感想一覧

[良い点]
くすぐったいほどの優しさに溢れていて、実に心地よい作品でした。これ読んで元気を貰ったどー！

[一言]
とてもいい童話感。竜と生贄の少女とかいう実にテンプレ的な題材でこんな絵本チックな話になるとは。絵本にするには微グロ注意ですが、ほっこり出来てよかったです。

[良い点]
ハッピーエンドだったこと！

[気になる点]
＞胸を貫く激しい痛いに崩れ落ちながら、
→　　　　　　　痛み
[一言]
読みやすいですし、展開やキャラクターに無理も感じませんでした。
それだけに、タイトルが不穏で、「百万回生きた猫」を思いだしたりして、悲劇に終わるのかなと、涙目になってました。ハッピーエンドで本当に良かった。

童話のような語り口ながら、視点を改めると緻密な計算が展開に窺えて、別の意味でも感動しました。

[良い点]
暖かい物語でした。
[気になる点]
一瞬バッドエンドかと思ったよ！
生きてるっていいね！
[一言]
　竜と、その生贄の娘。
　短編ネタとしてわりとよく見る、これもある意味お約束という意味でのテンプレなのかも知れませんが、それゆえに作者それぞれの個性が輝く。

　竜らしからぬ軽い口調。竜と言わなければ読者は竜だと気づかなかったかも知れません。こういう竜も面白い、しかしいやにちょろいなぁと思ったところで、話をこう持ってくるとは…最初から最後まで計算された面白さでできているようでした。

　約束、全ての理は約束。
　そりゃあ竜の奥さんなのだから、竜だわねぇ。

　スラスラと読める、暖かい素晴らしい短編でした。