感想一覧
▽感想を書く[良い点]
とても、抽象的で本質のつかみ所がない(私の理解力がないのかもしれません)ミステリアスで童話的な雰囲気(童話なので当たり前ですが)が私が求めているものでした。
[気になる点]
書きたいんですが、ありません。
[一言]
初め、日本の隠喩…?
途中から、Minecraft…?
さらに、新作のゲームか…?
と、貴作が何を含んでいるのか、最後までわからずモヤモヤしています。
自分なりの解釈もありますが、著者である貴方に教えていただけないでしょうか?
よろしくお願いします。
とても、面白かったです。
とても、抽象的で本質のつかみ所がない(私の理解力がないのかもしれません)ミステリアスで童話的な雰囲気(童話なので当たり前ですが)が私が求めているものでした。
[気になる点]
書きたいんですが、ありません。
[一言]
初め、日本の隠喩…?
途中から、Minecraft…?
さらに、新作のゲームか…?
と、貴作が何を含んでいるのか、最後までわからずモヤモヤしています。
自分なりの解釈もありますが、著者である貴方に教えていただけないでしょうか?
よろしくお願いします。
とても、面白かったです。
感想ありがとうございました。
童話の定義とは何か、この作品はちゃんと童話になっているのか、不安もありながらの投稿でしたので、楽しんでいただけたようで嬉しいです。
ご質問いただいた作品の意味することに関して、本来ならば非常に興ざめなことではありますが作者が意図したところをご説明いたします。本来は読んだ方それぞれの解釈に委ねたいところですので、後々感想欄から目を通す方のために念のため改行いたします。
本作の舞台は、戦争あるいは天変地異等によって地表に人類が住めなくなった未来の地球です。一部の人類は地下に地上さながらの空間を作って生き延びています。「塔」と呼ばれているのは、実態としてはむしろ「柱」です。
地下世界で世代を経て、閉ざされた世界に疑問を持たなくなった人類は「王様」「女王様」と呼ばれる(と名付けられた)アンドロイドによって管理されています。人間のために造られた、そのプログラム通りに彼らは限られたリソースで人類を生かし続けていますが、時に人口を抑制する必要が出ることもあります。そのような場合、「人を傷つけてはならない」ともプログラムされている彼らは直接的に人を死なせることはできず、冬を長引かせるなど天候を調整することで結果的に人口をコントロールしています。
「王様」「女王様」は「外」が人類が生存可能な世界に戻ったかを知りたがっていますが、地下の環境維持を第一の目的として造られている彼らにはその能力がありません。そこで、地下世界には珍しく外への好奇心を持っている者をおびき出しては地上へと送り出しています。彼らが帰って来ないのは、地上がまだ死の世界だからではないか、事実を教えないのは婉曲的な殺人ではないかと恐れながら。
一方でタグにつけた「方舟から飛び立った鳩」の逸話が示すように、帰って来る者がいないのは外の世界に居場所を見出したからかもしれません。そこはご想像にお任せしております。
童話の定義とは何か、この作品はちゃんと童話になっているのか、不安もありながらの投稿でしたので、楽しんでいただけたようで嬉しいです。
ご質問いただいた作品の意味することに関して、本来ならば非常に興ざめなことではありますが作者が意図したところをご説明いたします。本来は読んだ方それぞれの解釈に委ねたいところですので、後々感想欄から目を通す方のために念のため改行いたします。
本作の舞台は、戦争あるいは天変地異等によって地表に人類が住めなくなった未来の地球です。一部の人類は地下に地上さながらの空間を作って生き延びています。「塔」と呼ばれているのは、実態としてはむしろ「柱」です。
地下世界で世代を経て、閉ざされた世界に疑問を持たなくなった人類は「王様」「女王様」と呼ばれる(と名付けられた)アンドロイドによって管理されています。人間のために造られた、そのプログラム通りに彼らは限られたリソースで人類を生かし続けていますが、時に人口を抑制する必要が出ることもあります。そのような場合、「人を傷つけてはならない」ともプログラムされている彼らは直接的に人を死なせることはできず、冬を長引かせるなど天候を調整することで結果的に人口をコントロールしています。
「王様」「女王様」は「外」が人類が生存可能な世界に戻ったかを知りたがっていますが、地下の環境維持を第一の目的として造られている彼らにはその能力がありません。そこで、地下世界には珍しく外への好奇心を持っている者をおびき出しては地上へと送り出しています。彼らが帰って来ないのは、地上がまだ死の世界だからではないか、事実を教えないのは婉曲的な殺人ではないかと恐れながら。
一方でタグにつけた「方舟から飛び立った鳩」の逸話が示すように、帰って来る者がいないのは外の世界に居場所を見出したからかもしれません。そこはご想像にお任せしております。
- 悠井すみれ
- 2017年 02月03日 22時50分
[一言]
世界崩壊後の地下世界、といった感じでしょうか。いつかは≪地上へのゲートロックを解除≫とか言ったりするんですかねー(某ロボゲーネタ)
実際、望みってマイナス面では欲望というかもしれないですけどプラス面では向上心とかな訳で。映画マトリックスよろしく支配された家畜状態じゃないなら、ハトのように一度はきっとオリーブくわえて帰ってくるでしょうね。
ホラーよりはむしろ未来に希望が見えるよい話でした。
世界崩壊後の地下世界、といった感じでしょうか。いつかは≪地上へのゲートロックを解除≫とか言ったりするんですかねー(某ロボゲーネタ)
実際、望みってマイナス面では欲望というかもしれないですけどプラス面では向上心とかな訳で。映画マトリックスよろしく支配された家畜状態じゃないなら、ハトのように一度はきっとオリーブくわえて帰ってくるでしょうね。
ホラーよりはむしろ未来に希望が見えるよい話でした。
ご返信が遅くなりまして申し訳ありませんでした。また、ご感想ありがとうございました。
地上への扉を開放できる日を、王様と女王様は待っているのではないかと思います。好奇心や希望を持たなくなったらもはや人間ではない気がするので、どんな世界になってもそのような人間らしさは残っていてほしいです。
希望を見出していただき、嬉しく思います。
地上への扉を開放できる日を、王様と女王様は待っているのではないかと思います。好奇心や希望を持たなくなったらもはや人間ではない気がするので、どんな世界になってもそのような人間らしさは残っていてほしいです。
希望を見出していただき、嬉しく思います。
- 悠井すみれ
- 2017年 01月18日 21時19分
[良い点]
何となくですが、若者と王様・女王様の間に友情みたいなモノが感じられました。
そこが良かったです。
そして、
>――そんな世界が蘇っていることを
を伝えるのが、この国の本当の試練なのでしょうね。
[気になる点]
外の世界に出た若者について、読者が安心できる伏線が欲しかったです。
遊びという形で国民のサバイバル能力が鍛られているとか。
若者が外でも生きられる様に、女王が王様がくれた物を補充してくれたりとか。
[一言]
王様、女王様。
少子化対策はどういう方法で?
(エロい意味ではないデスヨ?)
もう一つ。
出て行った人達が帰れないのは、外との扉がオートロックだから。
……とかいう可能性はないですよね、王様、女王様?
何となくですが、若者と王様・女王様の間に友情みたいなモノが感じられました。
そこが良かったです。
そして、
>――そんな世界が蘇っていることを
を伝えるのが、この国の本当の試練なのでしょうね。
[気になる点]
外の世界に出た若者について、読者が安心できる伏線が欲しかったです。
遊びという形で国民のサバイバル能力が鍛られているとか。
若者が外でも生きられる様に、女王が王様がくれた物を補充してくれたりとか。
[一言]
王様、女王様。
少子化対策はどういう方法で?
(エロい意味ではないデスヨ?)
もう一つ。
出て行った人達が帰れないのは、外との扉がオートロックだから。
……とかいう可能性はないですよね、王様、女王様?
感想ありがとうございました。
王様と女王様は「国」を維持しなければならないのですが、一方で自分たちが必要でなくなる時を望んでいるのかもしれません。その点では、若者は彼らの希望、なのかもしれません。
王様からもらった装備食料があるから当分大丈夫! というような描写を入れようかとも思ったのですが、冗長になるかと思ってカットしておりました。可能性ですが、「外」にも別の形で生き延びた人がいるかも……などと様々な道に思いを巡らせていただければ幸いです。
今回は人口増加からの抑制が目的だったようですが、少子化対策が必要な場合もあるかもしれませんね。その場合は食料の心配がないように夏~秋が長く続いたり、王様の指導で強壮効果のある作物を育てたり、ということがあるのかもしれません。
「外」への扉は、帰ってくる人のためにも、来るかもしれない「客」のためにもいつでも開けられるようになっているのではないかと思います。
王様と女王様は「国」を維持しなければならないのですが、一方で自分たちが必要でなくなる時を望んでいるのかもしれません。その点では、若者は彼らの希望、なのかもしれません。
王様からもらった装備食料があるから当分大丈夫! というような描写を入れようかとも思ったのですが、冗長になるかと思ってカットしておりました。可能性ですが、「外」にも別の形で生き延びた人がいるかも……などと様々な道に思いを巡らせていただければ幸いです。
今回は人口増加からの抑制が目的だったようですが、少子化対策が必要な場合もあるかもしれませんね。その場合は食料の心配がないように夏~秋が長く続いたり、王様の指導で強壮効果のある作物を育てたり、ということがあるのかもしれません。
「外」への扉は、帰ってくる人のためにも、来るかもしれない「客」のためにもいつでも開けられるようになっているのではないかと思います。
- 悠井すみれ
- 2017年 01月05日 21時30分
[一言]
Veilchenさんの作品はどれも好きなのですが、SFやディストピアもの大好きな私にとって、こちらの作品はもうグッときてしまいました。(勝手ながら、核戦争などで地球が荒廃し、シェルター内に作られた小さな世界と受け取りました。第27次人口抑制計画という言葉と、この体制に疑問を持つ人がいない状況に3世代以上の世代交代が進んだものと想定しております)
閉ざされた小さな世界の中で生きる人々。平和といえば聞こえは良いですが、「なぜ」と考えることを放棄してしまっているのですよね。物語ではあるものの、自分自身を省みて考えさせられました。
今までに外の世界に出ていった人たちはどうなったのでしょう。人工知能側のジレンマも非常に面白いですね。人間がこのまま思考を放棄していれば、のんびりと争わずに平和に生活させることができます。一方で、人間らしい疑問を持った人々は未来を切り開く力を持っていて、同時にまた遠い未来に世界を崩壊させる可能性も秘めている……。
思考を開始した人々が新たな発見をたずさえて帰ってきた方が幸せなのか、それともこの世界でひつそりと生きていくことが幸せなのか、誰にもわかりませんね。
とても素敵なおはなしをありがとうございました。願わくば、この世界の人々が新しい世界のドアを開くことができますように。
Veilchenさんの作品はどれも好きなのですが、SFやディストピアもの大好きな私にとって、こちらの作品はもうグッときてしまいました。(勝手ながら、核戦争などで地球が荒廃し、シェルター内に作られた小さな世界と受け取りました。第27次人口抑制計画という言葉と、この体制に疑問を持つ人がいない状況に3世代以上の世代交代が進んだものと想定しております)
閉ざされた小さな世界の中で生きる人々。平和といえば聞こえは良いですが、「なぜ」と考えることを放棄してしまっているのですよね。物語ではあるものの、自分自身を省みて考えさせられました。
今までに外の世界に出ていった人たちはどうなったのでしょう。人工知能側のジレンマも非常に面白いですね。人間がこのまま思考を放棄していれば、のんびりと争わずに平和に生活させることができます。一方で、人間らしい疑問を持った人々は未来を切り開く力を持っていて、同時にまた遠い未来に世界を崩壊させる可能性も秘めている……。
思考を開始した人々が新たな発見をたずさえて帰ってきた方が幸せなのか、それともこの世界でひつそりと生きていくことが幸せなのか、誰にもわかりませんね。
とても素敵なおはなしをありがとうございました。願わくば、この世界の人々が新しい世界のドアを開くことができますように。
- 投稿者: 石河 翠@「運命の番を嫌う訳あり娘は拒めない」配信中
- 2017年 01月03日 09時12分
感想ありがとうございます。
SFというかディストピアもの――人間性がない世界で残された人間性とは、あたりのテーマが大好きだったりします。趣味を同じくする方にお読みいただき、大変嬉しく思います。この世界の背景、「外」については読んだ方のご想像にお任せしますが、多分そのようなことがあったのだと思います。
「中」の人たちの思考停止については、仰る通りに、二度と過ちを犯さないようにと最初は意図されたものだったかもしれません。知識も好奇心も危険と隣り合わせではありますが、それでも人間の本質であって未来を拓く可能性を持っていると信じたいものです。
作品に込めた思いを深く読み取っていただき、本当にありがとうございました。
SFというかディストピアもの――人間性がない世界で残された人間性とは、あたりのテーマが大好きだったりします。趣味を同じくする方にお読みいただき、大変嬉しく思います。この世界の背景、「外」については読んだ方のご想像にお任せしますが、多分そのようなことがあったのだと思います。
「中」の人たちの思考停止については、仰る通りに、二度と過ちを犯さないようにと最初は意図されたものだったかもしれません。知識も好奇心も危険と隣り合わせではありますが、それでも人間の本質であって未来を拓く可能性を持っていると信じたいものです。
作品に込めた思いを深く読み取っていただき、本当にありがとうございました。
- 悠井すみれ
- 2017年 01月05日 21時23分
[良い点]
若者の前途が明るいものでありますように!
女王様の真実の姿がラストのとおりであるなら、王様も同様の存在なのでしょう。何かの目的で閉ざされた世界がすべてと信じ、自らの進歩を止めてしまった人たち。それが実験的な強制の結果なのか、人々が望んだ結果なのか解らないのが一層の怖さを感じさせます。
若者の前途が明るいものでありますように!
女王様の真実の姿がラストのとおりであるなら、王様も同様の存在なのでしょう。何かの目的で閉ざされた世界がすべてと信じ、自らの進歩を止めてしまった人たち。それが実験的な強制の結果なのか、人々が望んだ結果なのか解らないのが一層の怖さを感じさせます。
感想ありがとうございました。
お察しの通り、王様も女王様と同じ存在です。王様が収集したデータを女王様が判定することで「計画」が発動する、と役割を分担することで、彼らのような存在が人間の命を左右することを可能にしている……という設定です。
この世界に閉じこもっていればとりあえず人々は満足して暮らせるようですが、疑問や好奇心を持って行動することができる、ということこそ失われてはならない人間らしさではないかな、などと思います。
お察しの通り、王様も女王様と同じ存在です。王様が収集したデータを女王様が判定することで「計画」が発動する、と役割を分担することで、彼らのような存在が人間の命を左右することを可能にしている……という設定です。
この世界に閉じこもっていればとりあえず人々は満足して暮らせるようですが、疑問や好奇心を持って行動することができる、ということこそ失われてはならない人間らしさではないかな、などと思います。
- 悠井すみれ
- 2017年 01月02日 18時54分
感想を書く場合はログインしてください。