イチオシレビュー一覧

PKを行うようなダークサイドの主人公っていうのが珍しくてまず、興味を惹かれました。
読み進めるにあたり、想像力を掻き立てる戦闘シーンや、悪役ならではの容赦なさ、設定にムラのない文章が面白く感じました。
他の異世界転移？モノに比べて主人公以外の感情描写が書かれてあってより楽しめます。
かなりオススメなので、まだ、読んだことない人は是非読んでみて下さい。

導入部はやはり強い異世界召喚の典型。簡潔に言えばゲームのステータス、武器、NPCで異世界に行くお話。

この作品はテンプレだがそれゆえに作者の力量が分かりやすい。細かく段落を変え見やすくし、描写も丁寧かつ過剰にならないほど。結果時間を忘れて読み進められる魅力があります。

人によってはエセ方言が少々あるのでそこが気になるかもしれませんが多くの作品のなかでは比較的表現のうまいものだと私は感じました。

今のところ予想されやすい、あるいはVRMMO異世界系あるあるになるような点があるがこれからどう展開していくか気になる作品です。

ぜひ一度お試しあれ

　VR機器の発売も手伝ってか、こういう傾向の小説が多く出て来るようになった。
　かく言う俺も、オーバーロードに魅せられてそう言った小説を書こうと思った1人であるが故に、余り他人の事を言えないが、どうしても二番煎じ感が拭いきれないのは仕方のない事なのかもしれない。

　とあるギルドのマスターが1人で異世界に飛び、ゲーム時代のデータで無双しながら残されたNPC達と共に異世界に名を轟かす。

　ほぼ全ての作品がこのベースを擬えており、この作品は『異業種』が『暗殺者』となった話なのだろう。

　だからと言ってゲーム時代のように自由にするには制限があり、何処かに名を残そうにも今まで築き上げてきた価値観に寄るようになる。

　一から成り上がりを書くのが面倒だから御都合主義以外で無双要素を持ち越せないかと言うのが、このVRMMO転移。
　出来れば他の類似作品とは一味違った作品になって欲しいと思う。

さくさくと読める。
そう思いました。
やっぱり、作者さんの腕だとおもいます。
でも、文字数よりは話が遅いともおもいました。
反対のことをいっているかもしれませんが不思議な作品です。
やっぱり、普段のゲームの自分のつくったキャラクターは、どんなことをかんがえているんだとか、どんなふうに時には自分を見ているのか気になります。
それも書かれています。