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[一言]
 その辺は、一般的に「正義」「善」と呼ばれるサイドでも、「悪」と判断される側でも、変わらないんじゃないかと思います。よく「悪は別の正義」なんて言われるように。

 魅力的な悪役は、法律とは違う、自分なりの正義、ルールを持ってることが多いように思います。
 ルパン三世の例で言えば、基本的に盗みやすいとこから盗まないんですよね。金を手に入れるだけでも、オレオレ詐欺とかするわけじゃなく、わざわざ金庫破りとか失われた遺産を狙います。事前に予告状まで送って万全の警備にさせてしまうことも。
 自分で高いハードルを設けて、突破してるんですよね。
 怪盗モノに限らず、ギャング、ヤクザをモチーフにした作品でも、描かれるのは仲間との絆であったり、前述のような苦難に対する信念の貫き方であったり。
 これだけを見れば、英雄譚で描かれることと変わりないんですよね。

 唯一違うと思うのは、悪役には「信念がない」という「信念」が許されることかと。
 悪役と聞いて自分がパッと思い付くのは、バットマンシリーズのジョーカーです。アメコミでも屈指の人気を誇るキャラで、映画作品ではどれも超一流俳優が演じてます。
 悪のカリスマ、ギャングスターなんて呼ばれるタイプとは違って、金も権力を二の次。「オレがしたいことするんだ」という小悪党要素を、徹底的刹那的狂的に突き抜けさせれば、ここまで昇華させられるのかと考えさせられます。
  • 投稿者: 風待月
  • 2017年 02月11日 19時20分
風待月さん、感想ありがとうございます

自分なりのルールを持っていながら無秩序に見えるのは、悪役のほとんどがカオスな属性を含まれているのだと思います。自分のルールそのものが、常人には理解できないものだったりします。
例を挙げますと、映画『ダークナイト』でジョーカーは「信念ならあるさ。生きて苦難を乗り越えれば人はイカレちまう」と言っています。その信念を元に、バットマンを追い込んだりするんですね。
常人には理解できない思考回路。それは吐き気を催すような悪の頭脳なのかもしれません
[一言]
自分もいつも悪役に感情移入していまうタイプなので共感しました!!
でも魅力のある悪役って意外と限られてるかなと個人的に思います。
復讐の為に悪に染まる人物や純粋に人を殺したくて仕方がない人物。
悪を行うにも読者が共感または圧倒するような理由がないと魅力だとは思えません。
名前を出してしまえばジョジョを書いている荒木先生の悪役は物凄く魅力的だなといつも感心しています。
人を殺したい、でも平和に過ごしたいとか聞いただけで胸がそそられるキャラが豊富ですからね。
そしてそれを超えなければならないのが主人公なのですからやはり悪役は主人公並に大事な立ち位置なのかもですねー。

少し自分の意見ばかりになりましたが共感できる所があって面白かったです!!
遠山 登/アメアンさん、感想ありがとうございます

返信遅れてすみません!

そうですね、乗り越える壁は大きければ大きいほど物語は面白くなるのだと思います。だからこそ、悪役は魅力的で強キャラ(狂キャラでも同じです)なのだと思います

ご意見ありがとうございます! 参考になりました!
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