イチオシレビュー一覧

この小説を読んで、私は一人称がオレの女性をしりました。男だと思って読んでいて、女だと知った時の衝撃は今でも忘れられません。そしてこれが尋節の始まりです。
主人公が、オレ称女です。ぶっきらぼうです。スレてます。
どこかずれている登場者が多いのも特徴です。変人奇人狂人変態・・・割りといっぱい行動してます。そして温度がみょうちくりんです。温かくないのに生ぬるく、冷たくないのに肌寒いです。さらりと謎が出てきます。スルーしたかのように謎のまま残ったりします。あっさりしてません。こってりしてません。しかし、いつの間にか引き込まれます。そして放り出されます。川に流されていったら、気づいた時には湖の真ん中に浮かんでいたという感じです。気づいたら茫然としているそんな小説です。