イチオシレビュー一覧

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それは昨夜のお話です。

  • 投稿者: 香上 之   [2017年 06月 22日 07時 03分]
 深夜二時過ぎ、半身浴しながら30分ほど……軽い気持ちでした。防水スマホで風呂に浸かりながら30分ほどの読書はいつものことなんです。
 いつも通りの夜、いつも通りのなろうだったのに……
 ぎゃー気が付いたら明け方四時ですよ。明日(今日)も仕事なのに!

 一息でした。一気に物語の世界に引き込まれ、後はただただ夢中で十九話を読み終わってました。

 ありがとうございます。巫女と剣士の物語、堪能しました。異世界転移の傑作では無いでしょうか。
 最後まで時間を感じることなく一気に読んでしまい…大満足です。

 ただ、ひとつだけ…続編は無いですか? 自重しない妹と、頭の痛い兄の物語を僕らはもっと読みたいのです。

異世界転移ものの楽しみがギュッと詰まっています

  • 投稿者: 遠野九重   [2017年 06月 21日 17時 16分]
 かくしてエンピツ、エンピツケズリ、ケシゴム、クリップ、などの品物がお役所御用達となり城で普及し、やがて国内外に広がっていく事となるのはもう少し後のことである。

 椿の言い分──
「だってー、無いと不便なんだもの。兄さんだって助かったでしょ?」

(第11話「大和の価値」より)

 
 とても、テンポのいい作品です。
 およそ6万文字のなかに、起承転結、異世界転移ものの楽しみ(現代知識で異世界を変えていく)、目が覚めるような伏線回収――物語なるものの醍醐味がギュッと凝縮されています。

 読み始めれば、一気に最終話まで辿り着くことでしょう。
(いますぐ読むのです、読まないと後悔しますよ!)

 

 

全19話に込められた起承転結

 物語が終わってもなお、もっと読みたいと思わせてくれる作品。

 それは決して消化不良なのでは無く。どんな展開を見せてくれるのかが気になるという想像の出来ない未来への憧憬。

 登場キャラクターに役割が明確に在り、行動の理由がしっかりとしていて納得のいく展開を楽しむ事が出来る。

 現代→異世界という事もあり価値観の違いなどもあり、そうした部分もこの19話の中で成程と思わせてくれる。

 読もうと終わったら読み終わっている。時間が過ぎるのが早過ぎる作品。
 
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