イチオシレビュー一覧

恋とはなんだろう？
好きという気持ちって何？
それを知らないまま高校生になった少年が主人公である。彼は願掛けをする。「自分の住む町の最難関高校に合格することができたら、その時は恋ができるはずだ」と。
恋を知らぬのに、漠然と恋ができるはずだと願う彼が微笑ましい。
願いが叶ったのか。彼はとある偶然のような出会いをする。その時、はこれが恋なのだ。これが好きだという気持ちなのだと直感するのだ。いわゆる一目惚れというやつである。
そこで彼は一生の願いをする。すると彼の前に天使が現れ、二択を示す。
彼が選んだ答えとは？　それは是非、この作品を読んで彼の選んだ答えと、彼の一目惚れの行方を見てもらいたい。
人の縁というのは、やはり偶然というちょっとしたきっかけが必要なのだと私は思う。