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[良い点]
純粋な戦いは、とても考えさせられ、そしてとても身につまされる作品です。
近隣の国ではいつ戦争が起きても不思議ではない状況だと聞いています。隣国の日本も免れないかもしれません。
私の祖母と母は樺太の引揚者でした。
私は遅く生まれた子供ですが、亡き母から戦争の話を聞いて育ちました。日本人が敵に辱め殺される前に、自ら命を絶つように青酸カリを渡し、また町内会では十二歳以下の子供は生きているのも可哀想だし、逃げるのにも足手まといになるので殺しなさいと言われたそうです。
母もギリギリの年齢でした。でも、祖母が反対しました。
「相手の鉄砲に撃たれて死んだのなら仕方がない。でも、自ら自分の子供を殺める事など出来ない。私は反対する。」
そう言って猛然と立ち向かい、その事がきっかけになり
母と祖母のいた町内会では誰も死なずに済んだそうです。
その他にも戦争は狂気の沙汰でない事実が沢山起こります。人の命が命では無く、物として扱われ処理されるのです。女子供は皆酷い目にあい、男の人も戦争に行かされて
…… 男の方はもう駄目だと思う時、「お母さん──」
と言って最期を遂げる方も多かったと聞きます。
戦争は悲劇しか生みません。何故このような事が繰り返されるのでしょうか。それは、私達人間の中に、いつも争い戦う心が日常的に繰り返されているからでしょうか。
砂の一粒のような私には、自分自身の心を振り返り反省して祈るしかありません。

平和は平和の中でしか実現しません。
平和でありますように。
  • 投稿者: 退会済み
  • 女性
  • 2017年 04月13日 16時43分
管理
ご感想ありがとうございます。

祈る事も戦いに入るのかもしれません。「争い」と争っていると、僕は感じてしまいましたから。「じゃあ、何をしたら良いんだ」と思われるかもしれませんが、争いや戦いはなくなりません。ただ、その時、その時を最小限にするしかないのです。末端の僕等は、その時その時の現状で、悩んで考えて思い付いた一番しか決められないのだと思いました。

僕の家族の話なのですが、亡き祖父はシベリア収容所から生き残る為に脱出しました。日本への船に潜り込み酷い状態で帰った様です。その時、仲間も大分死んだらしいのですが、祖父の戦いは本当の人の戦いだったと思います。僕に「じいちゃん」と呼ばせてくれたのですからね。それだけを勝ち取る為の、生き残る為の、純粋な戦いだったと僕は思っています。
その前がどうだったかといえば、個人的には今はもうわからない感覚としか言えません。争う理由と争わない為の理由があるとして、争わない理由が弱かったからだとは思いますが、人は元々雑食の獣だと思ったりもするので、人の形が固まってすらいない今の僕達には、答えなんか無いが確定しているのかもしれません。

後、争いベンチ論をずっと考えているんですよね。個人的にですけどね。それで、こう考えるわけです。
この世の殆どは争いで、争いだと感じていないだけだったりする、と。
争いベンチ論っていうのは、ベンチの一番端に平和が座って居て、そこからどれくらい離れている争いかを見るっていう感じです。いろいろ身の回りの事柄を置けば、何か見えてくるかもしれませんし。
平和とカップルみたいに座れたら良いのかもしれませんが、最近は少し倦怠期なのかもしれません。今、何かを考える事が必要だと思います。余裕が無い時に考えた答えは、つばめ様が書かれていた通りだと思うからです。余裕があるうちに、こうしようと決めた事は、日本では余程の事がない限り変わらないと思うのです。小さい事からコソコソと、続けていくのが大切かなと思っています。

お読み頂きありがとうございます。
また、ご感想頂けたら嬉しいです。
[良い点]
死ぬ為の冒険、それ自体がリアルファンタジー。
なんて素敵で、真実をついている言葉なのでしょうか。
生まれた時から死へ向かう。その中で多くの経験をする。
どんな人生であっても、たった一つしかない私の物語。
そして誰かの物語。人生って素晴らしいですね。
奥深い作品を読ませて頂きありがとうございました。


  • 投稿者: 退会済み
  • 女性
  • 2017年 04月03日 22時01分
管理
ご感想ありがとうございます。
目を瞑りたい物を、目を瞑るのは自由だとは思うのですが、本当に目を瞑る時は、誰だって最後の時だけなのになと考えてしまいます。
自らの何かを見つめられる人は、それなりに幸せなのかもしれません。涙でぼやけようと、その行動は大切な物でしょう。
何をリアルにするかは自由なのですが、ちゃんと物語を書いているだろうかと、たまに考えてしまいますね。

また、お読みいただき、ご感想いただけたら幸いです。
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