感想一覧

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[良い点]
美しい文章ですね。短いですが、エッセイではなく純文学ジャンルでも通用するのではないかと思います。
[一言]
大変失礼ながら、作者様に「自分と同じ匂い」を嗅ぎ取ってコメントさせて頂きました。間違っていたらごめんなさい。

私は今、なろうで長編を書いていますが、自分が本当に書きたいものは「物語」よりも「文章」そのものなんです。そのため、お話の中で情景描写などを書き出すと止まらなくなり、いつも後から大量に削る羽目になります。

この作品のように「描写のみ単独」のものならいいんですが、お話の中に挿入する情景描写は、一カ所の記述が長すぎると逆効果なんですよね。もしもこの先、黎明様が物語に描写を書き込む時は、その点を考慮に入れて書かれるとより良い作品に仕上がるのではないかと思いました。

それからこの作品に関してですが、余計なお世話を一つ。
あくまでも私の感覚ですが、最後の段落(第三段落)はもう一カ所、段落を分けた方がいいような気がします。たとえば「やがて空全体を~」のところとか。また、後半は「~る。」で終わる文章が続いていますので、この「やがて空全体を~」の一文の語尾を変えると、文章全体のリズムがさらに良くなるんじゃないかと思いますよ。

最後の一文、「夜に終止符が打たれたことを知る」がとても素敵だと思いました。
結びの文章って、とっても大事ですものね。

なろうでは珍しい、良い作品を読ませて頂きました。これからも頑張って下さい。
  • 投稿者: 桂木 玲
  • 女性
  • 2016年 12月20日 17時59分
 とても参考になりました。心からの御礼を。

 物語において情景描写は欠かせないもので、けれど、そこでは私たちの力がそのまま試されているような気持ちになります。情景描写があることで、物語の中で生きる私たちや読者が周りに、その物語の世界全体に目を向けることになりますから。今までに出会った本を読むと、切実に情景描写の大切さを思います。

ずいぶん返信が遅れてしまいました。ありがとうございます。心からそう思います。
  • 黎明
  • 2017年 08月15日 14時09分
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