イチオシレビュー一覧

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庭好き、家庭菜園好きならぜひ! そして、全く興味のない方でも、自然と引き込まれる庭系エッセイ

 本作は、著者が雑草だらけだった庭をどうにかしようとしたところから始まります。そして、彼は、庭にメキャベツ、ミント、青紫蘇、朝顔を植えるのでした……。


 ここまで読んだ瞬間に、「あ、どうなったかわかっちゃった!」と思った方も多いでしょう。

 ふ、ふ、ふ。甘い! 残念ながらその予想は、甘いのです!

 彼は、な、なんと、アレの駆逐に成功するという偉業を成し遂げます。が、成功したのはそれぐらいで、後は苦難の連続です。

 それでも、彼は負けません。無農薬栽培にこだわり、次々と新しい作物に手を出していくのでした。


 突っ込みどころが無いとはいいませんが、同じ庭づくりに魅せられた者として、そのバイタリティには頭が下がります。また、ちょっとした思いつきから、ドツボにはまっていく姿にも大変親近感が湧きました。

 庭好きでなくとも、読めばそのテンポの良さに引き込まれていくこと請け合いですよ。
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