イチオシレビュー一覧

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最適化された魔法で世界の敵に挑む

  • 投稿者: 退会済み   [2020年 07月 26日 19時 36分]
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 魔法戦記「ソフトウェア魔法VS.影の王」は巨大な影の王やその末端たる影の子に対し、この世界の人々が魔法の威力向上を図りながら対決をしていく物語です。ソフトウェアの文字が入っているからといって難解な理論・設定ものというわけではなく、ほとんどの内容は王道のファンタジーであり、敷居は低く、それでいて多方面から楽しめる作品となっています。MSXで線を引いたり、図形を描いたりしたことしかない、プログラムが苦手な私でも十分に楽しめました。

 また、この小説は二度読み返すことをお勧めします。小説本編のクライマックスで読者は大きな驚愕と納得をするでしょう。そしても世界そのものを深く理解しながら再度違う視点で読み解くことができるのです。

【PROJECT WIZARDWARE】これぞ魔法“技術”の書!

  • 投稿者: 中村尚裕   [2019年 01月 12日 23時 45分]
絶対的な制約を力に替える“智恵”と“創意”、そして“工夫”の大奮闘!

勝利の鍵は魔力にあらず。
魔に抗するは根性にあらず。

固定観念は足を引く。
硬直思考は負けを呼ぶ。

“智恵”で固定観念を覆せ。
“創意”で限られた要素を活かせ。
“工夫”で可能性を切り拓け。

勝利の鍵は“ソフトウェア”。
有限のコマンドから無限の機能を造り出せ!

覚えるだけが魔法じゃない。
力押しだけが能じゃない。

“拡張”せよ。
切り拓け。
機能を描け、“ソフトウェア”!

これはまさしく“技術”の書。
論理と発想で武装せよ!

WIZARDWARE := WIZARD + SOFTWARE

制約に負けるな。
魔法を“造れ”。
可能性は己の裡にある。

今日から君も魔法“技術者”だ!

作品にかける駆け引きに何度感嘆の声を上げたでしょう^^

本作において、キャラクターも物語も小説の評価としてはあまり良い意味では使われない『動かされている』という言葉を使わせて頂きます。なんと素敵に運命に、宿命に対して上手く動かされているのだろうというのが最初の感想でした。作者様のキャラクターへの愛あるいは作品への愛を感じる点として、キャラクターの使い捨てを辞さない事です。これは昨今のWeb小説では中々お目にかかれません、それ故作品完成度の高さが比例されているのではないでしょうか? そして、キャラクターが動かされているという事、これが最後の最後でそういう事なんですねと分かる感動を皆さまにも感じて頂きたいですっ!

圧倒的オリジナリティ!この作品は、熱いですよ!

魔法とプログラミングを掛け合わせた設定が、この作品の最たる特徴と言えるでしょう。
ただし、最低限のプログラミングの知識については、作中でわかりやすく描かれていますので問題ナシ!
作中では、現在の私たちの技術は過去の遺物。それどころか、「役に立たない知識」とさえ言われています。
しかし、主人公はそんな世間の常識などお構いなしに、その「役に立たない知識」を吸収していくのです。
「役に立たない知識」が主人公の手によって「新たな可能性」になるとき、きっとあなたも胸が熱くなってくると思いますよ!

さらに、その特徴をただそのまま使っているだけではなく、主人公を取り巻く人間関係や、「影の王」という恐ろしい存在が物語をさらに盛り上げています。
主人公を陥れようとする人物とは誰か?「影の王」とはいったいなんなのか?
緻密に構成された文章と伏線に魅了され、読了時、きっとあなたも「良い作品だった」と思うはず!

良き硬派を読みたければぜひ!

  • 投稿者: へのよ   [2017年 09月 30日 12時 52分]
大人と子供の違いは「使命」と「夢」であるといいます。
誰かを助けたいと夢見るのが子供。
誰かを助けねばならないという使命が与えられたのが大人。
カッコイイのが使命。美しいのが夢、と言ってもいいのかもしれません。
この作品はそういうカッコよさのある作品です。

なろうはWeb小説という気軽な媒体という特性上、どうしても明るい話や気軽な話が人気が出がちですが、「よっしゃあ、今日は気合入れてカッコイイのを読むぞー!」って思ったとき、この作品はとってもお勧めですよ!

2人の頑な救国者の物語。

  • 投稿者: 美風慶伍   [2017年 09月 22日 20時 55分]
★この物語には2人の主人公がいる。柔軟な思考を持ちタブーにも頓着しない今一歩意志の弱いアキム。気高く強い意志を持ち伝統に厳格だが思考に柔軟性の無いデスティン。私にはこの2人の相剋のドラマと見えました。★ハイ・ファンタジーと言うのは世界観背景を緻密に作る必要が有るのと同時に、それをよりドラマチックに盛り上げることのできるストーリーが重要となります。★そこでこの物語でストーリーテーリングを担うのが2人の魔法士アキムとデスティンです。性格も資質も全く異なる2人は反目しあい否定しあい、多大な挫折を背負うことになります。そして2人の人生が再び交わるときに、物語はクライマックスを迎えるのです。★そのラストシーンはあなたの目で確かめてください。★わたしはアキムもデスティンもかっこいいと思いました!

少し角度を変えたレビュー失礼します!

  • 投稿者: 退会済み   [2017年 09月 22日 18時 50分 ()]
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 私はこの小説を読み、『面白さ』と『読みやすさ』が印象的に感じたので感想を書きました。
 
 そのお返事に……「ネット小説には『ページ間』というものがあることに気づきました。『次ページへ』を押すときの高揚感があるそうです。『ページ間』を考えたとき、ひとつのエピソードよりもひとつのシーンを基準にするべきだ」と考えたそうです。そして、「読みやすくなったという感想をいただき、自分の『ページ間』が心地よさとして読者に伝わったことを知ることができました」と逆に感想をいただきました。
 『くら智一』様の深い考えに感服いたしました。

 そんな『くら智一』様が手がけた作品です。
 最高級の読みやすさと面白さは勿論、どなたでも楽しめるファンタジー要素と魔法とプログラムを結びつける素晴らしいアイデアの詰まったオススメな作品です。

役に立たないと言われた物から始まる物語

役に立たない物から始まる世界の変革。

不真面目な落ちこぼれと罵られる存在アキムが組し魔法の書、誰もが信じなかった。
目の前にある絶望のタイムリミット。

影の王と影の子と呼ばれる人類にとっての悪夢が牙をむく。

人類に結びつけた運命の糸はゆっくりと手繰り寄せられていく。
全ての絶望の根源である影の王を封じし者達は100年の安泰と100年後の絶望を残した。

人類に与えられた4つの力、そんな最中に起きる最悪の再来。

人類に残された希望を目前に真っ赤な戦火が襲い掛かる。

運命を断ち切る戦いが此処に始まる!

人類存続の鍵握るアキム。
世界に役に立たない物などない、全ては使うもの次第なのだから。

電子記号に見立てたプログラムと言う新しい視点から魔法を描いた此方の作品。
宜しければ貴方の知らない魔法の世界を読んでみてください。
新たな世界に広がる魔法を感じてもらいたい。

魔法とプログラミング……?

  • 投稿者: 退会済み   [2017年 09月 19日 18時 47分]
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 私は高校時代理数系に進みましたが、ぶっちゃけプログラムとかわけがわかりません。詳しく説明されたところで多くの専門用語や業界用語にやられて理解不能。意味不明。
 この作品のタイトルやあらすじを見ると、そんな難しそうな、難解なイメージを抱きますが、いざ読んで見るとそんなことはない。これは普通に(というと失礼だが)面白い小説だ。
 まだ全てを読んだわけではないので詳しく掘り下げることはできないし、読者の楽しみを守るためにもそうはしないが、この作品は間違いなくなろうハイレベルの面白さを内包している。読んで損はない。むしろ多くの利益を得ることが可能だ。さあ、こんなところに突っ立っていないでさっさと作品ページに飛べ。この一分一秒を読書に使った方がいい。

ソフトウェア×魔法のエンジニア心をくすぐる作品

  • 投稿者: 基山 和裕   [2017年 08月 31日 05時 38分]
 文章、情景描写のうまさはもちろんのことですが、とにかく設定、魅せ方、演出がうまい作品だなと思いました。

 私はこれまで1年ほどなろう作品を読み漁っていたのですが、ラスボスが目の前に初めから存在している作品はこれが初めてです。度肝を抜かれました。普通ならラスボスって隠そうとしますよね? 期待感そがれるんじゃないかと思いますよね? でもそんな心配は杞憂でした。

 最終目標が明らかになっているためなのか、主人公達がトライアンドエラーを繰り返し、試行錯誤している様子が手に取るように分かり、物語が進む毎に期待感は増して行く一方でした。

 あと、魔法とソフトプログラムを融合させる斬新なアイデアが素晴らしい。エンジニアの私は随所に出てくる専門用語とロジック、技術にニヤニヤしながら読んでしまいました。

 エンジニアだと三倍増しで楽しめる作品。私は大好物でした。もちろん普通に読んでも面白いです。
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