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[良い点]
ええと、おっしゃる事全て、丹念な推敲が実現するのではないかなって思いました。
  • 投稿者: 逆詰み
  • 2017年 11月30日 19時50分
[一言]
>>「自分は何を誰に向かって表現したいのか」

 これが中身だと思います。

 では、中身がないというのはどういう事でしょうか?
 個人的に思う、典型的な中身のない作品とは、『小説を書く自分というアリバイの為に書く作品』です。 例えるなら、本を読んだものの、何も感じることができず、話の筋だけを書いた読書感想文みたいなものです。 つまり、感想の無い感想文。 まさに中身がありません。
 これは書き手が、面白さや詰まらなさが分からなくなった状態にも当てはまると思います。

 次に、作者も文中で述べてますが、『相手の目線で語らない』場合です。 幼稚園児に、難解な哲学を説いても伝わらないのと同じで、相手のレベルに合わせない語りです。 伝わらなければ、相手にとっては中身のない話でしかないです。
 これは語りにおける態度の問題だと思います。

 最後に、『相手が関心を持て無い語り』の場合。 頑張って読めば理解できるけど、そこまでする価値はないと判断されてしまえば、どうでもいい内容として無視されてしまいます。 つまり、伝えたい内容に興味をもってもらうよう語る必要があります。
 これは語りにおける技術の問題だと思います。

 とはいっても、私自身もそうですが、作者の言うとおり読者はオークなんです。 欲望に忠実で我儘で、作品を食い物にする。 まれにグルメなオークもいるかもしれませんが、大抵のオークは、高尚な作品の味などわかりません。 つまり、態度や技術といっても、その程度のものでいいのだと思います。
 しかしながら、そうしたなろう作家における最も困難なハードルとは、そんなオークの為に作品が書けるかどうかなんでしょうけども…………。

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