イチオシレビュー一覧

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あなたには、自分のお葬式に来て欲しい人が居ますか?

癌の治療さえもが薬で可能な近未来。やはり日本は日本で、それでも治療が不可能な病気もある。

何でも屋を営む主人公は、中学時代の同級生、それもちょっとしか関わらなかった男に『葬式チケット』を配ってくれと頼まれます。
自分の葬式にはチケットを買わないと出席できないようにして、その出席者を見届けて欲しいというもの。
いくら近未来と言っても、相当おかしなお葬式です。

死を間近にして、人は何を思うのか…彼のお葬式には誰が来てくれるのか?
この作品は死をテーマにしながら、手を伸ばせば触れるような日常を感じさせてくれます。
例え小雨が降っても、晴れた空を予感させる。人生もそう悪くない…。

あなたも『葬式チケット』を手にしてみませんか?
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