘えず、もっと磨きたいと思います。
[良い点]
美しく幻想的なお話でしたね。
そして、ボトルメールが出てきたので、あ! と思いました。
あの詩とつながっていたのですね。素敵です。
星が生まれる話、とてもロマンチックで心に残りました。
  • 投稿者: 美汐
  • 2016年 11月06日 05時19分
美汐さん

そうなんです。そのワードには思い入れがあるので、第二弾を書いてみました。

暖かな感想をありがとうございます。
これからも何か書いてみます。
[良い点]
美しいですね~。
情景が深い藍色とキラキラと輝く星屑のように、
浮かんできました。
哀しくても、美しいです。

そして、1つになれたのですね。
さらに明るく輝いて、また美しいです。
素晴らしい世界でした。
  • 投稿者: marron
  • 2016年 11月05日 16時03分
marronさん

そうなんです。一つになったんです。ピュアキュン視点では大丈夫なのか?と思ったんですけど。。

海の底の昏さを描きたかったのです。そして、夜明けと宵のやりとりを。

ある詩人は「我々の営み(詩を書くこと、発表すること)は、届けと願いながらも果たして行方の分からないままに放ち続けるボトルメールのようなもの」と言いました。
そうだなと、共感してこの作品たちは生まれています。
[良い点]
はじめまして、琴春と申します。
こんなに美しく、心を動かされるお話は久しぶりです。
詩の一言一言が心に染み渡り、物語の美しい情景が目に浮かぶようでした。
これから星を見上げる度、思い出せるお話だろうなと感じました。

素敵なお話をありがとうございます。
  • 投稿者: 琴春
  • 2016年 11月04日 23時12分
琴春さん

かつて金星は、夜明けに見えるものと宵に見えるものが、別々の星だと考えられていたそうです。
元々、詩として書いていましたが、その着想が訪れたので、それによって改編してみると、このような童話になったのでした。

いえいえ。こちらこそ感想頂きまして有難うございます。
[良い点]
初めまして、お邪魔させていただいています。
綺麗なイラストを挿れたら素敵な大人の童話になりそうな物語ですね(*^_^*)
あ、童話発言がお嫌でしたら申し訳ありません。
読みながらロマンチックなお話に、錆び付いていた乙女心が蘇ったように感じました。
最後の謎が解けた部分、なるほどそうだったのですねと納得です。
不思議な感じと謎にピュアとキュンの組み合わせ、そして詩がとても素敵でした!
  • 投稿者: サフト
  • 2016年 11月04日 21時49分
サフトさん

おお。そうですね。イラスト募集したいところで御座います。描いて頂ける方がおられたらですが……

いえいえ。童話と詩は近しく純粋を目指すもの。無垢へ届く数少ない文学だと思っています。
[一言]
実は前日、既にこの作品は拝読しておりました。
”ボトルメール”が出てきた途端、『わたしの嘘、あなたへの指先』の続きモノだとわかりましたが、あえて感想欄にお邪魔することを先延ばしさせて頂きました。

夜分に頂いた返信メッセージを経て改めてお邪魔しました。詩と童話が見事に融合した美しい作品ですね。
  • 投稿者: 退会済み
  • 2016年 11月04日 06時11分
管理
よんさん

ちょっとだけシリーズ化してみました。
お褒め頂いて、ありがとうございます。
童話と詩は近しいものだと思っています。純粋さや透明さを追うものとして。無垢なる魂へ届けるものとして。
そんな作品を書きたいと思っています。
[良い点]
とても哀しくて愛おしくて美しい物語でした。
吟遊詩人が朗々とうたいあげる様が目に浮かびます。
きっとまた読み返したくなる気がします。
素敵なひとときをありがとうございました。
霜月さん

ピュアキュンなのに、一つにしてしまいました。反則か?大丈夫か?星の話だから、きっとOK?

素敵なひととき。ありがとうございます。ナサリの辛さ。タサリの諦め。そんなものたちに答えを与えてやりたかったのです。

実は、ボトルメールシリーズ第二弾です。案外に、そのワードに反響があったので、そこから一作書いてみました。今のモチーフを活かした作品です。気に入って頂き、ありがとうございます。
[良い点]
何て美しい作品かと思いました。
金星は九藤の守護星なので、余計に親近感の湧くお話でした。
童話と詩が混然一体となった、素敵な物語ですね。
くどうさん

そうなのですね。守護星ですか。なんだか九藤さんにとても似合っています。

詩を書くつもりが、童話になりました。二つの境目はとても近しいと思っているのです。
何を書いても、雰囲気を大事にしたいと思っています。それは、芸術性の高いアーティストの楽曲のように。それぞれにあがきながらも、それぞれにとっての高みを目指したいと思います。
[一言]
美しくて悲しくて、愛にあふれて……涙が出る、そんな童話でした。
ナサリの涙が海の底へ沈んでいく描写や、ボトルメールに書かれていた詩のひとつひとつの言葉が印象的です。

宵にも明け方にも、空にきらりと光る金星の姿を見つけると嬉しくなります。それはもしかしたら、自分の本当の姿を見つけた人魚と、私自身が重なるからなのかもしれません。

美しい物語を、ありがとうございました。
  • 投稿者: れみ
  • 2016年 11月03日 08時25分
れみさん

泣きたかったのかも知れません。最近込み上げない涙に物足りなくて。あるいは、届かない想いというものに答えを与えてやりたかったのかも知れません。どうしたって、浅はかな恋慕というものに、星空の始まりを見せてやりたかったのかも知れません。

ナサリと重なるところ。れみさんは、詩人ですね。
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