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[一言]
アルコール消毒すらできないから普通に死ぬよなぁ。
宗教的にはイスラムに近い感じかな?

  • 投稿者: みみみ
  • 2017年 07月13日 21時26分
はじめまして。
感想ありがとうございます!

病気や怪我に関しては、魔法で何とかするということでお願いします。
話の下敷きとしては、イスラムの詩人アブーヌワース飲酒詩選に由来しております。
作中のヌワース教は、イスラムの禁酒戒律を極端にしている感じです。
  • ノロ
  • 2017年 07月14日 23時06分
[良い点]
面白かったです。
テンポもよく、酒という主題で話もよく纏まっていると思います。
主人公も、大多数の価値観に流されず、自分の価値観を貫き通す、英雄の資質があるように思えます。
[気になる点]
これは転生ではなく転移なのでは?
異世界転生はあくまで、前世の地球世界の記憶がある現地人なので、地球世界からこの世界に移動しただけの主人公は異世界転移だと思います。
転移であるのに転生と文中とタグで書いてあるのが気になります。
ジャンル詐欺とまでいうと少し言葉が攻撃的ですが、タグと実情が乖離しているのはかなり気になります。

それとも実は主人公はちゃんと地球世界で死亡して、作品世界の現地人として生まれているのでしょうか?
  • 投稿者: 雪村錬太郎
  • 23歳~29歳 男性
  • 2017年 06月09日 23時11分
初めまして。
感想ありがとうございます。

楽しんでいただけて何よりです!
トオルは酒が絡むと失敗の多い男ですが、やれば出来る子として描いたつもりです。
気に入っていただけたなら幸いです。

ご指摘の件ですが、私としては転生で合っていると考えています。
トオル自身が第二の人生、二度目の人生と言っているように、彼の日本での人生は、一度終わっています。
本筋とはあまり関係ないので書きませんでしたが、日本でのトオルはすでに鬼籍に入っている人物です。
トオルはそれを分かっており、だからこそ、今度はよりよく生きようと頑張っている……という私の中での裏設定となっております。
個人的には、元々異世界転生ギャグを書こうと思っていたなごりで、キーワードに入っているギャグの方が大丈夫かなぁという感じがしています。

感想ご指摘、本当にありがとうございました。
  • ノロ
  • 2017年 06月15日 21時47分
[良い点]
前の感想の方はちょっと批判が強めですが、
「異世界だろうがどこだろうが好きなものは好き!それで罰される?なんで!?」
という豪快なスタイルの主人公、私は結構好きです。
ラティカ姫と数年ぶりのお酒を飲むシーンは、本当にトオルが美味しそうに飲んでるのが伝わってきて、「私も葡萄ワインとか飲んでみたいなぁ」という気持ちになりました。
……………まぁ私、あんまりお酒飲めないのですが。

主人公の仲間たちも良い味だしてるなと思います。
特に、ジャマルとトオルの関係は、まさに熱い友情って感じでカッコ良かったです!
リリーちゃんも妹みたいで可愛いのに、実はきちんと仲間たちを気遣っている所に、キュンときます(´ `*)

長文失礼しました、これからも頑張ってください!
[一言]
リリーちゃんの事を私は二つ縛りの女の子として想像しているのですが、作者さんはいかがな形でご想像してますか(小声)
はじめまして。
読んでいただき、ありがとうございます。

手前味噌ですが、トオルは私も結構好きで、「アホだなぁ」と思いつつも「かっこいいかもしれない」と思いながら書いていました。
私自身もお酒は付き合い程度でしか飲まないので、酒のシーンは酒好きの友人にアドバイスを貰って書きました。あとアブーヌワースの飲酒詩選を参考にしています。

トオルの仲間たちは強くて優しい人たちなので、それを描けたらなぁと思いました。
ジャマルはトオルの対等な友人でありライバルとして、リリーは妹的存在であり大切な仲間として。
道は別れてしまいましたが、物語の後も、二人は元気に生きていくだろうと思います。

読み返してみると、キャラクターたちの造形描写がほとんどないですね。
私が苦手なのと、自分のイメージがちょっと曖昧なのが影響しているのだと思います。リリーは小柄で感情豊かで仲間思いで……ビジュアルイメージはSAOのシリカが近いかもしれません(小声)。

丁寧な感想、本当にありがとうございました。
また何か書いた折には、読んでいただけたら幸いです。
  • ノロ
  • 2017年 06月04日 09時55分
[一言]
「酒を飲むことそのものは悪ではない、だから酒が許される社会を作る」そこまではいい。

 加えて、トオルが、『疑え』と言ったのは正しい。はっきり言って、「自分にとって当たり前のことを疑わない」のは、愚かなことです。
 自分にとって当たり前のことが、他の誰かにとってもそうだとは限らない。そのことにさえ気づけば、誰でも気づくことのはずなのに……。

 しかし、酒を飲んだ結果他人に迷惑をかけるのは、許される事ではありません。
 実際にも、飲酒運転により人をはねて死なせるのは、単なる過失でそうなるより、はるかに罪が重い。

 ゆえに、ハイヤーム全体を「酒の許される世界」に変えるのは、良いことだとは思えません。
 少なくとも、良いことだとは言い難い。

「酒の好きな人間が、生きていける社会、逃げ込める社会」を、この世界の片隅に作る。トオルはそこまでにとどめておくべきでしょう。

 何度でも言いますが、酒なんて物は、益より害の方がずっと大きい。
 この世に無い方が良い物なのは、確かなのですよ。
[一言]
 自分本来の思い(酒大好き)を失わないまま、前向きに生きようとしたって……。
 あれが、前向きな生き方でしょうかね?

 トオルはアル中ではないようですが、地球で、自分が『酒の奴隷』になってしまっていたことを、知っていました。自覚していました。
 そんな人間が『酒の許されない世界』に転成したら、普通の考え方の者なら、『神の裁定』と考えるのでは?

 しかも、この世界でトオルは、地球で手に入れられなかった物をすべて手に入れながら、唯一酒だけは手に入れられなかった。
 普通ならそれを、『酒と縁を切れ』という、神の警告、ないしは『おまえは酒と縁を切れるか?』という、神の試し、そう考えるのでは?

 だとすれば、この場合の『前向きな生き方』とは、自分の意志で、酒と縁を切ることだと思います。
 にもかかわらず、酒と縁を切ろうなどとは、露ほども考えていないのだから、本当に救いようが無い。

 いや、トオルも一度は、酒と縁を切ろうとしたのかもしれませんが。

追伸
 ヌワース教で、なぜ酒が絶対のタブーなのか。その理由を、誰か聖職者にでも語らせておいた方が良い。そう思います。
[一言]
 今更ながらですが……トオルの方も、はっきり言ってどうかしていますね。
 ヌワース教の方も行き過ぎですが、こうまでして酒を飲みたがる方も、『異常』と言うしかない。『まともじゃない』と言うしかありません。
 トオルの酒好きは、もはや麻薬中毒レベルと言っていいでしょう。

 つまり、カリフは嫌な奴ですが、トオルのことを「馬鹿な奴」と言ったのは、完璧に正しい。
 酒のせいですべてを失って、それでも反省も後悔もせず、なお酒を飲みたがるなんて、どれだけ馬鹿にされようが軽蔑されようが、それで当然と言うしか無い。

「悪い結果になると知りながらそうするなんて、愚か者のやること」。
 こればかりは、どこの世界でも同じです。そして、トオルのやったのは、まさにその通りのこと。

 さらにトオルの場合、自分の愚かさに自分で気づいていて、それでもなお酒への欲求に逆らえないのだから、余計どうしようも無い。
 自分が酒の奴隷になってしまっていることを知って、それでも酒を諦められないのだから、余計に救われようがありません。
「究極の愚行、究極の愚かさ、究極の愚か者」と言っても、さして誇張ではないでしょう。

「いっそのこと、この世界に酒がまったく存在しない。そもそも存在することが出来ない」のだったら、トオルも救われたのかもしれませんが。
「酒という物は、本来、この世界に無い方が良い物なのである」。それもまた、紛れもない事実なのです。
お久しぶりです。
トオルは確かにどうしようもないところがありますね。
禁酒なのに飲んでじゃないよ!と!アホか!と。
バレたらひどい目に遭うのは分かりきっているじゃないか!と。

トオルの問題は、この小説世界の規範(禁酒)と、トオルの中の思い(酒大好き)が完全に異なっているところから生じています。
現実の世界においても、この手の軋轢はよくあることだと思います。
それに対してどう向き合うかという違いはもちろんあります。
規範に順応して自分の思いなどなかったかのように生きるか、面従腹背で黙っているか、反発して堂々と戦うか。

その中で、トオルはヌワース教世界のルール(禁酒)の存在を認めつつ、自分本来の思い(酒大好き)を失わないまま、前向きに生きようとしているのだと思います。
ちょうどジョジョの奇妙な冒険第4部のラスボス吉良吉影が、人を殺さずにはいられない性を背負いながらも、前向きに生きようとしていたように。

アラブ飲酒詩選において、著者のアブーヌワースは「イスラム禁酒戒律は新説であり、本当はイスラムの下でも酒を飲んでいいんだ!」と言い張っていたそうです。
これ読んだとき笑ってしまいました。ルールの方をねじ曲げて自己正当化に持って行く荒技!
世界の規範と対立する人間の態度は、十人十色ですね。

これでもトオルは異世界転生チート主人公です。何しろたった5年で国の英雄になった男です。
第4話にして大ピンチになってしまいましたが、今後のトオルの活躍にご期待いただければと思います。
再度の丁寧な感想、本当にありがとうございました。

  • ノロ
  • 2017年 04月01日 16時04分
[一言]
 現実の世界でも、イスラム教国などでは飲酒が禁じられていますが、それでもここまで極端じゃありませんな。
 これでは、酒を飲んだ者はそれこそ火刑にされても文句が言えないのでしょう。

 まるで、「酒で身を持ち崩した者」や、「家族が酒に溺れたせいで、人生を滅茶苦茶にされた者」の、怨念が凝り固まったような世界です。
 いや実際に、ヌワース教とやらの開祖が、酒というものを心の底から憎んでいたとしか思えない。

「家族が酒に溺れたせいで、辛酸をなめた人間」だったのか、あるいは「家族が酒に溺れたせいで、悲惨な運命をたどった人々を、数え切れないほど見てきた人間」だったのか、そのどちらかとしか思えませんね。

 もっとも、酒が益より害の方がはるかに大きい代物であることは、ほとんどの人が認めるでしょう。
 私自身は酒は弱いし、普段はまったく飲まないし、そもそも飲みたいと思ったことがありません。

 家族や親戚にも酒飲みは一人もいないし、飲めないせいで宴会などにもいい思い出がありません。
 宴席でわざと酔っ払ったふりをして、それ以上飲まされるのを防いだことさえあります。

 それでも、この物語の場合は行き過ぎだとは思いますけどね。
初めまして。
感想ありがとうございます。

イスラムの禁酒戒律を極端にしているってのは確かにそうですね。
実際のイスラムはもっと緩いという指摘もその通りだと思います。
この小説の元ネタであるアブーヌワース飲酒詩選においても、

酒家の親父よ、かたいことを言わないでくれ。飲酒はタブーであっても、許されているようなもの
(酒屋の禿げた親父)

という詩もあります。私はイスラムに詳しいわけではありませんが、禁酒は建前のようなところがあったのかもしれません。

ちなみに私は人並み程度にはお酒を飲みますし、酒飲みってほどではないですが、好きな方です。
ビールと酎ハイ、日本酒とかも時々飲みますね。

もしよかったら後編にもお付き合いいただけたらと思います。
感想、本当にありがとうございました。

  • ノロ
  • 2017年 02月28日 23時52分
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