感想一覧

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[一言]
あぁ、私もそんな風に本屋で本を探すなぁと、結構な既視感。大体デカイ本屋にいくときは3時間は見ないとダメですね。それでいて下手すりゃ何も買わないとか。でもそれがいい。

「彼のことを、私と息子は博士と呼んだ。そして博士は息子を、ルートと呼んだ。息子の頭のてっぺんが、ルート記号のように平らだったからだ」(小川洋子『博士の愛した数式』 新潮社 平成17年)

「それは人類がはじめて月を歩いた夏だった。そのころ僕はまだひどく若かったが、未来というものが自分にあるとは思えなかった、僕は危険な生き方をしてみたかった。とことん行けるところまで自分を追いつめていって、行きついた先で何が起きるか見てみたかった」(ポール・オースター 柴田元幸訳『ムーン・パレス』 新潮社 平成9年)

「年中借金取が出はいりした。節季はむろんまるで毎日のことで、醤油屋、油屋、八百屋、鰯屋、乾物屋、炭屋、米屋、家主その他、いずれも厳しい催促だった」(織田作之助『夫婦善哉 決定版』 新潮社 平成28年)

「よほど遠い過去のこと、秋から冬にかけての短い期間を、私は、変な家庭の一員としてすごした。そしてそのあいだに私はひとつの恋をしたようである」(尾崎翠『第七官界彷徨』 河出書房新社 2009年)

大概最後まで読み通した本は、やはり書き始めが良いですね。初撃はやはり重要なのでしょう。でも推敲を重ねると、段々新鮮味が薄れて自分で弱ってしまうのは困りものですね。
  • 投稿者: 藤海昇
  • 2020年 11月09日 02時13分
藤海昇様

ご感想ありがとうございます。
励みになります。

コロナ禍でなかなか本屋さんでゆっくりも出来ていないですが、ゆっくり本を探しに書棚を廻りたいです。

『博士の愛した数式』、いいですよね〜。
お読みになったと愚考して、小説の最後の一文、『縦縞のユニフォームの肩越しに背番号が見える。完全数、28。』
なんだか痺れますね。

『ムーン・パレス』
 面白いですね〜。この小説、読んだ事がないですが……
浅学非才で申し訳ないです(><)

 最初の一文が素敵ですね。
『それは人類がはじめて月を歩いた夏だった。』

タイトルが『ムーン・パレス』で、月を歩いているということで、SF小説かなと思いきや、それは違うのかな?(読んでないのでごめんなさい)
  アームストロング船長が人類初の月面歩行をしたのが、1969年7月21日で、宇宙にそんな概念あるか分かりませんが、地球の北半球的には「夏」と言えるのかもしれません。そして、個人的には、「人類が偉業を成し遂げた瞬間」を、「夏」という季節で表現するのが意外で、また、美しいと思います。瞬間ではなく、季節という時間的長さがある概念で、月を歩くことを捉えている。
『そのころ僕はまだひどく若かったが、未来というものが自分にあるとは思えなかった、僕は危険な生き方をしてみたかった。』
二文目も美しい。1969年の回想物語なのでしょうね。そして、「人類が月に行った」という輝かしい技術進歩の「未来」ではない、暑い夏を生きる人間の物語の初まりが(青春の物語?)の初まりの予兆を感じます。私、気になります!

 読んだことがないので、的外れだったら申し訳ありません。

『夫婦善哉』
 こちらも読んだ事がありません。
でも、タイトルと冒頭のギャップが良いですね。
恐らく、江戸時代とかそんな時代の物語と推察します(節季はむろん、という商習慣から推察)。
毎日借金取りが来る。しかも、醤油屋、油屋、八百屋、鰯屋、乾物屋、炭屋、米屋、家主と、衣食住に極めて重要な、調味料、油、野菜、ダシ、燃料、米、住居からの取り立て……。味噌屋がないのが気になりますが、よほど苦しい生活をしていることが冒頭で伺いしれます。
が、『夫婦善哉』というタイトルとのギャップが際立つ冒頭。私、気になります!

 読んだことがないので、的外れだったら申し訳ありません。


『第七官界彷徨』
こちらも読んだ事がありません。タイトル、私には判読不能でした。異世界もの?ww

 「よほど遠い過去のこと、秋から冬にかけての短い期間を、私は、変な家庭の一員としてすごした。そしてそのあいだに私はひとつの恋をしたようである」
 
 美しすぎる。 
「恋をした」と「秋から冬」に意外性。そして、「変な家庭の一員としてすごした」ということ。
 春に恋してないんだ〜。過去で、短い期間なんだ〜。そして、「恋したようである」と、異類恋愛譚かな? 恋した相手が異類? というか、この冒頭の語り手が人間でもないかもしれませんね。私、気になります!

 読んだことがないので、的外れだったら申し訳ありません。


藤海昇様、的外れなことばかり申しあげたかもしれませんが、ご感想ありがとうございます。

[良い点]
参考になります。本文である通り、タイトルで引かれてしまった人です。名前を知っているような小説の例があり、分かりやすかったです。
  • 投稿者: 退会済み
  • 2017年 03月16日 18時37分
管理
紅蛇様

ご感想ありがとうございます。
有名な小説家の方って、あらすじに気を使っていると思います。
参考になったと言っていただき、嬉しいです(*^_^*)
[良い点]
なるほど!!
煽りに乗って読んでみました。
自分が実際にそうされるという体験は面白いものですね♪
あら筋のうまい作家さんが本当に羨ましいです。努力すべき点ですよね~。あら筋のポイントなんてエッセイがあったら絶対に読むと思います!!
[一言]
冒頭集が多くて楽しかったです。
あと、それに対する池田様のリアクションが面白くて!
精霊の守人、あのあら筋だけであそこまで把握するなんて凄腕すぎる!!(笑)
  • 投稿者: ねこ
  • 2017年 03月09日 16時18分
ヒロ様

ご感想ありがとうございます。
煽って申し訳ありませんでしたw
本当に、あらすじで読者の方を引き込める方って羨ましいです。

精霊の守人……もしかしたら、続きを知っているから、
逆算をしているのかもしれませんw
後付けなのかもです(>_<)
[気になる点]
「他人の褌で相撲を取る」なら喧嘩腰のタイトルではなく『冒頭の書き方で損をしていませんか?』という作者の想いを素直に出した方が百倍マシだったのでは、と思いました。

「素晴らしき冒頭三行」を列挙するのは構いませんが、『気になります』連呼はいただけません。せっかくの名文紹介が蛇足で読む側の気を削ぐ結果に成り兼ねないかと。

エール(声援の方)を送るなら、まずは自分がもっと「お勉強」しませう。

なお、他人様(ひとさま)に向かって「お勉強」という表現を使うと、もれなく【反感】が返って来ると愚考します。何にでも「御」の字を付ければ丁寧になる、というのは間違いで、一歩間違えれば【慇懃無礼】に映りえますので、御用心。
[一言]
誰でも何か文を書けば「小説」と呼べる物になるか、と言えば、それは否でしょう。

「くだらない文をダラダラ垂れ流してる暇があるなら少しは勉強して、より良い文を書きなさい。さもなくば誰の目にも止まること無く流れて消え去るのみ。冒頭で興味を引けない話なら読者は読み続ける事がないでしょう」
という主旨の事が言いたいなら、まずは自分で範を垂れるべきかと。

ちなみに、「前書き」が見当たらなかったのですが……私だけ?
  • 投稿者: 退会済み
  • 男性
  • 2017年 02月24日 21時21分
管理
比由律人様

ご感想ありがとうございます。

『冒頭の書き方で損をしていませんか?』という作者の想いを素直に出した方が百倍マシだった

>私もそう思います。煽るのって良くないですね。

『気になります』連呼

>続きを読みたくなります? ってことが言いたかったのですw まぁ、連呼する必要なないのでしょうが……。

「お勉強」という表現

>当然、煽る意味で使っています。馬鹿にしてるの? って、思って貰うためにわざわざ「お」をつけて「お勉強」としております。

自分で範を垂れるべき

>厳しい……。うん……頑張ります(>_<)

「前書き」が見当たらなかった

>もしかして、スキル「鷹の目」をまだ取得されていないのではないですか??(゜Д゜) 
[良い点]
冒頭の工夫による読ませる技術、確かに、と思いました。私も本を買うときに最初の数ページ、そこを見て肌に合う合わないで決めています。ドラマやアニメなんかもそうですね。一話目でダメ、と思ってしまうといくら面白いと聞かされてもその先を見る気になれません。
[気になる点]
読ませる技術、はわかるのですが、読んでもらって悪印象を持たれては本末転倒なのではないでしょうか。また、引用の文豪たち。それと比べられても、と。引用するのであれば、なろう出身の書籍化作家の方々の方が、説得力があるかもですね。
 こちらは夢いっぱいでピアノを習い始め、ようやく作曲ができるようになったレベル。そこに、モーツァルトやベートーベンのような表現ができてないから勉強しろ。そういわれて反発を覚えない人がいるのでしょうか? そもそもアイドル向けの曲が作りたくて音楽を始めたのに。例えるならそんな感じに聞こえます。
[一言]
最後まで読ませていただいて結局残ったものは不快感でした。
ここは娯楽を求めるサイトではないのでしょうか?
 人に不快感を与える自由。その行使は程々にされた方がよろしいのでは、と思いました。
  • 投稿者: Seven Spice
  • 2017年 02月19日 16時05分
Seven Spice様

ご感想ありがとうございました。
例えが高尚すぎて良く分かりませんでした。モーツアルト? ベートーベン?

『ぼくが幸運に恵まれていることは認めますが、作曲はまるっきり別の問題です。長年にわたって、僕ほど作曲に長い時間と膨大な思考を注いできた人は他には一人もいません。有名な巨匠の作品はすべて念入りに研究しました。作曲家であるということは精力的な思考と何時間にも及ぶ努力を意味するのです。』というのが、wikiのモーツアルトの引用です。

 なるほど、重要なのは努力ってことですね(*^_^*)

 ベートーベン。交響曲第9番、「喜びの歌」は何度聞いても、震えます。聴力を失っても、こんな偉大な曲を作る。才能も当然でしょうが、それ以外の何かを感じさせますね(゜Д゜)

 私も夢一杯でピアノを習い始めたばっかりです。目指すべき先達がいるのはありがたいことですね。お互い頑張りましょう(*^_^*)

娯楽を求めるサイト。まさしくそうだと思います。ただでさえ時間のかかる、執筆という作業を行う。お金にもならないのに。
3時間悩んで、ひねり出した一文を、次の日に読み直して消去する。最高の娯楽です。
[良い点]
 釣られたクマーw
 内容は大いに参考になりました

 ただやはりタイトル詐欺感は否めません
 エッセイカテなので笑えるレベルですが、他のカテだと連載はもちろん短編でも炎上するんじゃないだろうか?

 同じ煽るなら内容に近い煽りである方が受けがいいと思います
 新刊買ったら、いたずらでカバー変えられていて違う作品だったレベルのガッカリ感も同時に食らいましたよw
 ここだけが勿体ないなと思います
 次回の煽りに期待!
はいよるくま様

ご感想ありがとうございます。
はいよるくま様の自己紹介文、とても面白かったです。
私は蜂蜜が大好きです。

エッセーカテゴリーで、笑って許せるレベルで良かったです。加害熊だと認定されて、猟師たちに追い回されなくて良かったと思いました。鬼道を詠唱破棄で発動できる方々に追い回されるのは嫌ですからねw

なるほど! 熊猫を動物園に見に行って、ずっと寝ているだけで全然動いてくれない。笹を食べるところを見たかったのに! というようなガッカリ感ですね。大変失礼しました。

いや、もう煽らないw
[一言]
いやぁまんまと煽りにのっかちゃいました、鷹の目です。
確かに読者を引き込むには冒頭やあらすじを工夫する必要がありますね
とても参考になります………といいつつテスト勉強しなきゃと思う自分がいます。
ま、息抜きに一本意見文書こうと思っているのでよかったら見てくださいねー
多分日曜日ぐらいにだしますw
鷹の目様

ご感想ありがとうございます。
煽ってすみませんでした。
冒頭やあらすじを書く際に、少しだけ意識するだけでも違うのではないかな? なんて勝手に思っております。

もう日曜の夜……。テスト勉強頑張ってください!!
[良い点]
あらすじやタイトルによる掴みの重要さが良く分かりました。また、この作品自体がランキングにしっかり載っているため主張に説得力がありました。
[気になる点]
少し具体例(引用している作品)が多くて、全体のバランスがとれていないように感じました。

気まぐれK太様

ご感想ありがとうございます。
あらすじやタイトルで損をされている方(読んでみたら面白いのに! もったいない!)がいるので……。

悪い点に関して、確かに具体例が多いかもしれません……。他の方からも、長い!! という感想を戴いております。あまりエッセーを書くことはないのですが、今後精進致します。

[一言]
その煽りの内容はあなたが自分自身に対して思っていることです。
心理学的にそういうもんらしいですよ。
だから、小説止めて勉強しましょう。
  • 投稿者: 風鳴
  • 2017年 02月17日 18時42分
風鳴様

ご感想ありがとうございます。
自分でそう思っているという自覚はありますよ〜。
小説を止めて勉強? 良く分かりませんが、頑張ります。

風鳴様も、テスト勉強か、受験勉強か、なにかは知りませんが、頑張ってください(*^_^*)
[一言]
煽られて開いたけど、長すぎて読むのやめた。
ポイントはあげられないな…ごめんね。
  • 投稿者: ピリカ
  • 2017年 02月17日 13時08分
ピリカ様

ご感想ありがとうございました。
長いです。そして、内容も難しいです。
ポイントをあげるあげないとか、ポイントがずれていますよw
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