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[一言]
 序盤で退場したウメの父親が、物語の中でどのような影響を与えるのかが個人的には気になるところです。ウメは立て続けに身近な人を喪っていることから、これは見方によっては家族喪失の物語と読むことができ、そうなると物語の結末は、ウメは家族を得るか、あるいは最終的な目標に到達する代償として、家族同然の存在を喪うことになるのではないかなぁ、と、考えたりします。
  • 投稿者: 囘囘靑
  • 2018年 10月15日 20時58分
[良い点]
季節を巡らせるための代償が、少女の命という設定は涙を誘いますね。
その冬の司に仕えるウメの心情も、ことば巧みな表現力からよく読み取れました。 大変勉強になります。

まず序盤でウルっとしました。
お父さんがいなくなってしまった寂しくて不安でいっぱいの5歳のウメが、ソウビに救われた場面は心底良かったと。

その先のお話でツバキ様に仕える事になってもまた、ウメは見送らなければならない。 しかし十七歳となり、ウメの心も成長している様もよく伝わりました。

少女の命が削られる事により季節が巡り、その代償の重さを人々は忘れていく。時が経つと、それが当たり前になってしまったんですね。
冬が終わらないのはそんな愚かな人々にバチが当たったのでしょうか。

そんなことまで深く考えさせられました。
意味深な作品でしたね!
[一言]
執筆お疲れ様です。
読んでいて何か考えさせられるような素敵な作品でした。
これからも応援しております。 頑張ってください。
  • 投稿者: 退会済み
  • 2017年 02月02日 13時01分
管理
感想をお寄せいただきましてありがとうございます。

冬の童話祭用に書き始めたのですが、見事に頓挫してしました。
そんな状況ですのに、感想を残していただけて本当に嬉しいです。

のんびり更新になりそうですが、お付き合いいただけると嬉しいです。
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