感想一覧

[良い点]
完結おめでとうございます、面白い小説を書いてくれてありがとうございます。

[一言]
完結おめでとうございます。
毎週の楽しみが終わってしまうのはさみしいですが、二人が幸せにたどり着いてよかったです。
欲を言えばりあの話をもう少し読みたかったです。
りあのキャラ、めっちゃ好きなんで。

楽しい時間をありがとうございました！

[一言]
※すごくネタバレです※

ひとつ前までの話を読んで、斎藤さんって本当に形だけを追いかけてるんだとしたら、まるでアイドルの過激派ファンだな（失礼）とか、何回も世界を繰り返しあらゆる邪魔を排除したらいつか魔王様が自分の方を向いてくれるんだってどうして信じられるんだろうとか、すぐ掌返して女神に刺さなくてもいいトドメ刺したり、あなたのいう愛って…？とかいろいろ考えてたんです。
私は斎藤さん大好きなので、最新話、やっぱり彼のこと推す気持ちで読んでしまうんですけども。
やっぱ虚勢を張ってたんだなって思って。手に入れるまでもがく方がましだって、最後の最後で齋藤さんの本音が見えたときに泣きそうになりました。口調がこんな感じで荒々しかったときの、魔王様と過ごしていたころの齋藤さんの思い出が蘇ってきて切なくなりました。諦められないくらい好きだったんだな、失ったことを認めたら終わりだから、必死で今まで走り続けてきて、そのせいで周り巻き込んで、めちゃくちゃにして…。

ずっと逃げ続けてきた彼に、絶望という名の現実に目を向けさせるのはきっともっとも重たい罰なのだと思います。
それ相応のことを彼はしてきたから、当然でしょう。
それでも彼がひとりじゃないということが、私はすごく嬉しい。

斎藤さん、あんたもう一生バアルに頭上がらないからな！！！

[一言]

　ひとりで繰り返す失敗は、一定回数を超えると定型化していく感があります。
　試行錯誤をひと通り終えて自分の中で、「これが最善」ってのを見出して、ひたすらにそれを重ねていく。
　勿論研磨を経て上手く運ぶことだってあるのだけれど、他の視点が足りないものって、大抵足元に穴が開いてるんですよね。
　今回の敗因が相手の行動に対応はできても自分のパターンは変えられない所にあったのも、これに一種通じるかもと思いました。

　そして、「今もまだ家族なんだ」の台詞はいいですなぁ。嫌いなところがあっても全部ひっくるめてしょうがない、という感じがとても好きです。
　まったく、「あれは違う、これも違う」と駄目出しし続けてきた連中は、本当に拝聴すべきでありましょう。

[一言]
進もうとする者と、留まろうとする者の差は大きかった……レイヤ君強し。
斎藤さんにはそれなりの罰を。死なせてなんてやるもんか、ですね。
さあ！お迎えに行きましょう！

[一言]
　エゴを悪のように見る向きもありますけれど、それなしで周りに流されるだけの人ってどうなのかと思う鵜狩です。
　優しさの形を決めるのは、やはり自分のエゴであるのだとも思います。
　なので幸せの定義と同じく、線引きや共感のむつかしい話なのですけども、それはそれとしてシトーは色んな人に一発ずつ殴られても文句言えねぇなあと感じる今日この頃なのでありました。

[一言]
　幸せって難しいなあと思わされる今回でした。
　公共の福祉、最大多数の最大幸福って概念は大事なのだけれど、それだけに収まらない幸福のかたちというのは確かに存在している。しかもそういうものに限って、どうしたって諦められない。
　けれど女神やシトーの行動が全て利己的な願望に基づくとしても、その行為から芽吹いたものもやっぱりあって、全てが無駄だとか失敗だとかなんて言い切れない。
　然れども彼らに、そういう観点から自分の納得や幸福を押しつけるのはまた違うのだろうし、最後は皆笑って欲しいけれど、ううむ……。

[一言]
誰かに任せきりにするのでもなく、皆で、自分たちの手で。失敗しながらでも、きっとその道が一番正しい。
それを理解できない斎藤さんは、ある意味見事なコピーだったのかもしれないなぁ。

[一言]
　リセットとロードを繰り返す、神様のような視点。
　まるでゲームのように、ともいえるけれど、ゲームとして楽しんでいた頃のレイヤの方が、よっぽど世界とそこに暮らす人々を愛していたと思われてならない。それが皮肉でもあり、リアルでもあり。ただひとつを目的とした反復作業って、心を削りますからね……。

　いやでも女神様とシトーはほんに似た者同士の面倒くさい子ですな。
　彼ら、99%のそっくりさんが現れたとしても、コンマ0以下の相違点を洗い出して、「これは本物じゃない！」って騒ぎ立てるタイプに違いないですし。
「愛してその人を得ることは最上である。失うことはその次に良い」などと申します。「その次に良い」の原文が「the next best」なのを、凄く良いと思う俺であります。
　傷ついて欠けたその空白も、間違いなく自分の一部。受け止めれば先を見て前へ進む元ともなるだろうと考えるのです。
　でも直視できない死に至る傷も、嘆くしかない棒立ちの時間も、世にはありますからなあ……。なんともかんとも、生きるというのはむつかしい。

[一言]
痛くても辛くても、ここまでの道のりが個々をつくってきたのだから……
レイヤくん、取り戻そう。
シトーも女神も固執しているから、動けない（変われない）のだろうな……