感想一覧

[良い点]
幻想的な世界にグイグイと引き込まれていきました。嫌な世界なのだけれど、どこか美しさも感じていて不思議な感覚を味わいました。

主人公の人を信じられず一歩引いている冷たさが文章からひしひしと伝わってきました。

また他の人物にもきちんとした設定があって魅力もあって良かったです。
[一言]
Twitterから来ました。思わずブックマークしちゃいました！

素敵な作品をありがとうございました。

[良い点]
素晴らしい物語でした。
ファンタジーと恋愛が混ざっているうえに、残酷な史実に基づいた面もあったように感じました。
とくに最終エピソードは、どう完結するのか読み損ないたくなくて一層じっくり読みました。

[良い点]
すべて読ませていただきました。
冷たさと幻想と残酷さが入り交じった不思議な物語でした。寒色系な描写がお上手で寒くもないのに寒くなり、拷問部分で冷や汗が出てさらに寒くなりました。
ちょっと怖かった汗。
でも読んだことがない物語だったので新しかったですね。死に神のお父さんがすごく不気味……。あの人が一番怖かったー泣。
全体的に白と赤の対比を書いた物語のようにも思えましたね。最後もあまりあたたかい感じにはならなかったですがいい表現だと思いました。
読み終わるまで音がまるでしなかった。
読んだ後に平和なテレビの音を聞いてなんだかほっとしました。気がついたら手が冷たくなっていた。
おもしろかったです。

[良い点]
悲しく、切ないけれど、愛おしい。そんな物語だと思いました。何と言ったらいいのか、言葉が浮かばないですが、とにかく素晴らしかったです。

描写も素晴らしかったです。描写が素晴らしい作品を読むと、自然とその物語の世界に自分の意識が溶け込むような感覚になるのですが、この作品でまさにそのような感覚になりました。

[良い点]
寒い冬の霜が降りる中、咲き乱れる美しい鈴蘭の群生を見た気がします。悲しく、痛ましく、切なく、そして愛おしい物語でした。カミーユは余りに傷つき過ぎていましたね。アルマは、彼女を解ってやれなかった。セルジュがカミーユに共鳴し得たのは、セルジュ自身が痛みを知る少年だったからだと思います。死神の正体が、どこにも行き場のない少年少女だとしたら…。それは何とも遣る瀬無いことです。感想でありながら、上手く表現できない感情に溢れています。すみません。