感想一覧

[良い点]
とにかく展開が気になって読んでしまう。端正で華やかな文章が作品の世界観にとても合っている。かつ読みやすい。掛け軸の中の正妃という設定が面白かった。
[一言]
後宮ものが好きな私にはどストライクなお話でした。玉麗はこれからどうなるんだろう、正妃はいったいどこに行ったのか、戻ってくるのか?と色々気になって一気読みしました。「わたくし」の語りは淡々としているのに、絢爛でドロついた後宮の雰囲気が伝わってきました。すっきりしているようなおそろしいような読後感があって、とても面白かったです。
織部ていさん、感想ありがとうございます!
気に入っていただけて、とても嬉しいです。

この話は物語としてはひとつの区切りをつけた終わり方をさせているのですが、「わたくし」は自分の見たものだけをほとんど感情を排除した形で語るという形をとっているので、書き手である自分自身でもこの「わたくし」の顔がいまひとつよくわからない感じです。

華やかな後宮の中の謎は謎のままで誰も真相を語ることなく闇に葬られている日々の雰囲気を感じていただけたのであれば、嬉しいです。
[良い点]
性格がいまいちな玉麗が、女官の”王妃教育だけど苛めに近い”を、必死に受ける所。
[一言]
絢爛豪華な後宮の不思議物語。おもしろかったです。で、その後の玉麗ちゃん、どうなったのでしょうねw
  • 投稿者: 雪 よしの
  • 50歳~59歳 女性
  • 2017年 02月06日 01時39分
雪よしのさん、感想ありがとうございます!
奇妙な後宮の話を楽しんでいただけたのであれば、嬉しいです。

玉麗がその後どうなったのかは、実はわたしもよくわからない部分です(・∀・)
語り手である「わたくし」からすれば、後宮から姿を消した妃がまたひとり出てふりだしに戻ったという感覚くらいのようですが、玉麗のように後宮から消えた女性については「わたくし」が関心が薄いせいか書いていた間も書き終えた後もわたしの中でも曖昧です。

わかっているのは、二度と玉麗が「わたくし」の前に現れることはないということくらいだったりします(^^;)
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